「評論家」という最悪最低な職業の、更にその真似事

事象を己自身の価値判断で論じることはとても恥ずかしい事である。
ましてや一文にもならないのに書くなんてただのバカ

なぜバッシングがいけないのだろう?

2011-01-09 11:23:32 | グルーポン系商法
ネットユーザーとマスメディアが肝に銘ずべき グルーポン“スカスカおせち”騒動の真の教訓【岸博幸コラム】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

堀江氏の発言にしても一見冷静な意見に見えて、実は全く論理的ではないとしか当方には思えません。
当事者が反省しなければいけない事案としながらも、謝罪もしたのだから過剰なバッシングは控えるべきでは、という話になっています。

それは本当に対処としては正しいのでしょうか。
謝罪という形よりも、このようなことが二度と起こらないようにするのにはどうしたら良いのだろうと考察する方が建設的だと思えるのですが違うのでしょうか。それについては未だにバードカフェは全くの無言、グルーポンも理念しか書かず具体的に何をするかは不明瞭です。チェック体制の構築と言っても一体何をするのか、あの投稿を見るだけでは分りかねます。
なのに、今現在でもクーポンの販売は継続中です。
現体制で問題が発生して、それについて対策を取ったのだったら対応前に発表したクーポンは一度引っ込めるべきなのでは?

冷静に反省を求める、と言った所で相手の改善策が再発防止にもなっていないとかは指摘して良いはずです。そもそも、バードカフェの社長がなんで辞任しなければいけないのか、辞任で責任を取れるのか、そういう検証が全くないのは致命的だと思います。
先にも書きましたが、私がもし、自分が担当している時にこのようなことを起こしていたとしたら腹を切っています。
でも、それはあくまで個人的にしたいという独りよがりのけじめのつけ方であり、そんな事をした所でお客様の迷惑にはなれ、何の得にもならない以上は責任も取ったことにもなりません。
一軒一軒土下座して回ったとしても、それで許されるなんて思わない方が良いでしょう。

本当は、何があったのか。
どうしてこんな事になったのか。
それについてどう思うのか。
今後はどうするのか。
ご迷惑を掛けた人にはどう償うのか。

などなど、を公の前に立って説明を行う必要があるはずです。
他の商品ならいざ知らず、セレモニー商品を扱うのにはそれなりの覚悟と気位がいるはずです。
半額おせちなんだから、この程度で許してやれ、という意見は自己責任論としては上等ですけど、そんなことを言い出したら格安の自動車が運転中に分解して大事故を起こしても買った側の責任になるでしょう。
いや、百歩譲って買った人に全責任を押付けたとしても、巻き込まれた人はそんな安い車が走っている地区に、県に、日本に住んでいるからリスクを背負えという話になりますか?
そんなのが続いたら全体が「価格のためにならある程度のリスクは仕方が無いと受け止めるべし。それもまた経済」がまかり通るみたいな世の中にはなりませんか?
違いますかねえ。

この手の商売がそれなりに上手く行くのは、先達がきちんと確実に、仕事に責任を持って遂行してくれたことの信用、信頼があってこそ成り立っているんだと思うんです。
昔、メイドインジャパンの商品をアメリカに持って行っても、まるで今の中国製のように粗製濫造を疑われたそうです。
でも、先達達の努力の末に評価が180度逆になりました。

でも、ちょっと前までは消費者だった経営者は、そのような先達が築いてくれた信用に更なる信用を重ねるのではなく、利用できる物は利用して、その上で泥を塗っているのではないでしょうか?

わたしは、半ば感情的にグルーポン、バードカフェを叩いてます。
ただの私憤です。それは認めます。
ですが、私憤でもこの異物を排除しないと日本の信用はがた落ちなのではとも思っています。
少なくとも今までの事故は、それでもプロがしていた事でした。
悪いという認識もあって、なお踏み込んでいた不祥事でした。

ですが、悪いとも思わず、思えず、思うに至らず起こしてしまったという不祥事に、狼狽しているわたしがいます。
いつから日本は素人に過大な評価をしてしまう国になってしまったのでしょうか。

プロなんてコストが掛かるだけ。
いかに素人だけでプロの仕事をさせるか。

そんな奇妙な生産技術がまかり通った末の事件なのでは、と技術立国でしか生きられないのにそれに影を落しそうな本件に不安を覚えております。


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