民主党は二つになるのか

来月、民主党は総裁選挙になるようだ。今の菅総理・総裁と、前の小沢幹事長が水と油状態で、血戦、対決になる。

鳩山前総理は、菅さんを支持していたが、小沢氏支持に変心、豹変した。
そして、超円高、株暴落、日本の産業が崩壊せんばかりの難局なのに、政府与党は的確な手を打つことを怠っている。

鳩山氏は、つい４ヶ月前、沖縄の米軍基地問題を、もとの辺野古に決めて、沖縄、徳之島から総すかんを食い、福島社民党に連立を去られて、国難だといった。
国難というのは、中世、強大な蒙古勢が九州に侵略してきた元寇のような災難を指す言葉であって、米軍基地問題など、自らの判断の甘さや、信頼のなさが原因では、国難とはいえない、人災だと、あのとき思ったものだった。

民主党が真っ二つになって、総裁を争い、遺恨の応酬の色が濃くなってしまった。
政治とカネの問題で、鳩山と小沢両氏が退陣して、菅さんに後を託したはずが、ほとぼりが醒める間もなく、当事者として登場してきた。

民主党は今後とっても大変。だって、衆参ねじれているうえに、党内むちゃくちゃになるのだ。

日本経済は、どうなってしまうのか。
海外に生産拠点を移せる大企業は別として、国内型中小企業は、円高倒産に追いやられてしまうのではないか。
強い経済、強い財政、強い福祉というのは誰が言っていたスローガンだったのか。