戯画じゃないが、昔の本屋は、立ち読みしていると、因業なおやじがはたきでこれ見よがしに本棚の埃をはたきまくるイメージがあった。
未来堂の店は、立ち読みどころか、座り読みがOK.
お茶しながらそこらの本を読みちらし、買わなくたってかまわない。
それが新しいのかも知らないが、どうも私ごとき昔人間からすると、馴染めないのです。
本・書物・書籍には、知的情報が詰まっていて大事に取り扱うべきものである。
読みたい人は、畏敬の心を持って珍重しなくてはならない。
福沢諭吉の時代ならば、貧乏書生には本は高価で購入することができない。
拝借して、返却までのわずかな時間で写本して、それをむさぼるように勉強した。
書籍知識の大本山たるべき本屋が、こんなフワフワしたやり方で本を売ってもいいもんだろうか。
こういう本屋。私にはなじめない。落ち着かない。
これって、本の大衆化なんだろうか。ネットサーフィンみたいな時代の潮流なんだろうか、私にはどうも何ともナジメナイのでした。
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