日米野球は、侍ジャパンが3連勝で早々に勝ち越しを決め、最終戦では負け投手にはなったものの、大谷翔平が手応えを感じるピッチングをして、日本の3勝2敗で閉幕、と思ったら、今日も試合をやっています。テレビの右肩には、ずっと「最終戦」のテロップが出ています。???です。
オフィシャルサイトを見てみると、今日の試合は親善試合だそうです。ですから、公の日米野球はやはり第5戦で終了だったわけです。しかし、公式戦でもないのに、正式試合と親善試合を分ける意味は何なのでしょう?
サッカーだとW杯を頂点とする公式戦はもちろん、親善試合でも一定のルールを満たせば、国際Aマッチとして認められ、ランキングに活用され、記録は正式なものとして残ります。
ラグビーではテストマッチがそれに当たり、キャップ数いくつというようにやはり記録に残ります。
それに対して、日米野球の本戦5試合と親善試合の違いがよく分かりません。本戦前の2試合は、ソフトバンク・日本ハム連合軍、巨人・阪神連合軍だったので、代表チームではないという意味ならまだ分かります。しかし、今日の試合は、本戦5試合同様、日本代表とMLBオールスターです。よく分かりません。
観る側にはまったく関係のない、スポンサーや権利関係での違いなのでしょうか。こんなところにも、野球がグローバルスポーツになりきれない理由がありそうです(まあ、どんなに頑張っても野球がサッカーのようなグローバルスポーツになるとは思えませんが)。
本戦と親善試合の違いについては、私見ではありますが、試合数を奇数としたほうが最終的な勝敗を決めやすくなるので、本戦5試合、親善試合1試合と区切ったのではないかと想像します。
ただ、日米野球のオフィシャルサイトをはじめ、メディアに対して本戦と親善試合の違いを説明しないまま大会を開催するはずいぶんと不親切だな…と思ったのが正直な感想です。
確かに、勝敗を決するために、本戦奇数、前後は親善試合、ということはありそうですね。
でも、やはりその辺のことはきちんと説明してほしいですし、メジャーの負けがこんでくると、結局、調整不足だったのかと、やること自体が逆効果になりますよね。やる以上は、ちゃんとやってほしいですね。ローカルスポーツの野球には、難しいと思いますが、他のグローバルスポーツのようにランキング付けをしないと、そういう真剣味は出てこないですね。