皆さんと一緒に考えましょう

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ファイザーとモデルナワクチン、心筋炎・心膜炎の注意喚起  厚労省、添文改訂を指示

2021-07-08 16:26:58 | 日記
下記の記事は日刊薬業オンラインからの借用(コピー)です

厚生労働省医薬・生活衛生局医薬安全対策課は7日付の課長通知で、ファイザーの「コミナティ筋注」と、モデルナ/武田薬品工業の「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」(共に一般名=コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン〈SARS-CoV-2〉)の2つの新型コロナウイルスワクチンについて、添付文書の改訂を指示した。心筋炎と心膜炎に関する注意喚起を追記する。
 重要な基本的注意に、「本剤との因果関係は不明である」と前置きし、接種後に心筋炎、心膜炎が報告されていることを記載する。被接種者やその保護者に対し、心筋炎や心膜炎が疑われる症状(胸痛、動悸、むくみ、呼吸困難、頻呼吸など)が認められた場合、「速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせること」とした。
 また、その他の注意に、同じく因果関係は不明とした上で、海外では接種後に心筋炎、心膜炎が報告されており、多くは若年男性で特に2回目の接種後数日以内に発現していることを追記する。大多数の症例で、入院による安静臥床により症状が改善していることも書き加える。
 両剤とも、国内では因果関係が否定できない症例は報告されていない。国内症例(直近3年度)は、コミナティで心筋炎関連が12例で、うち転帰死亡症例が2例。心膜炎関連は3例で、死亡例はなかった。COVID-19ワクチンモデルナは、心筋炎が1例で、死亡例はない。心膜炎は報告されていない。
 
 
下記の記事はデイリー新潮オンラインからの借用(コピー)です

〈新型コロナ〉“飲んではいけない鎮痛薬”? 真偽を薬剤師が解説

SNSでの真偽不明の情報に注意
 あの市販薬は新型コロナの症状を悪化させる。絶対、飲んではいけない――そんなネット記事やSNS投稿を見たことがあるはずだ。
 しかし、『その病気、市販薬で治せます』(新潮新書)の著者で薬剤師の久里建人氏によると、誤解や曲解が多く、不必要な混乱が起きているという。
「市販薬に関するネット情報はきわめて断片的で、しばしば不正確です。本当かな? と思ったら、ぜひドラッグストアの薬剤師に聞いてみてほしい」と語っている。
 医学・医薬品に関するネット情報は玉石混交がはなはだしく、コロナ禍がはじまって以来、SNS上でさまざまなセンセーショナルな情報が飛び交った。以下、フランス発で日本にまで影響を及ぼした騒動について紹介しよう(同書から抜粋・編集)
フランス発のツイートから日本でも品切れに
〈2020年3月、フランスの厚労大臣が衝撃的なツイートをしました。【ロキソプロフェン】や【イブプロフェン】などの「エヌセイズ(NSAIDs)」と呼ばれる解熱鎮痛成分が「新型コロナウイルスの感染症状を悪化させるかもしれないので、飲まないように」と呼びかけたのです。このツイートは日本のメディアでも紹介され、エヌセイズとは別の解熱鎮痛成分【アセトアミノフェン】が注目されるようになりました。ドラッグストアにはアセトアミノフェンの代表的商品「タイレノールA」を買い求めるお客さんが続々と訪れ、たちまち品切れになりました。〉
 エヌセイズは非ステロイド性抗炎症薬の成分で、「ロキソニンS」や「イブ」などの市販薬にも使われている。一方、アセトアミノフェンは、処方薬ではカロナール、市販薬では「タイレノールA」など多くの商品に配合されているものだ。
〈ところがこの時、「タイレノールA」以外の同じ成分の商品は、在庫があるのにもかかわらず見向きもされませんでした。なぜでしょうか? 「タイレノールA」はアセトアミノフェンのナンバーワンブランドです。それに対して、他社の商品やドラッグストアのPB(プライベートブランド)商品は認知度が低いため、ネット上で紹介される機会が少なかったのです。
「タイレノール」が一瞬にして棚から消えるという異常事態が発生した当時、私は複数のドラッグストアを見て回りましたが、どこのお店も「タイレノールA」はないのに、同成分の他商品は余っているという状態でした。もし、お客さんが店員に一言「同じ成分の商品はありますか?」と聞いていれば、欲しい薬が買えたかもしれません。〉
 フランスの厚労大臣による発信とあって、鵜呑みにする人が多かったのは当然だろう。
 ここには市販薬特有の問題がある。市販薬は、患者自身が店頭で選ぶため、成分より商品の知名度が決め手になりやすい。結果、まったく同じ成分の商品があるのに特定の商品だけが売り切れ、お客さんがパニックに陥ってしまうのだ。
〈2020年5月頃のツイッターでは、日本の市販薬に多いエヌセイズのひとつ【イブプロフェン】が「コロナ」のキーワードとともに数多くつぶやかれていました。また、「生理痛が辛いのでロキソニンを飲みたいけど、コロナには危険だから避けている」というツイートもありました。
 実際私も、生理痛のためロキソニンを購入する女性から「コロナには飲まないほうがいいって聞いたんですけど、飲んでも大丈夫ですか?」と聞かれました。フランスの情報に接して、エヌセイズのひとつである【ロキソプロフェン】や【イブプロフェン】を避けようとする人もいたのでしょう。ただ、フランスの市販薬事情や各国の公的情報を総合すれば、エヌセイズの危険度はかなり限定的であると考えられます。少なくとも、健康な人が生理痛に使うのであれば、パニックになるような状態ではありませんでした。〉
 この騒動の後、WHOは「エヌセイズの使用によって新型コロナ感染症状が悪化するという根拠はない」と説明している。先月23日には、厚労省もウェブサイト「新型コロナワクチンQ&A」で、ワクチン接種後の発熱や痛みにエヌセイズが使用できると記した。
バファリンとイブ、どう違う? 花粉症薬、結局何がいい? じつは処方薬と同じ薬? ドラッグストアでもう迷わない。薬剤師が徹底解説『その病気、市販薬で治せます』久里建人/著

不安心理がデマを呼ぶ
 一度SNSで拡散されるや、不正確な情報は、大衆の不安心理をはらんでさらに増幅され、デマや陰謀論にすり替わってしまうことも珍しくない。
 では、こうした事態を防ぐには、どうしたらいいのか。久里氏は、店頭で薬剤師に相談することの重要性を繰り返し説いている。
〈フランスの大臣がツイートした当時、ツイッターでフォロワー数10万以上のある著名人は「なぜ日本の厚労省はこのような指示を出さないのか。製薬業界への配慮なのか」とツイートしていました。薬の専門知識を持つ者であれば、「政府がエヌセイズの危険性を隠しているのは企業への配慮だ」などとは決して考えません。こうした憶測によるツイートを全て否定するつもりはありませんが、世間の猜疑心(さいぎしん)を掻(か)き立てない配慮も必要だと思います。
 ネット上の情報はたいてい断片的で、時には不正確なこともあります。薬剤師に聞けばなんでもわかる、などと大それたことは言えませんが、一言でも質問をすれば解けた誤解も、静まる不安もあったのです。〉
 近年、日本でも、薬局やドラッグストアは身近な健康相談を提供する方向へとシフトしている。薬剤師は、薬効だけでなく、飲み合わせ、副作用など幅広い相談に応じることができる、いわば薬のプロなのだ。市販薬を購入する際には、ネット情報やCM好感度より、まずは薬剤師に聞いてみる、それが重要なポイントになりそうだ。

「勉強中に包丁の刃先を母に」 「夜中のベランダで『虐待です!』と叫び声を…」 加熱する中学受験、“教育虐待”に悩む母たちの“叫び”

2021-07-08 15:30:00 | 日記

下記は文春オンラインからの借用(コピー)です

長女が塾に通い始めたのは、小学3年生の冬期講習のとき。私が普段から医療系の記事を書いていることから、医療マンガや医療本に囲まれて育った娘の夢は医者。『コウノドリ』の主人公、鴻鳥先生と同じ産婦人科医だ。
 ごく普通のサラリーマン家庭の子が医師を目指すことが身の程知らずなことも、ハードルがあまりに高いこともわかっている。でも子どもが夢を持ってくれたことが嬉しかった。学力はともかく体力と根性はある。挑戦してみてもいいんじゃないか。
 そう考えていたところ、たまたま隣駅の進学塾が「冬期講習無料」というキャンペーンをしていたため、あわてて入塾テストを受けさせ、ぎりぎりの点数で入塾を許可された。
夜遅くまで親子で宿題漬けに
 それにしても、公文もさせていなかったのに、自宅でのドリル学習だけで合格できるなんて。
「もしかしてうちの子、頭いい?」
 私の楽観的な思い込みが打ち砕かれるのに時間はまったくかからなかった。
 初めての塾通いで娘は洗礼を浴びまくった。講義の冒頭で行われる計算テストでは毎回ありえない点数を叩き出して帰ってきた。落ち込む暇もなく、連日続く講義に間に合うよう何とか宿題を終わらせなければならない。数列、順列、日暦算…。中学受験の特殊な算数と、漢字の先取学習に面食らいながら、夜遅くまで親子で宿題漬けになった。塾から子どもに渡される大量のテキストと宿題 (写真:著者提供)
 ちなみに娘の席の隣に座る男の子は、計算テストは常に満点で、冬期講習中、とにかくその子のレベルがいかに段違いかを娘から聞かされ続けた。当初はまだ「きっと公文組ね。うちはやってなかったししょうがない」と余裕を持って聞けたものの、年明け、冬期講習も終盤となり、相変わらず悲惨な点数をひっさげ帰ってくる娘にだんだん不安がよぎるようになった。
「あれ、なんでうちの子、こんなレベルで入塾できたんだろう…」
ネットの口コミを鵜呑みにして
 2月からは理社も加わり、平日週2回、本格的に塾通いが始まると、私の不安はさらに増した。娘の塾では成績順に3クラスに分かれていて、娘は最下位からスタート。もちろん、冬期講習中に一緒だった天才君はそのクラスにいない。私が失敗したのは、このときネットで塾の口コミを調べまくったことだ。「下位クラスの子は大抵下位クラスのまま卒業」、「上のクラスに行くなら入塾3カ月が勝負」。
 また、巷では中学受験のリアルを講師目線から描いた漫画『二月の勝者』が話題になっていた。それを読んだママ友から、「塾が手厚くフォローするのは上位層のみ。それ以外の子は塾の単なる“顧客”で、ただ塾代を払わせるために在籍させているんだって」と聞かされ、私はそれも鵜呑みにした。
「早く上のクラスに行かなければ」。そう思った私は、娘にとにかく勉強を強要した。下位コースと上位コースでは宿題の範囲も違うのだが、すべてやらせた。「この範囲までやる必要ないって先生言ってたよ」。娘がそう言おうものなら、「そんなんじゃ医者になんてなれないよ!」「上のクラスの子は全部やってるよ!」「どれだけ塾代払ってると思ってるの!」と、ネガティブなワードを並べ立て、怒鳴りつけた。だってこのままだと、我が子はただ塾にお金を払い続けるだけの生徒になってしまう。
もしかして、私がやっていることって教育虐待?
 ちなみに、旦那は子どもの勉強については完全に私任せ。毎晩帰宅が深夜のためそもそも平日は一切子どもに関われないから、こうしたやりとりが毎晩繰り広げられていることは知る由もない。旦那はあてにできないうえ、受験期を迎える子の母親の多くは、年齢的に大抵更年期かプレ更年期に突入しているものだ。ただでさえイライラしているのに、そこへきて子どもの塾のフォローも重なるとなると、イライラは頂点を迎える。私がまさにそうだった。
 そしてある晩のこと。夜遅くまで宿題をする娘のノートを覗いてみたら、あろうことか、算数の解答をそのまま書き写していた。怒りが振り切れた私は、娘のノートと鉛筆を取り上げ、バンと床に投げつけた。
 私にさんざん怒られ、疲れて寝入った娘の顔を見て思った。夜中の密室で子どもを怒鳴りつけて、追い詰めて、強制的に勉強をさせる。もしかして、私がやっていることって教育虐待? まだ4年生なのに。しかも、私が長女の勉強にかかりきりの間、幼い兄妹はずっと放置されたままなのだ。毎晩遅くまで机に向かい宿題をこなす(写真 著者提供)
 客観視できるだけの冷静さがかろうじて残っていた私は、不安になり、一足先に子どもが塾通いを始めていた高校時代の友人に相談してみた。私は彼女に、子どもの塾通いで我を失った自分を諫めてもらうつもりだった。ところが事態はもっとひどかった。
「将来は弁護士に」義両親からかけられた強い期待
 首都圏郊外在住の友人、加奈子(仮名、44歳)は、今年小学5年生になる耕太君(仮名)と、銀行員の旦那と3人暮らしだ。旦那の父親は弁護士で、孫の耕太君こそは弁護士になってもらいたいと、妊娠中から、かなり強い期待を義両親にかけられていた。
 耕太君が地元の超進学塾に通うようになったのは小学校2年生最後の春休み。あまり勉強が好きではない息子の場合、早めに塾通いを始めたほうが得策と加奈子は考えたのだという。初めての春期講習で出された宿題は、難易度もさることながら、宿題のボリュームが半端なかった。加奈子は耕太君に付きっ切りで、毎日6時間かけ、翌日の授業の宿題を終わらせた。
「小学2年生の子に与えるには尋常じゃない量だった。でも、この量の多さこそ、宿題をやり切れる子だけがこの塾で生き残れるという、塾側からのメッセージに違いないって、思ったの。もちろん息子は途中で何度も泣き出したけど、有無を言わせず取り組ませたわ」
 まだ2年生の耕太君にとって、これは相当なストレスだった。
「春期講習も終わる頃だったと思う。ついに息子が家を飛び出したの」
「虐待だから警察に通報する!」と受話器を取り上げ…
 その日は日曜日で、明日の塾に備え朝から宿題をしているときだった。息子が突然、靴を履いて家を飛び出したのだ。2時間たっても帰ってこない。彼女の自宅のすぐ前は、大型トラックが頻繁に往来する国道が走っている。交通事故にでも遭わないかと心配になりだしたころ、ふらっと耕太君が帰ってきた。どこに行っていたか加奈子が問い詰めると、「〇〇スーパー。駐車場の前に自動販売機があるから、下にお金がおちていないか探していた」。お金があれば電車にのってもっと遠くまで行ける、耕太君はそう思ったらしい。
 耕太君の抵抗は家出だけにとどまらなかった。宿題を強要し続ける加奈子にブチ切れ、夜中のベランダに出て「虐待です!」とわざと近所に聞こえるように叫び声をあげたこともあった。耕太君自ら、「これは虐待だから警察に通報する!」と受話器を取り上げ、本当に110を押し出したときもあった。「耕太が“1”を押したところで、あわてて受話器を取り上げガチャンって切ったけどね」と加奈子。
 あるときは勉強中に突然キッチンから包丁を取り出し、加奈子のほうに刃先を向けてきたこともあった。その後、家出は複数回続いたという。
生まれたときから息子の𠮟り役は私
 それにしても、昔から常に一歩引いて、冷静で落ち着いていた加奈子が、なぜここまで耕太君を追い詰めてしまうのだろう。
「夫は毎晩帰りが遅く、育児には無関心。生まれたときから息子の𠮟り役は私で、まだ耕太が小さいときは叩くことも日常だった。小学生になって塾が始まるとますます私への負担がかかってきて、一生懸命勉強のフォローはするんだけど、耕太の成績はなかなか上がらない。年齢的な疲れとイライラもあって、どうしようもなかった」
 こう語る加奈子は、一枚の写真を送ってくれた。それは、側面がベッコリ凹んだ黒いサーモスの水筒。耕太君のものだ。塾の宿題になかなか取り掛からないのにキレた加奈子が耕太君に当たらないように投げたら、机に命中し凹んでしまったのだという。ベッコリ凹んだ耕太君の黒い水筒
成績は思うように上がらないけど「今は一切ノータッチ」
 これらのエピソードは、いずれも耕太君が入塾して1年の間に起きたこと。加奈子にとって、子どもの塾通いという初めての経験のなかで、子どもへの期待と現実、そして「塾の宿題は絶対」という思い込みに翻弄された1年間だったという。
 でも今は違うようだ。
「さすがに親子関係が崩壊すると思って、塾に相談したら、宿題には手を出さなくていいと言われて。今は一切ノータッチ。とりあえず宿題は自分でするようになったから、私は何も言わないし、何も見ない。成績は思うように上がらないけど、あえて言うなら“無”の境地」。
 来春、耕太君は受験を迎える。
 子どもの伸びしろを信じ負荷をかけるのと、教育虐待の違いってどこにあるんだろう。その差が紙一重だからこそ、気づいたらそっち側にいっていた、ということは容易に起こりうるのかもしれない。
「勉強して中途半端な学校」と「のびのび通える学校」
 今回、話を聞かせてくれたもう一人の教育熱心な母親は、最近、子どもの進路を大きく方向転換した。
「私も、ほかのママたちと一緒で、やっぱり娘が塾に入ってからは怒ってばかりいました。でも、怒鳴り続けるうちに気づいたんです。このまま親子関係がどんどん悪化してまで勉強させて中途半端な学校にいかせるのと、親子がいつも仲良く、娘がのびのび楽しそうに通える学校に行くのと、どっちがいいかって。それで思い切って大手の進学塾から個別指導塾に変えて、娘は大好きなダンスができる部活動が盛んな中学校を目指すことにしました。この境地に至るまで、本当に葛藤したし、何度も何度もパパと話し合いました」
 娘の受験まであと2年半。どうせなら、いつか今を振り返ったとき、「あのとき挑戦してよかった」と、娘にとっていい思い出になっていてほしい。それにはきっと私が親として成長し、いかに娘を尊重できるかが鍵なんだろう。頭ではわかっているのだけど。

内田 朋子
うちだ ともこ
医療ライター


蛭子能収「認知症が発覚してから、ありがとうって言うようになった」

2021-07-08 13:30:00 | 日記
下記は婦人公論オンラインからの借用(コピー)です

2020年7月に放送された健康バラエティ番組の中で、初期の認知症と診断された蛭子能収さん。あれから半年、コロナ禍で外出がしにくい今、どのように過ごしているのでしょうか。蛭子さんの記憶や説明を補うため、長年にわたり彼を支えてきたマネージャーにも同席してもらいお話を聞きました(構成=丸山あかね 撮影=本社写真部)
ちょっとずつもの忘れがひどくなって
蛭子 あ、今日は『婦人公論』さんの取材なんだ。はじめまして。
マネージャー(以下、マネ) 以前にも何度かお世話になっています。
蛭子 えっ! 前にも? 覚えてない。イカンなぁ。また認知症が進行したんじゃないかな、俺……。
マネ 大丈夫です。蛭子さんは以前から雑誌名や人の名前を忘れてしまう……というか、そもそも興味のないことは覚えない人ですから。
蛭子 そうなの? アハハハハ。

まずは、認知症と診断されるまでの経緯について伺うと――
マネ 6年前、蛭子さんが67歳のときに出演したテレビ番組で、MCI(軽度認知障害)と診断されていたんです。それからずっと病院で経過観察はしていただいていました。
蛭子 当時は、なんで通院しなくちゃいけないの? って感じで、軽度の認知障害と言われてもピンとこなかったんだよね。だって普通に仕事をして、生活もしてたから。周囲の人たちからも「蛭子さんは若いときからボンヤリしてたよ」とか言われて、「ですよね~」と思っていたんですよ。
ところが、ちょっとずつもの忘れがひどくなってきた。なんかこう、頭がボーッとしてしまうことが増えて……。どんなことを忘れたかについては、忘れてしまいましたけど。(笑)
マネ 何回も訪れている場所なのに覚えていないとか、すごくお世話になった人なのに初対面だと思ってしまうとか、ということですよね。ただ蛭子さんの場合、昔から「今日、何曜日だっけ?」みたいなことが多かったので、もの忘れだけだったら周りは異変に気づけなかったかもしれません。
蛭子 女房は、俺が寝起きに誰かに話しかけている様子を見て驚愕したとか。そう言われて思ったんだけど、時々、夢と現実の境目が曖昧になってしまうことがあるんですよ。
あと、デパートの売り場に電車が走ってるのが見えて腰を抜かしそうになったり、家の本棚の本が燃えてるのを見て「大変だ!」って叫んでしまったり。籠の中に女房が倒れてる! と思ったら洗濯物だったってこともありました。幻視って言うらしいけど、あれはドキッとするから本当に嫌ですね。
マネ 私はそういう状態の蛭子さんを知らないのですが、今年に入ってロケ先の宿泊ホテルを自宅だと思い込んでいる姿を目の当たりにして心配になりました。そこで奥様と話し合い、蛭子さんの確認を得たうえで、『主治医が見つかる診療所』というテレビ番組の方に相談したのです。
その結果、番組内で認知症検査をしましょうということになり、岐阜のクリニックを訪れることになりました。プライベートですでに通院していたので、セカンドオピニオンという感覚で検査をしていただいたところ、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症を併発している可能性が高いと診断されました。
蛭子 番組内で検査を受けたから、認知症が進んでいると公表することになったけど、俺はもともと隠し事をするのは好きじゃないんです。しかも認知症って、高齢になれば誰でもなる可能性があるんでしょ。そもそも病気になるのは恥ずかしいことじゃないですしね。
だから街で、「蛭子さん、認知症になったんだってね」と話しかけられても俺は平気です。むしろ公表して生きやすくなったように感じます。ボーッとしていても、周囲の人がこの人は認知症なんだと理解してくれれば、人間関係も悪くならないし、楽じゃないですか。
マネ 周囲のご理解のおかげです。

子どもたちに介護してくれとは言えない
蛭子 とはいえ、病が進行していることを知って、少し恐怖も感じました。これからどうなるのかな? って。でも考えていてもしょうがないし。実際にはいきなり社会生活ができなくなるわけじゃないですから。
マネ 仕事もこれまで通りできますしね。あえて調整しているといえば、昼2時頃から暗くなる頃までに仕事をまとめているということでしょうか。旅番組や泊まりがけの仕事は控えていますが。
蛭子 環境が変わると、ちょっと混乱しちゃうんだよね。できなくなった仕事もあるけど、主治医からも仕事は続けたほうがいいとアドバイスを受けていて。確かにいろんな人に会ったり、体験をしたりするのって刺激的なんですよね。
マネージャーは、幻視を漫画にしたらどうかと言ってくれるんだけど、なんか面倒くさくて。漫画って構成とか考えなくちゃいけないし、集中力も必要だし。その気力がなくなってきたのは年齢のせいなのか、認知症のせいなのかわからないけど、テレビに出演したほうが手っ取り早く稼げるからね。(笑)
俺、貯金ってほとんどないんですよ。いや、本当に。若いときからのギャンブルで、たぶん1億円くらい負けてきたから。でももうギャンブルは……。あれっ? なんで俺は健康マージャンまで止めちゃったのかな?
マネ 新型コロナウイルスの影響で3密を避けるためです。
蛭子 あ、そっか。とにかく今は女房と過ごす時間のほうが大事になりました。これからは競艇も控えて、お金に困らないよう心がけないと。彼女のために一生働いて稼ぎ続けたいというのもあって、お金にはめちゃくちゃ執着しています。(笑)

蛭子 早めに認知症だとわかってよかったと思うんですよ。だって、それならそれで準備できることがあるから。俺は先日、「家族信託」という仕組みを使って、マンションの名義を女房に移しました。なんでだっけな?
マネ 原則として判断能力がないとみなされると、銀行口座が凍結されたり、不動産手続きを行うことができなくなったりしてしまうからですね。奥様が受託者になることによって、将来、蛭子さんが施設に入って収入が途絶えてしまった場合に、奥様の一存で部屋を貸したり、売却したりすることができるようになりました。
蛭子 娘や息子との関係も良好ではあるんだけど、子どもに介護してくれとは言えませんね。俺の場合、子育ては前の奥さんに任せきりで、父親らしいことしてこなかったから、可哀想なことしたなと思ってて。
認知症患者の希望の星になりたい
マネ 現在は月に一度の割合で通院して、薬を処方してもらってます。
蛭子 担当医のことは信頼してるし、周りの人たちもサポートしてくれるから、快適に暮らしてます。
マネ 特にコロナ禍で外に出づらくなったから、奥様が三食ご飯を作ってくれるなど、サポートしてくれていますよね。認知症を進行させないためには、規則正しい生活が大事なのだそうです。
蛭子 女房が作ってくれるご飯を三食きちんと食べて、十分な睡眠をとって、事務所の人と一緒に30分くらい散歩する。今はそんな毎日です。『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』という旅番組に出演していたときは、「なんでこんなに歩かなくちゃいけないの!」とか文句言ってたけど、あれがよかったのかも。歩くのはちっとも億劫じゃないんですよ。問題があるとすれば、日暮れとともに心が不安定になってしまうことかな。女房が視界から消えると「どこへ行ったのかな」って思って、いてもたってもいられず探してしまう。
マネ 仕事のときホテルをフラーッと出てしまったこともありましたね。
蛭子 みんなに心配をかけて悪いことした。特に女房には感謝してます。俺、ずいぶんと変わりました。
マネ 蛭子さんは、根っからの九州男児で、面と向かって「ありがとう」なんて絶対に言わなかったんです。
蛭子 自然と言えるようになりましたね。「ありがとう」って言うと、女房も嬉しそうにしてます。女房に捨てられたら生きていけませんよ。何度も言うけど、そのためにも働き続けないと、金の切れ目が縁の切れ目になったら困ってしまう。(笑)
マネ 蛭子さんが病気を公表することで、認知症を患ってもできることがいっぱいあるって知ってもらえたら嬉しいですよね。「希望の星」になりましょう! と話しています。
蛭子 生涯現役で仕事を続けながら、プライベートでも楽しく生きていくことが俺の役割なのかなって、今は思ってるんです。
※『〈婦人公論の本〉明るく、強く 認知症とともに生きる』内にてインタビュー   
蛭子能収
えびす・よしかず
1947年長崎県出身。73年『パチンコ』で漫画家デビュー。天然キャラで注目を集め、バラエティ番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』や、映画、ドラマなど多方面で活躍。2020年7月に放送された、医療バラエティ番組『主治医が見つかる診療所』で初期の認知症であることを公表する
蛭子さんは1972年に結婚。同年に長女、2年後に長男に恵まれました。とても愛妻家だっただけに、2001年に妻を亡くしたあとは寂しくてたまらなかったのだとか。そこで女性誌が主催するお見合いパーティに参加。「蛭子さんと結婚したい人」という呼びかけに応募してきた6人の女性のなかから気の合った、19歳年下の現在の夫人と3年の交際期間を経て07年に再婚しました

小室圭さんフォーダム大卒業のウラで、秋篠宮家に異変 紀子さまの職員への「ご指導」がエスカレート

2021-07-08 11:00:00 | 日記

下記はデイリー新潮オンラインからの借用(コピー)です

「1億4千万円の野望」に、また一歩近づいたといえようか。5月23日、眞子さまの婚約内定者・小室圭さんがフォーダム大ロースクールを修了。7月には司法試験に臨むわけだが、一方で「ご決断」を迫られる秋篠宮家は、ただならぬ雰囲気に包まれているという。
 ***
 5月23日のオンラインによる修了式では、晴れてキャンパスを後にする学生の名が1人ずつ読み上げられていった。JD(法務博士)コースを修了した408人の中には、小室さんのフルネームも見て取ることができたのだった。

「大学幹部のあいさつに続き、卒業の祝辞にヒラリー・クリントン元国務長官が登場しました。彼女は名門イェール大ロースクール卒ですが、今回、フォーダム大から名誉法学博士号を授与されたのです。その礼を述べるとともに、卒業生らにも門出の言葉を贈っていました」(宮内庁担当記者)
 ヒラリー元長官は、スピーチでこう呼びかけていた。
フォーダム大学のロースクール卒業式がオンライン型式で行われ、祝福メッセージを寄せたヒラリー・クリントン(フォーダム大学ロースクールHPより)(他の写真を見る)
〈皆さん、あなたたちの学位を活用し、このコミュニティーを頼ってください。不正に対して声を上げる機会が与えられたときは、常に実行してください。幸運をお祈りしています〉
 世間から“不正”とみなされた自らの振る舞いに、いち早く文書の形で声を上げてきた小室さんだが、それが“幸運”を導くかどうかは分からない。ともあれ小室さんは今後、7月27、28日に行われるニューヨーク州の司法試験をリモート受験。400点満点で266点以上を取れば合格となり、その合否は10月下旬から11月上旬に判明する。
「全体の合格率は、およそ60~80%といったところでしょうか」
 とは、NY州弁護士のリッキー徳永氏である。
「合格後は弁護士登録の申請を行います。その際にはすべての州に共通の『倫理試験』にパスすること、また50時間のボランティア活動へ従事した証明書の提出が求められます。いずれも、ほとんどの学生が在学中に終わらせています」
 この「ボランティア活動」とは、無料の法律相談など公益的要素を持つ活動だという。
「申請が進むと、2~3カ月後に『インタビュー』と呼ばれる面接試験を受けることになります。面接官は弁護士で、ほぼ形式のみ。それが終わると、州の最高裁判事も出席する宣誓式を迎え、ここでようやく弁護士資格を得ることになる。この式典は、年明け1月になるとみられています」
 それまでは勉強に打ち込むしかない。同じくNY州弁護士で信州大学特任准教授の山口真由氏によれば、
「一般的に米国の大学では、毎年サマースクールを実施するので、卒業生はすぐに寮から出されてしまいます。司法試験までの期間は、例えば夏季休暇で帰省する在校生の部屋を借り、あるいは友人宅を転々として過ごすことになります」
 試験勉強については、
「レベルの高いロースクールでは“我々は学問の場を提供している”との矜持から、司法試験の対策は行っていません。従って基本的に対策は卒業後に始めることになります。予備校に入ってテキストを受け取り、オンライン上で授業をこなすなど、およそ1日10~12時間ほど勉強し、設問の傾向をつかんでいくのです」
フォーダム大学のロースクール卒業式がオンライン型式で行われた(
儀式の「使者」は…
 国内では現在、試験終了後に小室さんが一時帰国するのでは、といった憶測も流れている。もっとも、さる皇室ジャーナリストは、
「眞子さまが正式な皇室の儀式を経て結婚へと進まれるのであれば、小室さんも帰国せざるを得ないでしょう。ですが、現状では秋篠宮さまがおっしゃる通り、多くの国民の納得が得られていない状況が続いています」
 かりに帰国すれば“会見を開け”という世論がいっそう強まるのも明白だ。
「小室さんにとって帰国のメリットは一つもありません。そもそも一般の結納にあたる『納采の儀』や、小室さん側の使者が眞子さまに結婚の日取りを伝える『告期の儀』などでは、小室家にも金銭的、人的負担がかかります。こうした儀式は省いたほうが、むしろ彼にとっては好都合です。試験に合格した後、正式な儀式を経なくてもお二人だけで入籍手続きを済ませれば、眞子さまはおのずと皇籍から離脱される。そうすれば、早速お二人での生活を始めることができるのです」(同)
小室佳代さん(他の写真を見る)
 それでも、結婚に至るまでには難関が待ち受けている。小室さんの母・佳代さんの元婚約者に対し、小室さんの代理人を務める上芝直史弁護士は「解決金を支払う用意がある」と明言。交渉の開始が待たれているのだが、男性の代理人である週刊誌記者は、
「向こうからの連絡を待っているのですが、何も動きはありません」
 そう言うばかり。4月末には、佳代さんが体調を崩して長期入院している旨、男性が談話で明かしていたのだが、
「GW中の5月3日には、横浜の自宅付近で買い物帰りの姿を女性誌にキャッチされています。また、勤め先の洋菓子店にもすでに復帰し、これまで通りの勤務についている。男性は交渉のテーブルにつく条件として佳代さんとの対面を希望していますが、彼に会いたくないための“時間稼ぎ”だったのでは、との疑いは晴れない。交渉が進展し、400万円の解決金が支払われたところで国民の理解が得られなければ、正式な儀式にはとても進めません」(前出ジャーナリスト)
 その儀式で「使者」を立てるにしても、小室家の難渋は必至である。というのも、小室さんの父親や祖父が相次いで自死したこともあり、佳代さんは現在、親戚筋とは事実上の絶縁状態にあるのだ。
 かつて本誌(「週刊新潮」)に、
〈借金を申し込まれてもお断りします。関わりたくありません〉
 そう明確に口にしていたのは、藤沢市に住む亡父に近い親戚だったが、あらためて心境を尋ねたところ、
「お金は貸したくありません」
 そう繰り返しつつ、続けて、
「佳代さんのことが嫌いだからです。私は亡くなった敏勝さん(小室さんの亡父)が好きでした。亡くなる前はあの家族全員が好きだったのに、それがバラバラになってしまった。敏勝さんのお父さんも、間もなく亡くなりましたよね。だから佳代さんのことは好きになれません。本人(佳代さん)からの連絡も、一度もありません」
 そう吐露するのだ。
 親戚間で機能不全に陥っている佳代さんとともに、小室さんもまた自ら世間を狭くしているかに映る。何しろ、今回のロースクール修了式では、1人ずつ名前を呼ばれるたび画面上に学生の写真や自作のメッセージが表れ、お祝いに花を添えていたところ、小室さんは世論のさらなる反発を招かぬよう考慮したのか、メッセージはおろか写真すら表示されなかったのである。こうした現状に鑑みれば、ますます儀式なしの“強行婚”が現実味を帯びてくるのだ。
「ご指導」がエスカレート
 一方、そうした事態のなかで「ご決断」を迫られているのが秋篠宮家である。先の記者が言う。
「引き続きご公務が制限されている中、ご一家はオンラインを積極的に活用されています。(5月)11日は紀子さまが国際母子手帳委員会代表のご進講を受けられ、14日には秋篠宮さまが日本消化器内視鏡学会の第100回総会記念式典にビデオメッセージを寄せられました」
 コロナ関連のご進講も続けておられ、
「17日にはご夫妻と眞子さま、佳子さまの四方(よんかた)で国立国際医療研究センター国際感染症センター長のご進講を受けられました。変異株の感染状況や必要な対策がおもなテーマで、続いて25日にも、四方で京大の西浦博教授のご進講を受けられています」(同)
 ご一家の「先生役」に、かの“8割おじさん”が選ばれたのは、
「ウイルスの流行データの解釈や分析などに関し、理論疫学の見地からお話しする学者をリストアップする中で“現場の声を聴きたい”という秋篠宮さまのご希望もあり、西浦教授に決まりました」(宮内庁関係者)
 というのだ。医療用防護服が不足する中、ご一家総出でポリ袋を用いてガウンをお作りになるなど、コロナ禍に並々ならぬ関心を寄せてこられた皇嗣家らしいご選択である。が、
「ご家庭内では現在、ギスギスした雰囲気が漂っています」
 そう明かすのは、秋篠宮家の事情を知る関係者だ。
「折からの結婚問題とともに、コロナの影響でご公務もままならない状況で、とりわけ紀子妃殿下が苛立ちを募らせているのです。これまでも、宮邸の職員に要求されるお仕事のレベルは高く、職員がうまくこなせないと厳しいご指導をなさってきましたが、最近でもそうしたご様子は窺えます」
 例えば、こんなことがあったという。
「宮邸の職員は細かく仕事が割り振られており、お部屋の掃除や窓の開け閉めによる換気なども、もちろん毎日欠かしません。まして現在はコロナが広がっており、そこは徹底されています。ところがある時、たまたまお部屋の窓が閉まっていた時間帯だったことで、妃殿下のご不興を買ってしまったのです。『換気をちゃんとしなさい』と、強い調子でご指導がありました。職員が慌てて窓を開けたのですが、しばらくすると今度は『いつまで開けているのですか。早くお閉めなさい』と、同じように苛烈なお言葉が飛んだのです」(同)
 皇位継承権を有する男性皇族をお二方擁する皇嗣家を切り盛りする御身で、日々の重圧は拝察するに余りある。が、“万全を期す”を旨とされる紀子妃の真摯なお姿は、時として周囲にあらぬ波紋をもたらしている。この関係者が続ける。
「職員の間では、これ以上妃殿下のご不興を買わないよう『いっそご公務で外出なさって頂ければ……』などという声も漏れています。妃殿下のご指導が厳しいので、我々は代わりに殿下に指示を仰ぐこともあります。そんな時、殿下は鷹揚でいらっしゃり、我々も安心して仕事に打ち込めるのですが、こうした様子をご覧になった妃殿下が、殿下の頭越しに全然違う指示を出されることもある。我々は戸惑うばかりです」
 コロナ禍とコムロ禍という未曾有のダブルパンチに見舞われたとあっては、たとえ皇族方であってもお気持ちを平静に保つのは難しかろう。とはいえ「破談」か「強行婚容認」か――。皇嗣家のリミットは、刻一刻と迫っているのだ。


ファイザー製&モデルナ製のワクチン効果は1年続くのか?

2021-07-08 10:32:48 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイオンラインからの借用(コピー)です

 新型コロナウイルスワクチンの効果をめぐって河野太郎行革大臣と加藤勝信官房長官が“対立”した。

 河野大臣は20日のテレビ出演の際に「ファイザー製も、モデルナ製も、1年は持つ」と発言。ところが翌21日、加藤官房長官が記者会見で「長期の有効的データは十分に得られていない」として、有効期間が1年という河野発言に否定的な見解を示した。政府内で齟齬が生じた格好だ。いったい、どちらが正しいのか。

 今年5月、新型コロナの発症を防ぐ中和抗体について、横浜市立大学の研究グループが効果の持続期間を発表している。

感染から1年を経過した250人の血液を使い、中和抗体が従来型のウイルスをブロックする期間を調べたところ、1年後も抗体が残っていた人は、軽症・無症状の人で96%、中等症と重症の人で100%という高い数字が出た。変異型についても調べ、イギリス型に対して中和抗体が1年間続く人は軽症・無症状で79%、重症で95%。インド型では軽症・無症状で69%、重症で95%だった。

 ということは、河野はファイザーとモデルナのワクチンも同様の有効期間を示すと考えたのではないか。ハーバード大学院卒で近著に「元WHO専門委員の感染症予防BOOK」(三笠書房)がある医学博士の左門新氏はこういう。

両社のワクチンはmRNAを使ったものです。発症予防効果が高いことは間違いありません。ただ、これらのワクチン接種を完了した人の中和抗体が1年持つというエビデンスは取れていない。横浜市立大が調べた中和抗体と予防接種でできる抗体は違うので、現時点では同じ効果があるとは断定できないのです。河野大臣がつい口をすべらせ、加藤官房長官が否定ではなく、『まだ分からない』と修正したということでしょう」

 左門氏によると、従来のワクチンは効果の持続期間にばらつきがある。インフルエンザは半年、A型肝炎とB型肝炎は5年、破傷風、ジフテリアは10年、水痘は20年と大きな差があるそうだ。現下のmRNAワクチンはどうなるのか。

「ファイザー製ワクチンは半年間、効果が持続することが分かっています。あくまでも個人的見解ですが、半年効いたものが一気に効果が激減することはありえない。むろん、効果はなだらかに落ちるでしょうが、短くても1年から1年半は持つのではないでしょうか」(左門新氏)

 しばらくは1年に1回、接種を受けることになる可能性もある。

下記の二つの記事はロイターニュースからの借用(コピー)です

ファイザー製ワクチンの予防効果低下、重症化には依然有効

[エルサレム 5日 ロイター] - イスラエル保健省は5日、米ファイザー・独ビオンテック製の新型コロナウイルスワクチンの予防効果が低下しているとの報告書を発表した。しかし、重症化の予防には依然有効とした。
報告書によると、無症状を含むコロナ感染症に対する予防効果は6月6日時点で約64%、入院や重症化予防での効果は93%。
5月に発表した報告書では、ファイザー製ワクチン2回の接種による感染、入院、重症化に対する予防効果は95%超としていた。
新型コロナワクチン接種の先行国であるイスラエルでは、人口930万人中約60%が少なくとも1回目の接種を終了。1日当たりの新規感染者数は1月時点に1万人を超えていたが、6月には1桁台まで減少した。
しかし、国内でほぼ全てのソーシャルディスタンシング(社会的距離)維持やマスク着用義務が撤廃され、インドで最初に検出された感染力の強い新型コロナ変異ウイルス「デルタ株」が台頭する中、感染者数は緩やかに増加し、4日の感染者数は343人に達した。

ファイザー製ワクチン、「デルタ株」に非常に有効
[エルサレム 6/24日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは24日、独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンがインドで初めて確認された変異ウイルス「デルタ株」に非常に有効であると明らかにした。
イスラエルでファイザーのメディカルディレクターを務めるアロン・ラパポート氏は国軍ラジオ局に対し、「インド株が英国株に代わって通常の変異株になった地域を含め、データを分析した結果、われわれのワクチンはコロナウイルスに対し約90%の予防効果が得られた」と述べた。
英イングランド公衆衛生庁(PHE)の分析でも、ファイザーや英アストラゼネカのワクチンで、デルタ株に対し90%を超える入院の予防効果が確認されている。