幼稚園は、Y団地の中にあり、この団地は幅広な中央大通りが車進入禁止になっていて、通りに面して幼稚園がある。
運動会は、団地内の運動場を兼ねた公園で行われる。
団地の催しみたいで、住人も自由に出入りできる柔らかな雰囲気がユニークに映った。
ママは、腕章をつけて、園児の面倒をみてあげるサポーターを引き受けている。
Mちゃんは、手首に黄色のボンボンをつけてお遊戯。
音楽に合わせてダンスを踊りましたが、これはパパに、随分テキトーに踊ってるなあと言われていました。
ママと一緒に、駆け足でマネキン先生のドレスに花をつけてあげるゲームをやりました。
おじいさんと一緒にキラキラのれんを潜って、手製のペンダントをつけてくれるゲームもやりました。
Mちゃんの組が出番でないときは、園児席で観覧しているはずなのです。
ところが、組別リレー競争で、園児や父兄が走っていると、Mちゃんはひとり席を立って、走者のレーンと平行に走ってゆくのです。
担任の先生、あわを食ってMちゃんを捕まえに本部席のほうに追っかけて行きました。
自分の出番かどうか。という意識もなくて、一緒に走ろうと思ったのかどうか。
とにかく、みんな座っているのに、Mちゃんだけ疾走しようとするのは、走りたいという直感が作用したものかどうか。
不思議なことするんだねえ。この子。
年少組、年中組、年長組、ちいちゃい子の遊戯や体操をみたあと、卒園児(小学生)のかけっこも大勢居て、ああ、こんなに子らが沢山、将来の日本の柱になってくれるんだ。
心強いぜ。
そんな心持で、Mちゃんの背中をそっとなぜてあげたのでした。
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