八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

質と量

2011年04月26日 23時23分56秒 | 指導・育成のうんちく

仕事が忙しくなりすぎて、キャパを超えた時にどうするか、私のポリシーは、「量をこなさなければならない時は質を落とす」ということです。もちろん、これは、ホワイトカラーの事務仕事のことであって、日本の強みである、製造業や技術に関しては、質を落とすなんてことはあってはならないことです。

 

しかし、日本においては、製造業の生産性の高さに比べ、事務部門の生産性の低さが長らく指摘されてきました。所謂、残業が常態化した長時間労働です。事務部門の仕事は、どれだけ長い時間をかけて、企画書の見栄えや、体裁を精緻にしても、それによって結果が比例するものでもないからです。しかし、そこで見栄えをよくしたり、体裁を精緻にすることで、上司がそのまた上司にプレゼンするのに都合が良かったりして、上司が喜んだり、評価をしてくれるため、こうした意味のないことが延々と繰り返されるのでしょう。

 

しかし、私自身は、そんなことで長く会社に残るのは嫌なので、昔から、時間内で出来ることしかしないという主義でやっています。

 

また、上のような上司の受けを気にするということではなくても、個人の特性による仕事の進め方での問題もあります。仕事がたくさんある時を、広い農地に例えて言えば、まずはトラクターで全体をざっとならしてから、細かい作業をする必要がありますが、最初から、小さなところを鍬でせっせと掘り起こすような仕事をする人がいます。こうした人は、何かを深堀するのにはいいのですが、仕事量が増えたり、減ったりするような状況には到底柔軟には対応できません。

 

こうした人の個性によって仕事を割り振りすることももちろん大切ですが、社会人となり10年以上経ったら、仕事の質と量をどのようにコントロールするのか、自分なりに学ぶことも必要だと思います。

 

チームづくりも多少似たところがありますよね。贅沢をいえば、打って、守れて、投げられる選手が揃っていれば、一番いいわけですが、なかなかそういうことはありません。その時にどうするのか、が戦略になってきます。全体の底上げをするために、全力疾走などの意識改革を行うのか、投手力や、走力など、どこか一点に絞って、伸ばしていくのか。質と量のどちらに重きを置くのか、どういう掛け合わせに重きを置くのか、が戦略なのでしょう。それすら考えていない人は、マメジメント、管理監督者には向かないのだろうと思います。

 

もしドラは読んでいませんが、質と量のバランスは、何でも大切な要素ですよね。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿