サンズ・トーク

袋田の滝

ドライバーの彼女は、私よりも運転は熟練。それもそのはず、旦那さんと冬は週末ごとにあちこちの雪山へスキー、スノボに遠征している。

滝は、久慈川の支流、滝川の豊かな水が山の鞍部に狭められ、巾が73㍍の岩盤をパノラマのように落ちている。


 
写真の滝は三段だが、その少し上にもう一段あり、四度の滝といわれる。
3名瀑のあと二つは日光、華厳の滝と、和歌山、新宮の那智の滝、両方とも一本棒の滝だが、袋田の滝は四段構えなのだ。
この滝は、冬、寒いと凍結するとのことだが、暖冬傾向で今年はまだ凍っていない。



昨年、新しい観瀑台が44㍍上に増設された。ここから見ても、上流は見通せず、両脇ともそそり立つ急斜面なので、さぞかし上手は人跡まれな深山幽谷かと想像される。

ところが、あとでグーグルマップのサテライト画面でみると、これより上流は田畑や集落、そしてゴルフ場さえある盆地になっているのだ。豊富な滝の水量の元は、さらに盆地の奥の高みの山地から発しており、懐が深いのである。
こういうことが判るというのも、インターネットのお陰で、凄い情報ツールだということを実感する。

袋田から久慈川の本流を上手に遡ると、すぐ福島県の矢祭村になる。
町村合併しない宣言をした、独立独歩村として、地方改革の話題を集めている。機会があれば、矢祭へも行って見たいと魅力を覚えているのだ。

袋田と矢祭は、久慈川とJR水郡線で一本、貫かれている。
久慈川は鮎がいいらしい、ローカル線、水郡線もよさそうだ。ここらはコンニャクの産地だ。
想像は、あれこれ、どんどんと広がる。

リゾートも、ご馳走と温泉を楽しむだけでなく、その地の地勢、風土、伝統などをも、愛でることで、更に楽しめるし、リピートしたくなる、そんなものだ。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「旅」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事