「評論家」という最悪最低な職業の、更にその真似事

事象を己自身の価値判断で論じることはとても恥ずかしい事である。
ましてや一文にもならないのに書くなんてただのバカ

石原の天罰発言のようで、非常に不本意であるのだが

2013-03-12 09:48:27 | 私見
 皆さんはとっくにお忘れだと思うのだが、東日本大震災が起こるまで、津波警報なり注意報をテレビの画面に映されることに一定の抗議をする人たちがいた。
 というか、「津波の上でサーフィンしたい」とのたまう方もいた。

 不謹慎、って言いたいわけじゃなく、実際に目にするまで想像もできなかったんだろう、とは思う。

 というか、このブログではないのだけど今から10年前ほどかな。「津波警報がうるさい、出したって避難しないだろ」と函館の方がいたのでネット上でやりあった事がある。
 あー、ヒロ福地(HTB イチオシ!のキャスター。震災が起きた翌日に避難率を見て「あの地域は云々」と必ずコメントしやがる)のご教授よろしくだねえ、といらっとしたもんだ。「逃げてる人は逃げてる。でも、理由があって逃げられない人だっている!」と言ったところで無意味だと知りながらも。

 ついでに言えば津波警報がなかなか解除されないのは、解除後にもし、50センチでも海潮変化が確認されると翌日気象庁がマスコミにフルボッコにされたから、である。幸いなことにこれは過去形になったが。

 昨日は散々言われたNHK広報だけが、以下の話を理解しRTしてくれた。
 「逃げろ、と言われても真冬の空の下、警報が解除されるまで立たされるのは、たとえ津波に飲まれなくても高齢者、年少者なら命に関わる。警報を出すのと同時に緊急時救援要請は必要なのではないか」

 これらの事情を理解しようとせず、ただ「警報出されてるんだから逃げろよ」「逃げねえんだったら警報なんて邪魔だ」とか言われつづけ、ちょっとでも予想が逸れるとマスコミがフルボッコにするため大きめの潮位変化を出し続けた気象庁をむしろ是として検証しなかった結果。
 家が飲まれ、街が破壊される津波を、誰が想像できた?
 というか、最近の警報の見直しにあるように、むしろ警報がオオカミ少年になってしまった。
 みんなして、むしろ人を逃げない心理に変えてしまったんだ。

 ここでも「東北はー」とか言う意見をツイッターで散見したが、わたし個人の意見では「津波被害を想定してるあの東北でさえ」なんだけどな。東京なんて論外だろ。津波注意報発令中にマラソン大会継続できる神経もってるんだから。天に守られてる自負でもない限り、あの行動は理解できない。

 でね。
 今回ぐだぐだ書いているこれ。
 何が言いたいかと言えば。
 津波のように、目に見える形で被害がでないと、本来想定されてる危機なのに、深刻に考えることができないのかなあ、という話。タイトルには「石原のようで」と書いてるけど、内容はむしろ真逆。天から授かったお札でも持ってるのか、安全対策なんて無策なのに自信満々でいられる元都知事となぜか主旨が一緒になってしまうんだけど、「実際に天災や危機が起こらないと実感できないのか? 想定できないのか?」

 食糧に関しても、高齢化が著しく進んで立ち行かなくなる前に経済作物以外は外国頼みにするのか、国産強化を図るのか、そろそろ決断しないといけないのに、命に関わる農水省の大臣が猫の目のように変わるこの有様。
 つーか、洋上で煮だったコンテナにつまれた食品なんて、放射性物質が入った食品よりも俺なんか怖いんだけどなあ。
 気にしない人は気にしないんだろうけど、地産地消もままならない国は亡びると思うんだがな。

 リスク管理をする人は、真剣に国外脱出を検討された方が良いと思われますよ?
 放射性物質以前に、この国はいたぶれる弱者をいたぶり排除し続けた結果、全てが弱者となった感じで結構詰んだ気がしまする。
 少なくとも欧州は、日本ほど生産者に多くを求めないし職としての地位を低く見ない、と思う。
 サービスするのが当たり前、お客様は神様です、なんてジョーシキがある国には思えない。
 そういう国ならたとえ弱者に落ちたとしても人権までは否定されない。
 普通に働いていて「人殺し」とか「オウム真理教以下」とか言われるなんて有りえない。
 普通は、たとえ食い物に不安があっても国に基準の改正を言うよねー。
 柔道をはじめとする鉄拳制裁的指導法は、日本でしか有り得ないし、それを是としていたはずの大阪市市長から「国際的にみて野蛮な後進国」との判定がくだされたけど、そう。わたしたちはものごっつぃ、無辜の人を人殺し呼ばわりできるほどの精神的な後進国に住んでいるのだ、という自覚はあっていいと思う。


 補足。
 わたしは工作員認定されてる側なんだが、それは別段構わない。
 が、工作員の矜持として津波警報のように「放射性物質危険!」と毎日啓蒙し続けると、ほんとうに皆が警戒するのか? とは問いたい。
 津波警報の件に関しては、むしろ真逆の心理になったのではないか。
 警告を出されるのは結構だが、そろそろその効果なりを検証もしくは自省する時期にはあると思うがな。
 俺が本当に工作員なら、むしろ「放射能危険!」と叫ぶ人をとめねえよ。オオカミ少年は警戒の足を引っ張るだけだからな。

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