「評論家」という最悪最低な職業の、更にその真似事

事象を己自身の価値判断で論じることはとても恥ずかしい事である。
ましてや一文にもならないのに書くなんてただのバカ

産経と朝日を対比すると

2011-03-29 07:23:41 | 雑感
今回はどうでも良い話。しかもちゃんと検証もしていない印象的な話です。
オンラインのニュースで飛び込んでくるリード、そして記事を眺めていると産経はつまるところ菅政権が昨日していないからという結論に帰結して、朝日は原発が被災を拡大しているという結論をとりわけ強調している傾向があるようにみられる気がします。

肝要なのはどちらも被災地をどうやったら救えるのかとか、今何が必要なのかとかそういう方面では全く提言の「て」の字も書いていないというか書けない点では一致している気がします。

そして表紙みただけでげんなりとしたのは週刊金曜日。
この未曾有の震災で表紙が「原発震災」とかなんの冗談かと思う。
あんたんとこは弱者を救済するための雑誌じゃなかったんかーい、とハリセンで国外まで吹っ飛ばしたくなるレベル。
いや、中身は違うのかも知れないけどさ。
普通、被災者の事にいの一番で心痛めて欲しいもんだねえ。
原発が一大事だとしても。

という与太話を書いてみたくなったので書いてみました。
お目汚し失礼しました。

ツイッターの功罪。

2011-03-27 15:54:47 | 雑感
震災前にツイッターを始めた理由は朝日のサイトWEBRONZAでホメオパシー肯定論が掲載されていたと聞いた事でサイトを見たけど、議論がツイッターでなければ見る事ができなかった事から、だった。
そんなに使える物では無いと思っていたけど、その予想とは大きく外れ、ツイッターは情報の交換として極めて有用なツールである事を知った。

その最大の理由は自分がフォローした人の、そのまたフォローした人の情報が自分の元へと届くために非常に広範囲に、しかも瞬時に情報が拡散する点にあるのだろう。

そして、この大災害を迎えたことでそれは極めて顕著になった。
良くも悪くも情報が速い。
そしてあっという間に拡散する。
自分が思索するきっかけになるような発想がフォローした人のさらにその先から飛び込んでくる。その人をフォローすればさらに新たな見地が開ける。

だがその一方で誤情報もとんでもない速度でしかも広範囲に拡散する。
津波警報が出された時、わたしは安否確認を求める声よりも「逃げて」を連呼していた。
わたしの経験では地震は結果ではなく始まりだから。
しかし場所が違えば地震は災害の結果で認識されている。(つまり経験がないから津波が来る事を予測できない)

そして事実として津波が襲ってきた。
その時は既にこちらも広範囲に拡大した津波警報に含まれていたのでPCでの意見交換は諦めざるを得ず、そしてまさに当家も津波に襲われた訳だから「人の事を言っている場合か」だったのだが。

ただそんな中でもどうしても看過したく無かったのは「避難場所に言ったら強姦された」と「阪神淡路の話を元に」ツイートする人、そしてそのリツイートが飛び回っていた事であろうか。
その時はわたしがフォローしていた人は少なかったのでどの程度出回っていた話なのかは判らないが、逆にいえばわたしの数少ないフォローでも出回っているのを見続けていたという事にもなる。

実はこの強姦の話、事後に調べて見るとかなり出所があやふやな話なのである。

[日記]阪神淡路大震災の混乱に乗じた強姦はあったのかしらという話

いや、仮に百歩譲ってだ。
百歩譲ってこの話が本当だったとしても今まさに津波に飲み込まれるかも知れないという瞬間に書くべき話だったろうか?
「阪神淡路の一番の被災は人災」
これらのツイートを見て、避難することに逡巡する人はいなかったのだろうか。
本当はひとつひとつツッコミのツイートを入れたいと思った。
少なくとも元記事まで追ってその先に危険な情報を流すなと書いておきたかった。

情報の伝達を恐らく光速のレベルまで飛躍的に高めたツイッターではあるが、その分リテラシーには高いレベルで要求されるかも知れない。
だから、わたしは極力前向きで何も考えていないようなツイートに留めたいのだが・・・。

自分も、誤情報を流している可能性も正直自分が否定できないのだよなあ。
情報は内容と別に印象という物がはっきりとあるし、公式RTではなく部分的に断片化された非公式RTではどんな形で出回るのか想像もつかない。
ので、一日一回はホームで「@関連」を見るのを日課にしている。
そして現在、わたしをフォローして下さっている方とそのフォロワー数で考えれば、それは杞憂だと言う事を思い知るだけだが。(←一応、自嘲ギャグのつもりですけど

本当の想定外。

2011-03-27 07:17:37 | 雑感
放射能の拡散を不安視して帰国者が出る国には核兵器が存在するというこのブラックジョークのような現実を、わたしはどうやって考えれば良いのだろう?

東京にある各国大使館の人間などが西の方へと避難しているらしい。
場合によっては母国へ帰参しているとも伝えられている。

おかしいじゃないか。
福島第一発電所の事故は、確かにこう次々と悪化しているようなニュースが出てくれば不安になるのは人の情として当然ではあるが、考えて頂きたい。
別に福島上空で核兵器が炸裂した訳ではないと言う事を。

何を突飛な、と言われようともこれは歴然とした事実である。
他国を脅すのに核兵器の存在をちらつかせる外交、あるいはそれに対抗するための核の傘を持ち出したと言っても、所詮それは予定調和を期待するだけの物であり、現実に起こった事象には完全に想定外になってしまうと言うことを。

所詮、核兵器なんて天災の前ではがらくただ、と震災前のログに書き残していることを、我ながらどう考えて良い物か、さすがに頭が痛くもなるが、本当にその「まさか」が起きてしまえばご覧の通りだ。
人間の作る業の中でもとりわけ兵器に部類されるものなどガラクタだと思い、その中でも核兵器は使いどころもないガラクタの中のガラクタだと思っていたけど、まさか保有国まで使った後の事をみじんも考えていなかったとは。

これこそ、本当にわたしが今回判った「想定外」でした。
そして各国もまた同じでしょう。

それでも核保有します?
その分、自国の災害対策費用として積み立てておく方が有益な使い方だとは思いませんか?

被災地・東京を考える

2011-03-21 04:44:49 | 雑感
東京を馬鹿にするつもりではないので。
何しろ「ヤシマ作戦」(節電計画)を呼びかけて本当に成し遂げた凄まじさと実績が東京という都市にはあります。
ただ。なんというかあまりにも今回の震災が人の心に与えたダメージは、想定を越えて大きかったとしか。
流言飛語が回るのは仕方が無いとは言え、行きすぎた自粛と買い溜めによるとりわけ燃料の不足、そして絶対的に足りない電力。
これらがボディブローのようにじわじわと浸食しているようです。

気がする、ではなくようです、と書くにはそれなりの理由があって昨日、北海道に帰参された方の話を聞きました。
今の時期に東京から北海道に帰ってきたと聞くとどうしても被爆に対する心配かもと思ってしまったのですが、東京の会社から無期限休業の申告を受けてやむを得ず帰って来たとのことです。

北海道も景気が良く、人を受け入れられる余地があるのでしたらこれを経済圏の拡大と見ることもできるのですが、何しろ東京という大消費地が機能不全のままではお客様が一挙に減ってしまっているという状況で。

一番深刻な宮城福島岩手を救済するのと同時に、東京にどうやって電力を戻すか、人心を安定させるか、経済を復興させるか、あるいは関東圏のリストラクチャーをするか。

どこかが、責任を持ってやらないといけないのではと思います。
そして、今すぐそれができるのは政権だけなのです。

これは認めたくなくてもそれ以外はない事実であります。

【ガソリン】現地の報道機関も対応してくれたそうです。

2011-03-20 23:20:24 | 雑感
当ブログ3月19日付配信記事「被災地のガソリンを奪うTBSとフジテレビクルーを止めて下さいとのお願いが。」の件ですが、TBS様の方では指摘を受けて現地クルーへの指導が為されたとの事が伝わって参りました。


適切に対応をして下さったTBS様には謹んで御礼を申し上げます。
今必要なのは糾弾ではなく共に前を向いて復興を果たす仲間であるという認識の共有かと思い、当ブログの指摘が過度の追求にならなかったか案じております。
現地も錯綜しているんだとは思います。そんな中で即時の対応をして下さった事に重ねての感謝を申し上げます。

以上ご報告まで。