サンズ・トーク

東北太平洋大地震から四日目

大地震から四日目、状況が次第に明らかになってきて、被害の深刻さが浮き彫りになってきました。
ことに、津波が繁華な集落に襲いかかるさまは、まさに恐怖そのものです。
それと、福島の原発事故。原子炉の隔壁が損傷し、放射能が大気中に大量に拡散する危険がせまってきたようです。
何とか、大事にいたらぬよう、修理、回復できるよう、我々はただ祈るのみです。

こんな中で、人々は、不自由に不平を叫ぶこともなく冷静に秩序を保って行動しています。
電車など、通勤の足が計画停電とかで急に運休したり、計画停電のお知らせが二転三転して、事業者も一般人も行動を狂わされた。でも、非常事態なんだからと、あえて苦情は表面化しなかったのは、日本人の美質と思っていいことだと感じます。

そんな中で、あえて私の思った残念なことが二つ。

まずその一
東京電力が計画停電を初めて実施したときのこと。
津波の被害を受けた千葉の旭市、ここが第一番に停電を割り当てられて電気を止められたこと。
旭市は天保水滸伝の飯岡助五郎の故地。飯岡漁港がある。
この飯岡に津波が押し寄せ、死者7人、行方不明4人、家屋の全半壊100棟以上という大惨事。
よりによって、こんな気の毒な地域を第一番に停電にしなくてもよさそうなものを・・・・。

残念なことその二
史上最大の地震、津波被害を前に石原都知事の発言。
これは天罰だ。津波で人々の我欲を洗い流せ。
多数の死者、不明者が出ている中、津波に生き残った人は、家、家財をなくし、身内を見失って途方に暮れているところでの発言とは思えない非情な言葉です。
政治家とも思えない、首長とも思えない発言です。我欲があるのは誰だ。

こんな中で、次男の嫁さんの弟、Nちゃん。
彼は、習志野消防署の誇り高きレスキュー隊員。日頃、厳しい訓練で鍛えていることを聞いていました。
レスキューの全国大会で、常に活躍している人です。
その彼が、千葉から選抜されて、被災地に救助隊として派遣されて行ったのです。
がんばれ、Nちゃん。

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