「評論家」という最悪最低な職業の、更にその真似事

事象を己自身の価値判断で論じることはとても恥ずかしい事である。
ましてや一文にもならないのに書くなんてただのバカ

とは言えアグネスを好きになれるはずもなく

2013-03-14 12:42:25 | 私見
 さきほど「アグネス消滅して欲しい」と願う心について書かせて頂きました、が。
 んでも、こういう記事↓を見ると「消えろ!」と言いたい気持ちも判らないでもない。
 非喫煙者がたばこ吸いを蛇蝎のごとく嫌うのと同じ程度に、というか「どの口がそれを言う」という意味で。

 アグネス・チャンに講演を頼むと100万円? 一方有森裕子は無料 過去には雑誌とトラブルも!?


 でもですね。
 わたし自身がアグネスを嫌う理由はもちょっとちがうエリアにおいてです。

 児童ポルノ法改正が本国会提出に調整中
(アグネスちゃんこ鍋)

 わたし個人は児童ポルノの被害者がこの世から一人でもなくなるのだったら、児童ポルノ規制には賛同します。それが単純所持であってもです。

 ですけどね。
 単純所持規制が目的になっているのなら本末転倒だと思います。
 しかもそれが表現規制にまで行ってしまうのなら、「自分が嫌いな物をこの世から抹消するため」に「性的被害者を利用してる」としか、わたしの目には映りません。

 しかも、こういう規制をしたってですね。
 金や権力を一定以上に持ってる人は、ばれないように、発覚しないように、地位にダメージを受けないように、例えば東南アジアで親から、児童を買うんですよね。
 あるいは。
 地位も力もなくとも、「話したら君の親が苦しむよ」と卑怯な口止めをして反撃できない子供を襲う者を。

 アグネスは止めることができません。
 それどころか、そういう被害に遭っている子を救うことよりも、漫画やアニメの規制に夢中のような感じを受けます。

 なぜなんでしょう?

 アグネスの理屈では「それらの不適切な刺激がなくなれば、この世から性犯罪が全て消え去る」という感じなのだろうと推察されますが、何をか言わん。
 悪人がそうそう正義の味方の思い通りに動くはずないじゃないですか。
 本当の悪人は絶対、絶対、自分が反撃を受けないように周到に準備をしてから実行します。
 つまり、アグネスが狩ろうとして張る網にかかるのは、悪人ではなくただの普通の人しか掛かりません。

 ましてや。
 表現規制推進派の筆頭たる日本ユニセフ協会の中の人物の、その夫が女子高生に手を出したという有様で。
 取り締まりを強化する側の人間に、権力を持ち、性的搾取をしようとしてる人間がいる場合。

 アグネスが訴える事に、なんの意味があるのでしょう。


 アグネスにはもっともっと、実際に性的被害に遭ってしまった声なき声を聴いて欲しい、と切に願ってやみません。
 わたしは奇縁の末、幾人かの性的被害にあってしまった女性たちの、その声なき声を聴く機会を得てます。

 親が悲しむから言えない。
 こんなに親が悲しむことをしてしまったなんて、わたしさえ生まれてこなければ。

 そういう声なき声を、アグネスは一度でも聞いたことがあるのでしょうか。
 あってなお、その声をもっと聴きやすいものにするための環境や心を救済するための施設人員の設定を早急にするのではなくアニメやゲームや漫画にしか目が行かないのなら。その心は病んでいるとしか、わたしには思えません。体面に凝り固まり己が権力を振り回したい人物にしか思えません。

 そういう意味で、わたしはアグネスが嫌いです。
 はっきりと申します。一切妥協することなく嫌いです。
 警察の取り締まりの下なら撮影可能っていう児童ポルノもどきが蔓延してる事に一切目を瞑るがごとく、そちらは無視して「単純所持」と言うアグネスが嫌いです。

 ただ。消えて欲しい、存在がなくなって欲しいと思ったことは有りません。
 わたしは、アグネスではありませんので。


 最後に。
 性的な被害に遭われる子がどうか、どうかいませんように。
 そんな世になりますように。
 大人が、大人として、自分を自制できる世でありますように。
 子供が大人に守られ大人を信じられる、そんな世でありますように。

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