サンズ・トーク

全盲の天才ピアニスト 辻井伸行さん

昨日、東京の北上野というところを歩いていた。
ふと見ると、何やら急造の看板をカメラマンがビデオカメラで撮影していた。
それで、辻井伸行さんの母校なんだとわかったのである。
手造りらしい看板がいいですね。看板屋につくらせたぎょうぎょうしい横断幕みたいじゃないのがいい。



家でテレビのニュースで、全盲のピアニストが、アメリカの国際ピアノコンクールで優勝したのをみた。
家内とも、「楽譜とか、譜面とか何も無くとも、鍵盤のありかを間違えることなく、そして曲を全部空んじているのは、凄い凄い」と言っていたところだったのだ。
そして、彼のお母さんがまたいい。とても明るい。

私が街を散歩するのは、健康のため、そして、偶然にでも、このような天才のありかに行き逢えるとかは、思いがけない余禄でもあるのだ。

ただ散歩してただけじゃない。
この日、盟友のK社長と一杯やる予定があったのだ。
そして、はからずも、Kさんとの話の成り行きに、音楽に話題が及び、彼のクラシックへの造詣の深さに、不遜ながら、実に感動した次第だったのだ。

この日も、美酒にめぐり合えてよかった。

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