片方で、ギリシャの財政危機のニュースが映し出され、世界経済にとって緊迫した展開になっていることが報じられている。
ギリシャの借金についての債権者会議では、ドイツのメルケル、フランスのサルコジがEU諸国に借金の5割免除という救済案を苦労して納得させた。
と思いきや、ギリシャのパパンドレウ首相は、国内に対し、EUからの緊縮政策を呑んでEUにとどまるか否かを国民投票によって、意思統一しようと決意したらしいのだ。
EUは、更に困った。
ギリシャの債務の期限は次々到来するのだが、ギリシャはなに考えているのやら、また、その見通しが不明確な段階では、債権国はニューマネーを投じられないと、先行きは更に分らなくなってしまった。
カンヌでG20サミットで会合しても、ギリシャがこれでは全く埒が明かないのだ。
も一つ、野田首相は、日本の極端な財政不均衡の是正策として、参加国にたいし、日本の消費税を上げることを公約したのだ。
野田首相のこの消費税引き上げの国際公約は、日本国内では、必ずしも理解納得は得られていないではないか。
私は、消費税引き上げには反対である。
カンヌへいってそんないい加減なことを約束してもらっちゃ困るのだ。
これしきの独断専行は民主党初代の鳩山氏以来の悪い癖ではないのか。
マクロ経済学者のMさんは、2013年は日本にとって、景気が悪くなる、デフレが更に昂進する。国内産業の空洞化が進む。消費が落ち込むなどで、本当に恐慌みたいになってくると予言されているようだ。
その理由、東日本大震災の復興需要は早くも息切れがしてくる。雇用情勢はいっそう厳しくなる。所得税、法人税、消費税の引き上げがこのころになって、いよいよ具体的となり、消費心理が極めて沈滞するということのようである。
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