「マリーン」 ラブラドルレトリバー(メス)10歳
がん特有のにおいを嗅ぎ分ける訓練を受けた
「がん探知犬」である。
自覚症状がない「早期がん患者」や、様々な「がん」に対して、「におい」をかぎ分けただけで、「がん患者」を特定することが出来る。
以前から「マスコミ」に取り上げられ、TVなどで紹介されていたが、このたび「子宮がん」など「婦人科がん」をほぼ確実に判別できることが確認された。
現在、世界中のあちこちで「ガン探知犬」を使った研究が盛んに行われている。
「がん」は、日本でも多くの人が患い、そのうちの1/3の人が死亡するという、死亡原因1位の病気である。しかし、死亡原因1位の病気の「がん」でも早期に発見することによって9割の人が助かると言われている。
においの嗅ぎ分けで「がん」が判れば、時間がかかる検査や、苦しい検査を受けなくていい。
「犬が感じているにおい物質を特定し、早期発見の技術につなげたい」・・・と教授が言われているが、是非実現してもらいたい。
<以下 読売新聞記事全文>
がん特有のにおいを嗅ぎ分ける訓練を受けた「がん探知犬」が、子宮がんなど婦人科がんをほぼ確実に判別できることを、日本医科大学千葉北総病院の宮下正夫教授(外科)らが確認した。
この犬は、大腸がん判別で既に成果を出しており、乳がんや胃がんについても実証実験が進行中。宮下教授は
「自覚症状がない早期がんでも嗅ぎ分けられる。犬が感じているにおい物質を特定し、早期発見の技術につなげたい」と話している。
尿1ミリ・リットルでかぎ分け
この探知犬は、千葉県南房総市内の専門施設で訓練を受けた雌のラブラドルレトリバー「マリーン」(10歳)。判別試験では、尿1ミリ・リットルの入った試験管を木箱に入れ、その前を研究者に連れられて歩く。がんのにおいを感じた時は箱の前で座り、それ以外は通り過ぎるように訓練されている。
子宮頸がんや卵巣がんなど5種類の婦人科がん患者43人の尿では、マリーンはすべてがんと判定した。子宮筋腫など、がん以外の婦人科疾患29人の患者の尿では、1人分を誤ってがんと判定したが、それ以外は間違わずに嗅ぎ分けた。
大腸がんについては、尿ではなく呼気を使い、9割以上の精度で嗅ぎ分けられることを、九州大のグループがマリーンで確認。昨年1月、英医学誌に発表した。宮下教授によると、乳がんや胃がんの判別試験も順調に進んでおり、それぞれ6月の日本乳癌学会と9月の日本癌学会で発表する予定。がん探知犬の能力を科学的に検証した例は、世界でも少ないという。
<ガン探知犬支援募金PFP サイト>
ちなみに こちらは 我家の黒ラブ
「B0SS(ボス)」 オス 大柄 体重37kg 享年11歳10か月
特技:なし 体に似合わず甘えた・・・夏でも寝転がっていると、ベッタリ寄り添ってきた
体はでかいが いたって臆病 小さい犬にほえられて後ずさり
それでも かわいかった・・・・・