サンズ・トーク

北海道の地震

この度の北海道の胆振東地震は、地盤崩壊の影響が酷かったことが目立つ。
それと、社会インフラへの破壊力というか、ダメージが多きかった。

まず、地盤の崩壊。
映像を見ると、山の斜面がずり落ちて、平地、田畑、家屋や集落に押しかかる。押し流す。破壊する。
また、平地や街、集落の地盤が液状化により、ベコベコに陥没する。泥や水が噴き出る。
多分これらは、火山灰土で覆われているなどで、崩壊しやすい土壌が多いのだろう。
私は幼少期、函館にいたから記憶があるが、道南には駒ケ岳とか恵山などの火山があって、あの方面の土には軽石が混じっていると思う。
室蘭のぐるりは噴火湾というぐらいで、洞爺湖、支笏湖なんかも火山含みの一帯のはずなのだ。

社会インフラへの影響。
電力供給がワンレーンみたいで、有力発電所が故障すると、北海道全部が停電してしまうようで、殆ど心もとない。
これが波及するかして、電車汽車、北海道の動脈が全部ストップしてしまう。
千歳空港も女満別空港も函館空港も、全部一斉にアウトになってしまう。
本州にわたる人、帰りたい人は函館までやってきて、フェリーに乗船しなくてはならない。

こういうふうに、1発の地震で北海道全部がアウトになってしまうのは、普通に考えるとシステムとして極めて薄っぺらに思えてならない。

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