その本の2016年版というのを借りてきて、読み始めた。
2017年版というのの書評が新聞に載っていて、それに触発されたのです。
今、2016年版の始めのところを読んでみたが、すっかりそうなんだ。全くだ。という思いがしているのだ。
「インフレ目標政策を採用した日本の企業収益が拡大したのに対して、個人の実質賃金が急速に悪化していった。」
世界中の中央銀行が低金利ないし金融緩和策を競うようになって、空前のカネ余りとなり、国債市場から株式市場に資金が流れ、バブルの素地が強まってくる。
経済成長に置き去りにされる人々が増えてしまい、現在の政治に対して不満が高まる。
などなど、いろんな警句があって、早い話、アメリカの大統領選挙にからむ国民心理も以上のような経済パラダイムの変化が如実に跳ね返っているみたいなのだ。
アメリカ、中国、日本、EUなんかの景気動向、個人の経済事情や心理なんか、思いを巡らすためのヒントが得られるのではなかろうか。
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