昨日、成田空港行きの京成電車にのっていたら、中国人らしい3人の乗客が、それぞれ大きなキャリーケースを抱え、その内のややご年配の婦人がキャリーケースの上にアキバかどこかで求めたらしい電気炊飯器のダンボールを括りつけていました。
観光旅行の帰りらしく、炊飯器が東南アジアの人気商品であることは知っていましたので、ご苦労さんという思いで眺めていました。
炊飯器は、ゾージルシ。
パッケージにはいろいろな日本語がプリントされていましたがこれがとっても興味深い。
先ず 三段圧力極め炊き。これは炊き方のテクニックのことだろうか。
保温見張り番とある。これは温度センサーがチェックしますということだろう。
つぎに 本格ツイン対流とあるのは何だろう。
はてさて、熟成炊きメニューとある。
さらには、真空かまど釜とかいてある。
いろんな機能とか、テクニックとか、炊飯器の特別スペックみたいなものが、断片的に網羅されているようなのだ。
にこやかに談笑しているこの3人組み。
帰国後には、この炊飯器でご飯を作るのだろうが、これの使い方、ちゃんとできるのだろうか。
勿論、中国語の取扱説明書が入っていて、それには懇切丁寧に書いてあるのだろう。
しかし、ご飯の炊き加減というのは、調理する人、食べる人の主観や思いいれがあるはずなのだが、その機微が理解できるのだろうか。
我々は、豊葦原瑞穂の国といわれた古くからの米食人種。
ご飯の炊け具合については、繊細で、相当やかましいのだ。
でも、ダンボール箱に記されている文字について、もしも私に聞かれたとしてもどう答えたらいいかわからない。
中国人は、グルメについては中華料理の美味を創造してきた人々だから、うまくやれるのだろう。
だけど、日本の米はジャポニカ米。大陸の米は長い米やタイ米みたいなものもあるだろう。
上手く、美味く焚けるだろうかと余計だが心配になったりする中国人旅行者たちでした。
そして、私は、空港ではなく、手前の成田の駅で下車したのでした。
JR成田駅の看板提灯。
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