プラスアルファ

今の日本はおかしい。
規制緩和して日本を売るつもり?
不安な思いをウダウダ書き散らす日記

おたがいさま。

2018年12月13日 10時11分35秒 | 辛辣うだうだ放題

つい最近の出来事。

仕事の道具や材料を入れるために、
ダーは近所の古いアパート下にある車庫を知り合いから借りていた。
昔は小型の車が多かったので、アパート下の車庫も需要があったとは思うけど、
今の車は軽自動車でも車高があるので、なかなか使う人がいない。
ましてや、アパートが古いと安くなるので、
年金暮らしの単身のお年寄りや、生活保護者が入居していることが多い。
その人たちは車を必要としないので、下の車庫は空っぽな物件が多い。

で、
そのアパートの車庫、
最初は管理している不動産やに行って手続きするはずだった。
「たしかに空いてはいますけど……」と、露骨に面倒なカンジを前面に出す。
よくCMも耳にするそれなりの認知度のある不動産なんだけど、
以前、部屋探しをした時も、最初そこの不動産に顔を出した。
ただ、どうにもヤル気のなさが前面にでてくるようで、
そういう態度を見るだけでMは嫌になる。
結局、そこはやめて他の不動産に行って、
現在住んでいる部屋を紹介してもらった経緯がある。
たぶん、そことは相性が合わないのね。

で、そのやる気のなさが今も引き継いでいるらしい。
同じ会社でもほかの支店は全く違うのに、
Mの近所にあるあの支店は、やる気が見えない。
そうはいっても、とにかく道具や材料を入れる場所を早く見つけないと、
仕事にも支障をきたすので、
ここの不動産やが管理しているから仕方ないと思い、
大家さんと交渉してもらうのに数日待ったが、ちっとも連絡が来ない。

たかが車庫。たかがはした金。
……なんだろうね。
でもさ、タダでやってもらうハナシじゃないのよ。
それに、そこで営業しているってことは、小さなことでもMと関わっておけば、
後々、地域の情報とか良い展開がもたらされるかもしれないなんて、
そんな先のこと微塵も考えちゃいないのね。

しかもその物件、ダーの知り合いの伯母の持ち物だと知っていながら、
わざわざ道理を通して不動産に行ったのに、
そっちがそう出てくるなら、こっちもやりたいようにやらせてもらう。
ってことで、直接知り合いに口利きしてもらった。
仲介手数料も面倒な契約も何もなく、
困ってたダーに相場の駐車場より安い料金ですぐ貸してくれた。
もちろん知り合いにはお礼をしたけど、安く済んだ。
おかげさまで無事、物を運びこむことができた。

それから時は流れ……、
その車庫の大家さんの息子さんから連絡が来た。
親が認知症になりかけていて、いろいろ整理するために
アパートも売りに出したところ、新しいオーナーさんが決まり、
Mダーさんの使っている車庫の件も話を通してありますので、
そのまま使ってください。とのこと。
しかも、今までは振り込みだったのに、口座からの引き落としで、
引き落としの手数料も新オーナもちだという。
なんというありがたいことでしょう。

と思っていると、
先月、11月の20日過ぎに、例の不動産から連絡が来て、
管理しているアパートの件、老朽化しているので取り壊すことになったため、
12月末までに退去してくれ。……とのこと。
Mは「この慌ただしい年末に物件探ししろってこと?」と、まず驚いた。
「普通はせめて3か月前くらいに告知しない?」
と、不動産の担当者である支店長に聞くと、
「車庫ですからひと月前の告知で契約上問題はありません」と、
木で鼻をくくったような対応。
その物言いにMはブチ切れた。……と言っても、言葉は穏やか。

「契約上といっても、お宅とは直接契約かわしていないし、
ましてや、車庫といっても倉庫代わりに借りていた物件、
中は車が入っているわけじゃないから、すぐ移動なんか無理よ。
ウチの車庫の利用用途は支店長のアナタもご存じのはずよね。
てか、住人にはいつ告知したんですか?」 
と聞くと、「3か月前」だという。
「なぜその時にうちにも連絡をくれなかったの?」
と聞くと、「車庫だから。」
と、当然のオコタエ。

するといきなり、出川てっちゃんの声が聞こえた
「出川だから。」
いやいや、今は「車庫だから」って言ってたはず。
と、同時にMは、「お・ま・え・は・ば・か・か」と、
こめかみに指を当てて言いたくなる衝動をこらえていた。

「契約上、車庫も倉庫も同じ扱いです」
だと。
そこ、借家法を持ち出すならちょっとワケが変わるデショウが。
倉庫として借りていたんだから、住人と同じ時期じゃないとダメよ。
てか本来は半年前に連絡よこすべきジャン。
いやいや、それ以前の問題なの。
アンタとは契約してないから。

オーナーの代弁してるつもりなら、ホントこの人アタマ悪いよ。
そういう物言いしていたら、こじれる一方だもの。

「じゃあ、すぐ出るからオタクで似たような物件探してくれる?」
というと、
「すぐは無理です」
だと。
ほら、すぐなんて無理ジャン。
なのにこっちにはその無理を押し付けるんだ……。
この人のアタマの中どうなってるの?
「契約」がすべてで、相手が困っていても構わないんだ。

ここの支店はやっぱりオワってるわ。
人と人との繋がりを持たずに、よくもまあ不動産やなんてやってるね。
契約上……だって。笑っちゃったわ。
呆れちゃって何も言う気にならず、
「はい、お宅の方針はよぉ~くわかりました。
もうアナタとお話しすることは何も無いのでこれで失礼します。
どうもありがとうございました。」
と言って電話を切りました。
アナタとはおハナシになりませんってのを暗に言ったつもりだけど。
金輪際、あの不動産やのあのバカ支店には関わらない。

新しいオーナーと話をすると、もう2月には取り壊す準備をしているらしい。
オーナーは逆に、え? この年末に出てって言われた? と、
不動産の対応にびっくりしていた。

……だよね。
普通、驚くよ。
Mやダーだって、ゴロツキじゃないんだから、
相手の都合さえ分かれば、もちろん協力するわけで。

Mは思いましたね。
お互い様でしょ? って。

資本主義だから、持っているものは確かに強いのかもしれない。
でも、持っているだけでは意味がない。
それを有効利用するためには、だれかに使わせたりすることもあるわけで、
そうなるとお互い様の連鎖になっていくはず。

あの不動産や……というか、あそこの支店長は勘違いしている。
「貸してやっている」という意識が強すぎ。
借りる人がいるから成り立つ商売でしょうが。
あまりにも交通の便がよい場所だから、頼まなくても借りる人が多いし、
古いアパートも取り壊す時期で、立地条件が良いからすぐ売れる。
それで大いに勘違いしているっぽい……。

でも、そういう人間たくさんいるよね。
商売していると、
「貸してやる」
「売ってやる」
っていう傲慢な人間も出てくる。
相手にしてくれる人がいなければ、どうにもならないはずなのに。

借りる人、買う人がいてこそ、まわる経済。
なのに、持っているものだけが強いとばかりに、
根こそぎいいようにやらかしているのが今の政権。
……って、話がちょっとそれたかな。

貸してくれるあなたがいて、借りる私がいて、
売る私がいて、買うあなたが居る。
そうしてお互い様を意識していると、
一方的な流れにはならないはずなのに。
すっかり世知辛い世の中になってきている。

血も涙もない資本主義っていうのは、
日本人気質には絶対に合わないのよ。

そんなこんなで、
あの温厚なダーでさえ、不動産やの仕打ち(?)に激怒した。
腹立ちまぎれにすぐ動きだしたMは、近くのよさげな物件を押さえて、
無事、契約にこぎつけた。
新しい倉庫……というか、やはりアパート下の車庫。
借りていた車庫は、もう縁起が悪いとばかりに早々に引越をして、
ダーは舐めるようにものすごくきれいに掃除をしていた。
オーナーは「取り壊すから少しくらい物が残っていてもいいですよ」と、
言ってくれていたので、テキトーでいいはずなのに、
管理会社である不動産やへの意地だったようで。
オーナーに引き渡す連絡をすると、
今月分の車庫代を返してくれるという連絡がきた。

Mはちょっと商売になることを思いついたデスよ。
アパート下の使われていない車庫、利用価値あるよね。
今って、レンタル倉庫が多いけどお高いのよね。
お安く提供もできると思う。
住民専用といっても、車を持たない若者が多いから、
車を持っていて青空駐車場を使ってる人なら、
絶対冬なんかいいと思うけどなあ。
車庫を案内する商売……、
……とか、アイディアは限りなくある。
これみて商売しようと思った人、うまく行ったらMになんかチョーダイ。
と、何らかの報酬を求めるフトドキモノであった。


それにしても、不動産やから「出てくれ」の連絡があったとき、
ダーは、「この世の終わり」みたいに暗くなってた。
というのも、
以前、その道具収納にこれまた古いアパートの一室を借りていて、
2年後に、大家さんが老朽化したアパートなので取り壊すとのことで、
探したのが、その知り合いの車庫だったワケで、
また取り壊し? また引越し??? と。
健康な時ならまだよかったけど、病気になった後は色んなことが億劫で、
今回は車庫の引越と聞いただけで寝込みそうになり、
年末の慌ただしい仕事を考えるとノイローゼになるかと思った……と。

パニックになりそうなダーを見て、
まあまあ、取りあえずイッコずつ目の前のものを片づけよう。と、
あの手この手で叱咤激励しつつ、
Mも気持ちが萎えていきそうになっていたワケで。

ま、しゃあない。
人生とはそういうものダ……。

お蔭でMもそのあたりで精神的にやられてたし……。
チッ! ってカンジ~~。
ホント、あの不動産やの支店長みたいな変な人間に係わると、
ロクなことがないわあ。
向こうもこっちを変なヤツだと思っているだろうな……とは考える。

それって、おたがいさまってことか……。

そういうことで、
なにごともおたがいさま。って思ってさえいれば、
角も立たないはずなんだけど。
オレ様ばかりじゃあ、世の中ギスギスしていくばかりだわ。

という、長~~いうだうだデあった。

 

 




 

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