「評論家」という最悪最低な職業の、更にその真似事

事象を己自身の価値判断で論じることはとても恥ずかしい事である。
ましてや一文にもならないのに書くなんてただのバカ

【グルーポン】最終稿を勝手に改変するらしい

2011-02-27 21:47:35 | グルーポン系商法
いずれもグルーポン問題を収集しているガジェット通信より
半額クーポンサービス『グルーポン』の横暴な手法 勝手に特典を付けて店舗側困惑 その胸中を激白

グルーポンで1000人が購入し半額に! → 店舗「やっぱ平日のランチだけにするわ」 購入者Twitterでブチギレ

後者は依頼主の要望を聞いていて書いていなかったか、それとも見落としたかの二択になりそうだけど、前者の方の何が問題なのか理解できない人がライブドアで配信されたニュースのコメントにはあったので、問題のグルーポンの広告を。

59%OFF【1,000円】味も盛付けも抜群のヘルシーコース≪豚の塩角煮鍋・豆腐と湯葉のサラダ等6品≫新潟駅徒歩約2分


【コース内容詳細文中の一部訂正のお知らせ】

本クーポンにおきまして、コース内容詳細文中に、
変更がありましたので、訂正いたします。

■※上記メニューを頼みますと、女性は平日980円休日1,500円、
  男性は平日1,500円休日1,800円で飲み放題を追加できます。

上記のサービスは適用されません。ご了承ください。

購入されたお客様ならびに、ユーザーの皆様にご迷惑を
おかけしましたことを、お詫び申し上げます。
(記:2/16 22:15)


ちなみに今回のブログのタイトルは雑誌「フラッシュ」の記事にあった、お店側が見せてもらった最終稿がグルーポンサイトに上がったときには内容や写真が変わっていた(追加されていた)という話から。
確かに、ガジェット通信にあがっている写真では二箇所ほど空欄があるけど、あれってお店が見た最終稿だったのかなあ。
フラッシュの記事が本当なら、5000円の会席セットとして別のレストランガイドに出していた2500円のメニューを使われたとか針治療院なのにそれを一切省いて痩身エステ店にされたお店とかは酷すぎると思ったけど、今回のもまた酷い。
と言うのもフラッシュ広告とは何か、を考えると当然知名度が欲しい店が集客効果とツイッター、フェイスブックによるフォローや口コミ効果で話題に上がることの二点を期待している訳で、つまり一時的にたくさんのお客さんが来店されます。

そうでないのならフラッシュ広告なんて意味さえもない訳で。

ところが、飲み放題定価制とは何かと言うと、店の回転率も犠牲にしてまでお客の来店動機を上げる広告的販売方法である訳で。

そもそもフラッシュ広告で「飲み放題定額制」なんて出すこと自体が如何にフラッシュ広告が機能していないのか、自分たちで証明していることになる訳で。

で、飲み放題時間性定額だと当然客の回転率が下がる訳で、するとフラッシュ広告で大量に来る新規のお客さんのみならず、常連さんが座る場所さえ確保できないという事が当然ある訳で。

このお店に行った営業は
馬鹿なんじゃねぇの?
と思う訳で。

広告というよりも営業妨害ですわ。
こんなことはマーケティングの「いろは」の「い」以前の問題だと思っているんだけど、一体どんな社員がコンサルもどきの面で広告を取りに言っているんでしょうね?

まあ、数字(単価×クーポン販売数)の事しか頭に無いようなのばかりなんだろうなあ、とか思っちゃうんだけど真実はどうであれ結果がこうならばそう書かれても思われても仕方がないっしょ?
というか、座席数も決まっている店舗で飲み放題までセットしてクーポンを販売するなんて、どんなマーケティングをするつもりだったのか教えてたもれ。

来るべき時が来た

2011-02-26 21:10:14 | 中小企業と経済
中国でバカ売れの子供服会社社長 メイドインチャイナに仕返し
読んで快哉を叫びたくなる一方で「中国に仕返ししたかった」と明るく答えられる社長さんの言葉には胸を締め付けられるような気がします。

なぜならば、どんなに品質がよい物を作ったとしても、それが消費者の目による選択を受ける前に商社、流通によって「もっと安くしろ」、そして「できなくても構わないんだ、中国ならもっと安くできる」と一蹴され粗製乱造を強制されて来たのだろうから。
また、銀行も(最近はちょっと違うのだけど)経費、特に人件費を圧縮しない限り融資を断られるという事もあり。

それでも倒れず生き残り、そして実を結ぶに至るまではどれほどの困難があったのだろうかと考えるだけで、こちらの背筋もぴんとするような想いがあります。

なぜ、真っ当な事業や商売が先に倒れるような時代になったのでしょう。
こんなにも世は情報化社会だというのに、なぜ偽装をするような会社の方が勝ち抜ける時代になったのでしょう。

そして、なぜ中国の人の方が真っ当な商品を求め、それに対する正当な対価の支払いを惜しまないのでしょう。

服の話だと例えば吊るし用のハンガーをかけたりそのまたハンガーを作ったり、服に袋をかけたりと裾野が広い産業であるはずなのに、そのほとんどが外国の、特に中韓によって淘汰されました。
また他方で「中間業者の排除こそ低価格の原資」のように問屋や市場を潰してきました。

それらのつけが職場の減少に伴う働き手の減少、更には内需の減少につながり、専門の中間業者の目を通さないことで偽装商品が跋扈する事態になったとしか思えないのですが。

「暖簾にかけて」とはよく言ったもので、昔は、というか今でも真っ当な商人は看板の名にかけて不具合品は販売できなかったものです。
何しろ信用第一でしたから。
今では専門性どころか誰が売っているのか分からないような売り場の方が普通で、お客さんが接するのはパート、バイトのレジ係くらい、場合によってはレジさえも機械というくらいな感じなので、不具合品を買ったとしても店に苦情を言う前にメーカーのほうにテレビの取材が来る始末。
それは当然なんだけど、阿呆なのか流通までもがてめえも被害者みたいな面したがるから、よくもよくも恥かしげもなく「いい商品ばかり」みたいな事言えるもんだと感心もします。

言葉が荒くなりましたが、言葉にはできない困難があり、それを乗り越えたからこそ花開いた結果なのでしょう。
僭越ながら心から賛辞を述べさせていただきます。

批判しても直る訳もないのが・・・

2011-02-25 17:44:36 | 雑感
朝は事務所を開いて事務を片付けながら余裕がある時はNHKの連続ドラマを見たりするのが日課になっている。
今のドラマはなかなか伏線の張り方が絶妙であり、龍馬伝でつかったカメラワークまで持ち込んでNHKの底力を感じさせるので侮れない。

が。今日はそんな話では無く。
ドラマではなくワイドショーを見て流行の色などを定点観測するのが日課なのだが、今日のワイドショーはそんなことは抜きにして酷かった。
日テレもテレ朝もTBSも震災の話だったが、特にフジの番組構成が酷いように感じてすぐにNHKに戻して、事務所のテレビを流しっぱなしにするのを止めた。

自分が見ている時、フジも含めて各局が流していたのは足を切断することになった学生さんのことだった。
それを取材するだけでも鬼だと思うのだが、フジのリポーターはもっと心理的負担になりかねないことまでしていたらしい。

フジTVアナ、地震で足を切断した男性に「もうスポーツできませんね」とインタビューし物議

そりゃあ、物議にもなるわな。
人の情があるんだったら、この記事がほんとうだったら、こんな取材は出来ないだろう。

しかし、確かに心当たりもある。
前にも書いたが当地は震度6強の地震が20年に3度の周期でやってくる。
だが、地震慣れというべきなのだろうか。
早朝に地震があったとしても定時には店のシャッターが全部開いて営業をしているような土地柄でもある。
道路がぐちゃぐちゃになっているのに、店内を片付けながらの開店であったとしても日常に戻っているのはシュールな光景なのかも知れない。

が、テレビ屋にとっては面白い訳もないらしい。
バラバラとヘリが上空を何度か通過するのだが、撮影していてもテレビではそれらが一通り流れた後、いつの間にか撤退し、以降は全く取り上げる事もなくなり、そもそも地震があったことさえ無かったようになる。
強いて言えば津波警報が出た時に、それでも逃げない人を俎上に上げる程度か。

昨日のニュースでは夜間外出が止められているのにも関わらず、夜間に病院に侵入して捕まった報道関係者がいたらしい。
なぜ夜間外出を禁じるかと言えば急な倒壊により瓦礫に埋まったり落ちたり、あるいは余震があって巻き込まれたとしても夜間では対処により多くの人的、機械的資源の投入が必要であることは、一定の学歴があれば分かっていて当然だと思うのだが根性も無いくせにパパラッチ気取りでいたのだろうか。
ならば逮捕も当然の帰結であろう。というかNZの警察当局に無駄な労力と税金を使わせただけでも、同じ日本人として恥ずかしい。

それといい加減72時間とか連呼するのは止めないか。
誰のために「では今後はどのようにしたら救命される可能性が上がるのでしょうか」と真顔で専門家に聞くのだろうか。
家に帰った後で録画に映っている自分の無神経な司会進行を見るなりしてに鬱になったりすることはないのだろうか。

心臓が鉄で出来ているのか、脳内が脂肪酸化されているのか、とにかくワイドショーというのは不思議な生き物によって作られているなあ、という感覚しかない。

マニフェストは守るべきか、否か。

2011-02-23 23:01:33 | 政治関連
小沢氏の側近、松木農水政務官が辞表を提出(読売新聞) - goo ニュース

松木謙公氏が政務官辞任を表明したのは、菅内閣のマニフェスト無視とは別問題のようだけど、ここ数日のマニフェスト違反の菅内閣には義がないという意見には首肯しかねる点も多いので、ここはひとつ、松木氏が担当されていた農政について考えてみたいです。

農政のマニフェストだと戸別補償制度になると思うのですが。
さて、実際にこのマニフェストが表明されてから何が起こったか。

そもそも戸別補償制度とはなにか。
戸別所得補償制度とは?All About

簡単に説明すると、補償制度に参加した農家の反収を一定の金額で算定し、その農地面積分で得られる収入を下回った場合、その不足分を国が補填するというものであり。

つまり、農家は農地を持っていれば天災が起ころうとも、あるいはもっと極端に仕事をしなくても、一定の収入を得られるというシステムです。
で、どうなったかと言いますと、補填率が大きかったのは関東の兼業農家であり、北海道では、しかも減反に協力してきた農家ほど補助が無いどころか負担ばかり増えたという話に。

しかもこの戸別補償があるせいで補償を受けらるかどうかも決まる前から流通の側より価格の根引きを打診され、値下げしても補償が出るんだからと推しきられたという。

まあ、(流通が価格破壊分の補助にするので)消費者の側からしてみれば、あるいは名ばかり農家の側からしてみれば悪い精度ではないかも知れませんが、真剣に農家をやっている人からしてみればとんでもないマニフェストだったでしょう。
これだったら減反に協力しないで農地を持ったまま、しかも何もしないで不作にしたほうが国から補助を貰えるのですから。

結局このマニフェストが何をしたかったかと言えば、理由はたったのひとつしか考えられないのです。
つまり、自民党に入る農家票の切り崩し。
しかも財源は国持ち。

マニフェストを守る意志がないとかなんとか騒ぐ前に、マニフェストがどれ程いい加減な物だったかの検証は必要ではないでしょうか。

もっとも、これと松木氏が辞める辞めないというのは話が違うのですけど、松木氏って言ったら偉大なるイエスマンこと武部勤氏を破って当選された方。
あの地って農政担当を自公時代も民主党時代も輩出したことになりますが、両時代においてなんというか・・・。

農林関係って、与党も野党も他に人材がいないんでしょうかねえ?
赤松氏に限らず武部氏も良い農相だったとは思えませんが、ここでまた松木氏がこのごたごたの時に職場放棄かあ・・・。

コップの中の大戦争。

2011-02-22 18:47:08 | 政治関連
小沢氏、党員資格停止へ 「大甘」処分も党は分裂含み(産経新聞) - goo ニュース

ということで曲がり屋ヒュンダイの向こうを張る産経さんの記事でした。
結局は予算審議よりも政党、派閥の論理を優先させた、という事でしょうかね。

ざっと読んだ感じ。
輿石東氏は先の選挙の戦犯みたいなもんだから、出て行って貰えるのなら拍手喝采なのでは。
自民で言うのなら鳩山邦夫氏みたいなもんではないかと思うのだけど。

ただ、どうでも良いけど、本当に国民の事なんてどうでもいいのな。
しかも民主党を応援していた層なんて、派閥割れやら解散総選挙をむしろ応援しているんだから頭が痛え。

予算、通らないと国債の格付け引き下げるよ、という警告があってやっちゃう幹部と反発する小沢氏側陣営、か。

所詮、与党慣れしていない政権なんてこの程度でしょうね。
ついでに。
輿石氏もぬるま湯に浸かっている頭ではないかと考えてしまう。
わたしは、菅氏も岡田氏も政権の安定とか与党の位置よりは、自分の正義やら面子の方が重要な人だと見切っているんだけど。

いや、権力に執着しないとか言う姿を立派だと言っているんではなく。
大体端から見たら総理大臣という座に執着しているようにしか見えないしね。
自分が言いたいのは、菅直人って言う人は、総理になっても未だに市民活動家に過ぎないんじゃないかと言うこと。
総理大臣としての重責を果たすよりも先に、市民運動家として自分の価値観で物事を判断し、断罪するんじゃないかと。

で。
活動家、運動家というのは得てして後先考えてとか人の評価を気にするとかの行動はしないしね。
そういう意味では一番厄介な人が総理の座にいるとは思うんだけど。

われわれはあしたのジョーである」というメンタリティーに近いんじゃないのかなあ。
勝手な憶測だけど。