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世界が注目する日本発「抗老化サプリ」 「NMN」「5-ALA」の驚きの効果とは

2021-07-06 15:30:00 | 日記

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若返り」の手段として多くの人が思い浮かべるのは「美容整形」だろう。が、メスもレーザーも使わずに「体の中」から若返るための「サプリ」を日本の会社が製造し、すでに市販されているのをご存じか。我々の手が届くところまで来た、「若返り」研究の最先端。
 ***
 サプリで若返り。そんな宣伝文句を聞けば多くの人が眉に唾するのは間違いないが、実は、きちんとした科学的根拠を伴うものが複数存在し、市販もされていることをご存じだろうか。
 先にその物質名を明かしてしまうと、「NMN」と「5-ALA」。いずれも体内に存在する物質で、年を重ねるごとに減少することが分かっている。そこで、これらの物質をサプリなどで補うことにより、老化を抑制できないか――そんな研究が進められており、その「成果」は我々の手が届くところまで来ているのだ。
 しかし、特にNMNに関しては、ネットで検索すると多くの商品がヒットするが、怪しげなものも散見されるので注意が必要だ。安全な商品の選び方については追って触れるとして、まずは日進月歩の研究の最新状況をご紹介したい。
「NMN」(他の写真を見る)
 NMNの正式名称は「ニコチンアミド・モノヌクレオチド」。体内だけではなく、ブロッコリーや枝豆などの食品にも含まれている。が、ごく微量であるため、食品から効果を体感できるほどのNMNを摂取するのは難しい。
「NMNの老化に対する作用を私の研究室が初めて発表したのは2008年のことでした」
 そう振り返るのはNMN研究の第一人者で老化研究の世界的権威、米ワシントン大学の今井眞一郎教授だ。
「その3年後の11年には、マウス実験で、老化によって起こる代表的な疾患である2型糖尿病に劇的な作用があることを示しました。では、ごく普通の健康なマウスにずっとNMNを投与し続けたらどうなるのか。それを実験して発表したのが16年。これも非常に大きな反響を呼びました。この研究により、少なくともマウスでははっきりとNMNが抗老化作用を示すことが分かったからです」
 実験では、5カ月齢のマウスが17カ月齢になるまでの1年間を観察。ちなみに5カ月齢のマウスは人間だと20代~30代、17カ月齢のマウスは50代後半~60歳にあたる。
「マウスも人間と同様、年をとると中年太りになりますが、NMNを飲ませ続けたマウスは体重の増加幅が小さかった。エネルギー代謝の効率が良くなっており、食べる量が多くなっても、そのエネルギーが代謝されやすい状態になっていました。また、骨格筋の中のミトコンドリアという細胞の中の小器官の働きが高まっていました」
 今井教授はそう語る。
「他にも、インスリンの感受性が良くなり、血中の脂肪の値も改善。目にある網膜の神経細胞の働きが活発になり、骨密度が高まり、免疫細胞の数も多くなっていました」
 まさに良いことずくめ。一体、マウスの体内では何が起こっていたのか。
 NMNを摂取すると、体内でNAD(ニコチンアミド・アデニンジヌクレオチド)と呼ばれる物質に変わることが分かっている。
「あらゆる生物はNADを、各臓器がエネルギーを使う時に必要な通貨のようなものとして利用しています。中でも、長寿遺伝子サーチュインの一つ、“SIRT1”は、NADを使うことで、脳にある視床下部の神経細胞を活性化し、全身のさまざまな機能を回復させることが分かっています」
 と、今井教授。
「マウスも人も、年齢と共にNADが減っていき、限界に達してしまうと、さまざまな神経細胞や、インスリンを分泌している膵臓のβ細胞などで問題が起こります。そして、それらの細胞を通して他の臓器や組織に問題がどんどん広がっていく。それが老化と捉えられる現象なのだろうと考えられています」
 体内でeNAMPTという酵素によって合成されるNAD。今井教授は19年、ある実験の結果を発表した。
「26カ月齢、人間で言うと70代後半か80代に相当するマウスに、3カ月間、若いマウスから取り出したeNAMPTを注射し続けたのです。すると、注射しない方のマウスはゆっくりとしか動けない状態のままですが、注射した方は元気に走り回るようになりました」(同)
 掲載のマウスの写真をご覧いただきたい。毛並みが艶々しているのがeNAMPTを注射したマウスで、毛の抜けた跡が目立つのが注射していないマウスである。
膨大な数の商品
その差は歴然
 さまざまな研究により、マウスでは非常に大きな抗老化作用があることが分かったNMN。果たして、人間でも同様の効果があるのか。今井教授らのグループは、アメリカで17年から女性にNMNを経口投与する臨床試験を行ってきて、今年4月、その結果を発表した。
 臨床試験に参加したのは肥満があり、糖尿病になる確率が高いとされる55歳~75歳の閉経後の女性。13人が1日250ミリグラムのNMN、12人が偽薬を10週間にわたって飲んだ。その結果、NMNを飲んだグループでは、骨格筋でインスリンの働きが25%上がっていることが分かった。体重70キロの人が7キロ体重を落とした時に得られるメリットと同程度の効果があったのだ。
 しかし脂肪や肝臓ではさしたる効果は見られず、血糖値の変化もなかった。
「マウスの実験よりもNMNの投与量が少なく、期間が短いことが関係しているのかもしれません。実は去年10月から第2次の臨床試験が開始されていて、今度は1日300ミリグラムで16週間、男性も女性も対象にして行っています。研究資金はアメリカ国防総省が出しています」(同)
 人間での効果が科学的に証明されるのはまだまだこれからということになるが、
「すでに膨大な数のNMNの商品が巷に溢れています。中には、生体内には存在しないと考えられる物質が含まれている商品もあったりするので、注意が必要です」
 と、今井教授。
「世に出回っている製品で、動物とヒトで安全性と効能が確認されているのは二つの会社のものだけ。立場上、製品名は言えませんが、どちらも日本製です。公知の事実として申し上げると、オリエンタル酵母工業は世界で初めてNMNの大量生産の方法を開発した会社。また、ミライラボバイオサイエンス社は世界で初めてNMNを商品化した会社です。NMNは日本発の抗老化物質なのです」
 オリエンタル酵母工業は主に研究用試薬を作っている。ミライラボバイオサイエンス社のものは一般消費者でも購入できる。
「お客様からは、疲れを感じにくくなった、睡眠の質が改善された、肌のはりつやがよくなったなど、さまざまな声が寄せられています」
 ミライラボバイオサイエンス社の取締役、島村大蔵氏はそう語る。
「私は今43歳で、もう6年以上NMNを飲んでいますが、まず、1カ月おきくらいに起こっていた偏頭痛がなくなりました。あと、85キロあった体重が徐々に落ちて67・8キロになり、肌がきれいですねと言われることが増えましたね」
 ちなみに同社の商品は高いものだと、60粒入りで34万5600円。1粒5760円である。お手頃なものでも60粒入りで6万4800円。1粒1080円だ。1粒に含まれるNMNの量によって値段が変わるが、いずれも誰もが明日から飲み始められる価格ではない。
「確かに現在は高品質なNMNは高額ですが、今後、技術革新が行われていくはずなので、それ程遠くない未来、価格は急激に下がっていくと思います」(今井教授)
体のさまざまな機能を増強
 NMNの価格が下がるのを待っていられない、という方も悲嘆する必要はない。もう一つの若返り物質である「5-ALA」はすでに一般人でも手の届く価格の商品が売られている。例えばネオファーマジャパン社の5-ALAサプリは60粒入りで1万1880円。1粒198円である。ちなみに同社は5-ALA生産・販売のパイオニア企業だ。
 5-ALAの正式名称は「5-アミノレブリン酸」で、天然アミノ酸の一種である。体内で作られるだけではなく、納豆などの発酵食品にも多く含まれる。
「5-ALAはミトコンドリアで1日に数グラム作られますが、病気や加齢にともなって生成量が低下します」
 そう説明するのは、ネオファーマジャパン、チーフサイエンティストで高知大学客員教授の田中徹氏。
「人体では5-ALAはヘムという物質のもとになります。具体的には、ミトコンドリア内で生成された5-ALAは一旦ミトコンドリアの外に出て、ポルフィリンに代謝され、再びミトコンドリアの中に入り、鉄と結合してヘムになります。そのヘムはミトコンドリア内の『呼吸鎖複合体』に取り込まれ、そこではアデノシン三リン酸(ATP)という物質が生み出されます。ATPは生命のさまざまな活動のエネルギー源となる物質です」
 メカニズムはいささか複雑なのだが、単純化すれば、5-ALAには、ミトコンドリアを活性化・増殖させる役割があるのだ。
「体内の5-ALAは生まれた時にはほとんどゼロですが、どんどん増えていき、17歳の時にピークを迎え、それ以後は減る一方となります」(東京大学名誉教授でもある、長崎大学大学院の北潔教授)
 田中氏は、
「年をとると5-ALAの生成能力が落ちてヘムが十分に作れなくなり、生命のエネルギー源であるATPが生み出されなくなる。それが老化と言われているものではないかと考えられます」
 として、ある実験結果について触れる。
「東工大との共同研究で、マウスに5-ALAを投与したところ、呼吸鎖複合体の活性が促され、ATPの生成量が向上しました。筋肉内では約10倍ものATPが作られるようになりました。また、老化したマウスに投与すると、元気に動き回るようになりました」
 先のNMNと似た結果が出たわけだが、「糖尿病」に対する効果が見込まれるという共通点も。
「山形大学との共同研究で5-ALAの生産が低い遺伝子組み替えマウスは糖尿病となり耐糖能異常を示しましたが、1週間5-ALAを飲ませるだけで正常になったのです。糖尿病の治療を行っている人に投与した試験でも、いい結果が出ています。特にバーレーンで行った試験では、糖尿病の薬2剤を限度まで飲んでいる患者さんのHbA1c(血糖値をはかる指標)が8・6から6・1まで改善しました」(同)
 先の北教授も言う。
「5-ALAを飲むとミトコンドリアが活性化するので、免疫力も高まり、体のさまざまな機能が増強されます。肉体的な面だけではなくメンタル面もそうで、認知症などにも効くのではないかと考えて研究を進めている方もいます。確かに、ミトコンドリアが元気になるとATPが増え、神経が活性化されて、アルツハイマー病などが改善する可能性はあります」
 特に高齢者の方々にとって必須のサプリとなる可能性があるわけだ。加えて言えば、昨年10月、北教授が率いる長崎大学の研究チームは、5-ALAに新型コロナウイルスの増殖を抑制する効果がある可能性を発表している。驚くべき「万能性」ではないか。
「5-ALA」(他の写真を見る)
体内時計と深く関係
「5-ALAをいつ頃から飲み始めればいいのかと聞かれた時、厄年スタートをおすすめしています。女性37歳、男性42歳ですね。それくらいの年代がちょうど体の変調を感じやすいですから」(先の田中氏)
 その効能に驚愕し、5-ALA関連の販売会社を自ら設立したという男性は、
「40代半ばから飲み始めてもう15年くらいになります。飲み始めてすぐ、翌日シャキッとしていて、目覚めが良くなるなどの効果は感じられたのですが、その一方で本当に5-ALAのおかげなのかという疑いも持っていました。そこで、しばらく続けた後にちょっと飲むのを止めたりもした。すると、飲んでいる時のほうが明らかに体調が良いのです。特に季節の変わり目に必ず体調を崩していたのですが、飲み始めてから体調を崩すことが全くなくなりました」
 5-ALAを飲まない時の「疲れやすさ」を10とすると、飲んでいる時は5以下になるという。
「59歳になった今も白髪はあまり増えず、全体的には黒いままです。あと、長い付き合いの人には“時が止まっているように全然変わらない”と言われます」
 無論、効果の感じ方は人それぞれ。何より、サプリに頼らずに若さを保つことができるならそれが一番である。
 先の今井教授によると、老化と密接な関係がある体内物質NADが減少するのを防ぐには、「運動」と「生活リズム」が大事だという。
「運動することによってNADを上昇させることができます。激しい運動ではなく、ウォーキングなど軽い運動で大丈夫です。あと、NADの合成は、サーカディアンリズムという体内時計と深く関係しています。マウスは夜行性なので夜、ヒトは昼行性なので昼、活動期にNADが上がるようになっています。そのリズムを正確に保つことがとても重要なのです」
 体内時計のリズムを正確に保つための方法として今井教授は「食事」を挙げる。
「活動期の頭に最も高いカロリーをとることが大事です。簡単に言えば、朝食をちゃんと食べましょう、ということです」
 今井教授は実生活でもそれを実践しており、
「私と家内は14年に一念発起して、朝食に夕食で食べるようなボリュームのあるものを、夜はワインを1、2杯とフルーツやハムやナッツやチーズを少し食べて終わり。8時までには食べ終わるという生活習慣に切り替えました。この生活を始めてから体調はとてもいい。何を食べるか、よりも、いつ食べるか、の方が体にとっては重要です」
 そう話す今井教授は現在56歳だが、40代後半と言っても通りそうなほど、若々しさを保っている――。


倒れている老人を見てもすぐに助けない中国人は、将来の日本人の姿か

2021-07-06 13:30:00 | 日記

下記の記事はダイアモンドオンラインからの借用(コピー)です

道端で倒れた高齢者を見たらどうしますか?
道端で倒れている高齢者を見て、すぐに助けるべきか――。日本では、「迷わず、すぐに助ける人」が圧倒的に多いと思う。しかし、現在の中国では違う。「日本も将来、現在の中国になってしまうのではないか」と懸念する筆者が、中国の実情と背景を解説する。(日中福祉プランニング代表 王 青)
大分の女子中学生による
高齢者との事故に思う
 先日、日本である判決がニュースとなり、波紋を呼んだ。それは、2017年9月、大分市の歩道を歩いていた女子中学生が高齢者女性とぶつかって、転倒させた。高齢者の女性は大けがを負い、後遺症が残ったということで、女子中学生に約790万円の賠償命令が下されたというものだ(3月15日、大分地裁)。
 このニュースを知った人々がSNSやニュースの掲示板などに書き込んだコメントを読むと…
「ぶつかって、けがをさせたのは、女子中学生の前方不注意であるから当然だ」
 などと、女子中学生の不注意を指摘する見方がある一方、
「私も怖くてお年寄りは避けます、近づかない。関わったらこちらが損する」
 などという、『今後はもうお年寄りに関わらない方がよい』という消極的な意見も多く見られた。
 筆者はこのニュースとこれらのコメントを読んで、「将来、日本も現在の中国と同じような状況になるのではないか」との懸念が頭をよぎった。
実は、中国では、お年寄りが道で転倒したら、「助けるべきか、見て見ぬふりをするか」という議論がずっと続いており、社会問題にまでなっているのだ。
中国で倒れている高齢者を
すぐには助けない理由
 もし、目の前でお年寄りが転倒したら、どうするか――。
 日本なら、迷う人はいない。「大丈夫ですか」と声をかけて迅速に手を差しのべ、お年寄りの体を助け起こすであろう。
 しかし、現在の中国はそうではない。大半の人が助けるべきかどうか、逡巡(しゅんじゅん)してしまうのである。
 なぜ中国の人々は、こんな「単純なこと」で、悩んでしまうのか。
 ことの発端は、2006年にさかのぼらなければならない。以下は中国・南京で起こったことだ。
 この案件は通称「南京・彭宇案」と言われる。2006年11月、彭宇という20代の男性がバス停でバスから降りたところ、そのバスに乗ろうとしていた60代の女性が転んで骨折した。彼は、女性の体を起こし病院に連れていったのだが、その後、女性は「男性にぶつけられて転んだ」と主張。なんと賠償金を要求し、裁判所に提訴したのだ。
 争点はぶつかったかどうかであり、双方の主張は食い違った。結局、裁判所は男性に4万元(約64万円)の支払いを命じた。この判決は当時中国全土に大きな波紋を広げて、嵐のような議論をまき起こした。
「助けてあげて、病院にまで連れていってあげたのに、結局悪者にされるのか?信じられない!」というのが、ほとんどの人の感想であり、多くの人が男性の味方になっていた。
 また賠償の金額があまりに大きい(当時の一般人の年収に相当する)こともあり、人々は憤慨した。その怒りは担当の裁判官にまで向けられた。特に、裁判官が判決の中で「男性が悪くなかったら、病院に連れていくわけがない」と述べたことで、世論から強く批判された。
 ちなみに、その後、その裁判官は南京中心地から遠く離れたごく小さな出張所に実質的に左遷されて、出世の道が閉ざされた(※筆者注:実際、その後、男性は女性と和解した。そして、本当は男性がぶつかったという説も濃厚ではないか、とも言われている)。
スマホで証拠を残してから
助ける人々
 この一件があって以来、中国では、道端で転んだり、具合の悪そうなお年寄りがいても、助けようとはしない人々が増えている。
 まず、周りの人が助けにいくかどうか様子を見るなど、躊躇(ちゅうちょ)するケースが多い。中には、助けに行こうとしている人に対して、別の人が「やめたほうがいいよ」と止めるケースさえある。
 助けに行く場合も、まずスマホで写真や動画を撮って「自分が潔白である」証拠を残してから、という方法が普及している。
「この事件は、中国の道徳モラルを50年ぐらい後退させた」と、多くの専門家が指摘している。
 いずれにしても、先の判決の社会的影響は非常に大きかった。人々の間に不信感が生まれ、信用や社会道徳に危機をもたらした。同じケースに出合った場合、「関わらない、まず自分の身を守る」という行動が最優先となってしまったのだ。
 とはいえ、世の中には「善意の人」は、まだまだたくさんいる。助けてあげてお年寄り本人や家族から感謝されるという「感動的な話」もある。そのたびにマスコミは躍起になって、助けた人を「英雄扱い」で大々的に報道するのだ。
 世間やマスコミも、現在の中国の風潮には危機感を持っており、少しでもこうした思いやりのない、排他的で利己的な世の中を改善したいのである。
倒れて自転車の下敷きになった高齢者
すぐには助けずに警察を呼ぶ
 数年前、中国の蘇州で起きた事件は衝撃的であった。
 60代の女性が雨の中、自転車に乗っていて転んだ。体が自転車の下敷きになり、足が痛くて動けない状態だった。そのとき、周りに二十数人の歩行者がいたにもかかわらず、だれも助けようとしなかった。
 雨の中、女性は泣きながら大声で周りの人に「私の不注意だった、あなたたちのせいにしないから、助けてください!」と助けを求めた。このような発言して、約10分間がたっても、状況は変わらなかった。
ようやく、一人の若い男性が現れ、自転車を引き起こし、警察に通報した。その後、警察の人と一緒に女性を起こして病院まで送った。女性は、取材にきたマスコミに「このようなことをよく耳にしていたが、まさか自分の身に起こるとは思いもしなかった。本当に感謝する」と感慨深く話した。
 日本人からすれば、わざわざ警察を呼んで女性を起こすことに違和感を持つであろう。
 助けた男性は地元新聞にも報道され、たたえられた。そして、「もし、助けてなかったら、自分の良心が許さなかった」と語った。
 しかしその一方で、相変わらずこのような「いい人」が裏切られる、残念なケースが後を絶たないという現実もある。
 最近、中国のある地方都市では、一人の少年が転倒したお年寄りを助けて、病院まで送った。助けられた高齢者が少年に「助けてくれてありがとう!転倒したのは、決してあなたのせいではないから」と言ったのにもかかわらず、お年寄りの家族はその後、少年を訴え、医療費などの賠償金を求めた。
 結局、少年の親がお金を払って和解したのだが、このような事例は枚挙にいとまがない。
身の潔白を証明するために
自殺してしまった農村の40代男性
 2019年には、中国広東省のある農村で痛ましい事件が起こった。
 40代の男性がバイクに乗っていたら、近くにいた90代のお年寄りの男性が転んだのが見えたため、バイクから降りて助けた。さらに、病院まで連れていった上、診察費も立て替えてから自宅に帰った。
 ところが、その後、お年寄りの家族から「バイクでぶつかった」と主張され、入院費と治療費合計20万元(約360万円)を請求された。
 捜査した警察も証人などの証拠が見つけられず、真実はあやふやとなった。その後、高齢者の家族から執拗に電話などで抗議、詰問を受けた男性は追い詰められ、数日後、川に身を投じて自殺してしまった。
 死をもって自分の潔白を証明したのだ。
 この事件も、中国で大きな話題となり、SNSでは、ほぼ以下のような助けた男性を擁護するコメントで埋め尽くされた。
「今後、一切助けない!助けたら人生が変わるから」
「助けるなら、まずお金持ちでないと無理だ」
「法律はどこだ?このような理不尽な恐喝をまず取り締まらないといけないだろう」
「南京・彭宇案」からもうすでに15年がたつが、いまだにその「後遺症」が残っていて、中国の人々は自分の良心に「どうすべきか」と問い続けている。
 日本は世界で類をみない超高齢社会だ。中国も少子高齢化が急速に進んでいる。今後、「高齢者の不慮の事故」に遭遇する確率が高くなるのは間違いない。そうした事態に直面した際、どういう社会であるべきか、一人一人が問われる時代となるだろう。
 今、世界中の人々がコロナ禍で精神的に追い詰められており、社会がギスギスとしている。「若者が暮らしやすい社会」「寛容性のある社会」の構築は、法律だけで誘導するには限界があると考える。
筆者が地元の商店街で見た
「感動的な情景」は将来も見られるか
 筆者が以前、地元の商店街で見た一幕がとても感動的だった。
 一人のお母さんが子どもを載せて自転車を押していたが、バランスを崩して倒れてしまった。子どもが自転車から落ちて泣き叫んでいる上、自転車のかごに入っていた食材が道いっぱいに転がった。そのとき、周りにいた歩行者5〜6人が一斉に駆け寄り、自転車を起こし、食材を拾ってかごに戻して、「大丈夫ですか?」と声をかけていた。この光景を遠くから見て、筆者の心には込み上げてくるものがあった。
「日本人はモラルが高い。人を助ける精神がある」
 こうしたイメージは中国にも浸透している。このため、中国では現在の風潮を憂慮し、「日本のように他人を思いやる成熟した社会を目指さなくてはならない」と考える人も多い。
 そのイメージを守るためにも、日本は今後もお年寄りや子ども、身体障害者といった「社会的弱者」に優しい社会であってほしいと切に願う。
 現在の中国みたいに、高齢者を助けるときに、「まず音声、映像を記録し、警察に連絡」という手順を踏む社会はあまりに悲しい。
王 青:日中福祉プランニング代表


「眞子を守れていない…」小室圭さん問題でご心痛の紀子さまから漏れ出た自責の肉声

2021-07-06 11:00:00 | 日記

下記は週間女性プライオンラインからの借用(コピー)です


「考えすぎなのでしょうか……。紀子さまは近ごろ、以前にも増して顔色は悪く、思いつめられているようなお姿が多く見受けられます。
 今は、各界の専門家から新型コロナの状況をオンラインでお聞きになっていますが、無理やり笑顔をつくっていらっしゃるようにも見えて、痛々しいというか……」
 そう紀子さまの近況を明かしてくれたのは、秋篠宮家関係者のひとり。
「先日の『母子手帳国際ウェビナー』へのご出席が“異変”のきっかけになったのかもしれません」(同・前)
 5月末、紀子さまは妊娠中の女性への支援をテーマにしたウェブセミナーに、オンラインでご出席。
 日本発で世界中でも使用されている母子手帳を、紀子さまも妊娠中に活用されていた。
「'18年にタイで開かれた『母子手帳国際会議』に出席された紀子さまは、日本から持参した眞子さまのときの母子手帳を取り出し“母子手帳は日本の多くの母親を助けてきました。私もその1人です”と、スピーチされていたのが印象的でした」(皇室担当記者)
12歳の眞子さまと8歳の佳子さまを連れて赤坂御苑をご散策('03年11月)
 このスピーチでは「私はいつも健診に母子手帳を持っていき、それに医師や看護師が記入していました。家では、成長の記録を自分で記入しながら、子どもたちの発達をたどることができました。母子手帳は私たちの家族にとって、とても大事なものです」とも述べられている。
 実際、眞子さまを妊娠中の紀子さまは母子手帳と向き合い、お腹の子に思いを馳せられていたという。
「妊娠中はつわりでつらいことも多いようでしたが、いっさい弱音は吐かれなかった。むしろ“今、とても貴重な体験をしています”と、笑顔で前向きにご出産を楽しみにされていたことを覚えています」(宮内庁OB)
“お子さまのお名前をどうするか”という点にも、とてもこだわっておられたとい
「紀子さまが妊娠されていたころ、ご夫妻での散歩中や食事の際は、いつもお名前の話題になっていましたね。
 最終的に“自然のまま、飾ることのない人生を歩むように”との願いを込められ、『眞子』と名づけられました。
 おふたりは名前の音にもこだわっており、『眞子』は“まさこ”とも読めますが、紀子さまにならって“まこ”と読むことにされたと当時お聞きしました」(同・前)
'91年12月、生後2か月の眞子さまを秋篠宮さまと紀子さまは幸せそうに見つめられて
【写真】ご結婚直後の'90年8月、秋篠宮様と楽しそうにテニスをする紀子さま
 ご自身の名前にちなんで名づけた眞子さまを愛情深く、礼儀正しく育ててこられた。
眞子さまの結婚も素直に幸せを願われていたが……
「まだ眞子さまが小学校高学年のころ、ご一家で私的旅行に行かれたときのことです。
 宿泊先の旅館で食事する際、従業員がご飯をよそおうとしたところ、眞子さまは“私がやります”とご家族分のご飯をよそわれたのです。普段もご家庭で手伝われていたから、自然とそうされたのでしょう。
 その旅行で訪れたお宅でも、眞子さまはお行儀よくずっと正座。おやつにスイカが出されたところ、紀子さまを見て“食べてもいいですか”といった表情を。お母さまが頷かれるのを見て、眞子さまは“いただきます”と言ってからスイカを召し上がられていました」(宮内庁関係者)
 眞子さまは、次女の佳子さまよりも厳しく育ててこられたといわれるが、その分、お母さまからの信頼は厚かった。
 '13年ごろに小室圭さんを紹介された際も、紀子さまはお相手を疑わず、素直に幸せを願われていたという。
 しかし、'17年末に発覚した小室家の金銭トラブルによって婚約は延期に……。
7月末にニューヨーク州の司法試験を控える小室さんと、金銭問題をまだ解決させていない佳代さん
「小室さん親子を宮邸に呼び、金銭問題の経緯などを問うも、“借金ではない”と繰り返すばかり。紀子さまは“借金自体が悪いのではなく、お金を工面してくれた相手に対する誠意が欠けている”ことで、小室さん親子に対する不信感を募らせていたのです。家同士の問題である婚約など、到底考えられないといったご様子でした」(皇嗣職関係者)
 小室家とは縁がなかった─。そうお考えになったのか、小室さんがアメリカ留学に旅立つ直前、紀子さまは“策”に打って出た。
「小室さんの留学先である『フォーダム大学』のHPに掲載された記事に“眞子さまの婚約者”と表記されたところ、宮内庁が大学側に“フィアンセではない”と通達しました。実は、このことを指示したのは紀子さまだったそう。
 妃殿下は当初、おふたりが日米の遠距離恋愛となるため、自然消滅を狙われていたようです。だからこそ、“小室さんはあくまで婚約内定者で、結婚すると決まったわけではない”と主張されたかったのだと思います」(同・前)
「フラワーギフト」を母娘で手づくり
 小室家の問題による国民からの批判がやまない中、紀子さまは眞子さまとの“意思疎通”を図られていたそうだ。
「『全日本ろうあ連盟』が配信した映画や、若手芸術家を支援するチャリティーコンサートを一緒に視聴され、週末には畑の草とりや野菜の収穫をご一緒になさっていました。
 コロナ禍では、医療団体におふたりで手づくりしたフラワーアレンジメントを贈られていました。そういった中で、結婚問題も含めた眞子さまとの“対話”を大切にされていたようです」(前出・宮内庁関係者)
'16年5月、悠仁さまが参加された運動会の応援に。紀子さまは今も変わらず眞子さまをご心配されているという
【写真】ご結婚直後の'90年8月、秋篠宮様と楽しそうにテニスをする紀子さま
 しかし、眞子さまのご意志は想像以上に固く、昨秋あたりから“結婚容認”のスタンスに傾かれてしまったという。
「昨年9月のお誕生日に公表された紀子さまの文書には“長女の気持ちをできる限り尊重したい”と綴られ、今はそのおことばどおりのスタンスです。とはいえ、眞子さまが小室さんと結婚した場合、これまで以上の誹謗中傷を受け、場合によっては身に危険が及ぶ可能性すらあります。母親として、非常に心を痛められているのです」(同・前)
 母としての苦悩を抱える中、冒頭のセミナーで母子手帳を手にしたことで、胸にしまわれていた“自責の念”がついこぼれてしまった─。
「セミナーに寄せるおことばを練られていたころだと思います。ごく近い関係者に“娘を守れていませんね……”と、漏らされたのです。
 いつも気丈に振る舞っておられる紀子さまが、弱音を吐かれるとは大変驚きました。多くの国民から祝福を受けて眞子さまが結婚することは、もう不可能だからでしょう。
 紀子さまは、大切に育ててきた眞子さまを幸せに送り出すことができず、その責任を強く感じていらっしゃるのです」(前出・皇嗣職関係者)
 30年前、母子手帳に込めた眞子さまへの気持ちを思い出した母のご心境は─。


足の専門医が警鐘「歩かないと足の血が逆流する」

2021-07-06 08:30:00 | 日記

下記は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です

テレワークの導入や自粛生活で、「歩く」機会がガクンと減った分、増えた体重を気にしている人は多いだろう。しかし、歩かなくなったことで気にするべきなのは、体重だけではない。足の健康、ひいては全身の健康状態だ。
「足のむくみ、だるさ、冷えは、あなたの体が発信している『危険信号』です」と注意を促すのは、日本で唯一の「足の総合病院」、下北沢病院の副院長、長﨑和仁氏。とくに通勤で歩いていた分、1日の歩数が激減したオフィスワーカーは要注意だという。
足のトラブルを放置するのが危険なワケと効果的なセルフケアについて、長﨑氏の最新刊『足の先生! 足のむくみ、だるさ、冷え、下肢静脈瘤 どうすればラクになるか教えてください。』より一部抜粋・再構成してお届けする。
足のむくみ、だるさ、冷えは「血行悪化」のサイン
私は足の専門医として、さまざまな足のトラブルを診てきました。むくみやだるさなど、足のトラブルに悩んでいる人は、実にたくさんいます。しかし、症状を自覚していても、がまんしたり、放置したりしている人もたくさんいます。
足のむくみ、だるさ、冷えは、足の「血行」が悪化しているサインです。何も対処せずに放っておくと、症状が進んで、大変なことになってしまいます。さらに、「下肢静脈りゅう」になって、足が凸凹になってしまうかもしれません。下肢静脈りゅうは、血行の悪化が進んで、血管が壊れてしまう病気だからです。
一般的に、下肢静脈りゅうは命に関わるような病気ではありませんが、つらい症状や外見の醜さで悩んでいる人がたくさんいます。そして、自然治癒することがなく、何もせずに放置していると、どんどん悪くなってしまう、厄介な病気でもあります。
とはいえ、早いうちにきちんとケアすれば、お金をかけずに「足の健康」は保てます。日常生活の中で、足の血行をよくするように心がけることで、足の不快なトラブルを解消したり、下肢静脈りゅうの発症や進行を遅らせることが可能です。
なぜ足の血行が悪いと、足のトラブルが起こるのでしょうか。それは、人間が立って歩く生活をしているからです。人間が立っているとき、足は心臓よりもはるか下にあります。当然、心臓から送られた血液は、重力に引っぱられて戻りにくくなります。足には、重力に逆らって血液を心臓に送り出すための原動力がなさそうに見えます。けれども、血液は無事に足から心臓へと戻っていきます。
足をきちんとケアするためには、足の血液を心臓に送り返す仕組みを知っておくことが大切です。ここで、押さえてておくべきポイントが2つあります。
・ふくらはぎの筋肉が心臓と同じ働きをする
・静脈に逆流防止弁がある
歩いているとき、ふくらはぎの筋肉は収斂と弛緩を繰り返します。すると、そこに挟まれた静脈内の血液が押されて、上方向に送られます。このように、ふくらはぎの筋肉は、動かすことで、足の血液を心臓に送り返すためのポンプのような働きをします。ふくらはぎが「第2の心臓」と呼ばれるゆえんです。同時に、静脈内の弁が、血液が重力に引っ張られて下方向に逆流するのを防いでいます。
静脈の逆流防止の「弁」は壊れやすい
多くの人が、動脈と静脈は同じような管でできていると思っていますが、それは違います。動脈は、心臓の力強い拍動で送り出される血液を受け止めるために、弾力に富み、とても丈夫にできています。一方、静脈は、動脈に比べると薄くできていて、わずかな圧力の差で血液を心臓に戻せるような作りになっています。
そして、動脈と静脈の最も大きな違いは「弁」の有無です。静脈には血液の逆流を防ぐための弁がついています。
動脈は心臓の力強いポンプとしての圧力を受けていますが、静脈にはそれがありません。そのため、血液が逆流せずに心臓まで流れるように、静脈の中には逆流防止の弁があります。この弁は両足で100個くらいあります。
静脈の弁は膜のような組織なので、あまり丈夫ではありません。強い力が長時間加わると、簡単に壊れてしまいます。しかも、爪や皮膚とは違って、いったん壊れてしまうと再生することがありません。
静脈の弁が壊れると、その部分で血液の逆流が起こり、血液がたまってしまいます。そして、静脈が膨張したり、蛇行したりする病気が「下肢静脈りゅう」です。
下肢静脈りゅうは、足がむくんだり、痛くなったり、だるくなったり、コブのようなデコボコができたり、足の表面に見苦しい模様が浮かんだり、さまざまな症状があります。
ふくらはぎが「第2の心臓」と呼ばれていることはよく知られていても、ふくらはぎの運動不足がさまざまなトラブルを招くことをご存じの方はまだ多くありません。さらに、静脈には弁があり、それが壊れることで下肢静脈りゅうが起こることは、医師に言われてはじめて知る方が多いようです。
私はこれまでに1万人以上の下肢静脈りゅうの手術を経験しました。けっして珍しい病気ではありません。15歳以上の日本人の43%がかかっているという報告もあります。
不可逆的に進行する病気ですから、当然、年齢が上がるほど発症率は上がります。30~49歳では55%、50~69歳では61%、79歳以上では75%と4人に3人という高率になっています。高齢のご家族がいらっしゃったら、この機会に足の状態を確認し、早めのケアをおすすめしていただけたらと思います。
歩くことで、足の血液が心臓に戻る
運動不足、とくに「歩かない」ことが、足の健康にどんな影響を及ぼすのでしょうか。ふくらはぎを収縮・拡張させる運動が足りないと、足の血液を心臓に送り出すポンプ作用が十分に働かず、足に血液がたまりがちになります。
たまった血液は足の組織にしみ出して、足がむくみます。血行が悪くなると、老廃物がたまり、足がだるくなります。筋肉を動かさないと熱の発生が足りなくなり、血行が悪いと十分な血液で熱を運ぶことができなくなります。
足に血液がたまった状態が続くと、やがて静脈の弁が壊れ始めます。弁が壊れると、血液が逆流を始め、静脈が膨れ上がり、下肢静脈りゅうを発症してしまいます。
そうなる前に、むくみ、だるさ、冷えを感じたら、しっかりケアしましょう。これが「足の健康」を保つための第一歩です。
足のむくみ、だるさ、冷えを防いだり、改善したりするためには、足の血行をよくするのが大切です。ふくらはぎを動かして、足の血液を心臓に戻してあげるようにしましょう。
・とにかく歩くこと
ムリなく足の運動をするには、1日8000歩の散歩がベストです。散歩の時間が取れない人は、通勤・通学時にいつもより多く歩くようにしましょう。
・同じ姿勢を続けない
長時間の立ちっぱなし、座りっぱなしを避け、30分ごとに足の運動をするようにしましょう。かかとを上げ下げする「かかと上げ体操」を少し繰り返すだけでも効果があります。
・疲れた足をマッサージ
運動や立ち仕事・座り仕事で足がつかれたら、入浴後などに足をマッサージして血行をよくしましょう。足先から太ももに向かって3~5回ほど軽くもむ程度で十分です。
足が重だるい、足がよくつるなどの症状がある場合は、サイズの合った弾性ストッキングをはくと症状が軽減できます。
弾性ストッキングは、足を圧迫して、ふくらはぎの筋肉を締め付け、心臓に血液を戻すポンプ作用をサポートする医療器具の1つです。着用すると、その部分の静脈が圧迫されることで血流が速くなり、血行がよくなります。
弾性ストッキングは、ふくらはぎのポンプ作用を効果的にアシストするものですから、歩く、ストレッチをするなどのふくらはぎの運動と併用することで効果を発揮します。はいただけで運動をしないとか、寝ている間にはくなどは、あまり意味はありません。弾性ストッキングは、基本的に起きているときにはき、寝るときは脱ぎます。
下肢静脈りゅうに対する効果については医療用の弾性ストッキングがベストです。むくみを減らしたい、足の形を整えたいなどのニーズならば、市販の製品でもよいでしょう。弾性ストッキングとはどんなものかを知る入門用にもなります。
弾性ストッキングは、自分に合ったものを選び、ふくらはぎのポンプ作用を意識して日常的に運動を欠かさないことで効果を発揮します。
足のトラブルは早めのケアが大切
出勤や外出の機会が減り、歩かなくなったことで、足のむくみ、だるさ、冷えを感じるようになったら、それは足の血行が悪くなった最初のシグナルです。ここで何もせずに放置するか、早速ケアを始めるかによって結果は大きく違ってきます。
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足の血行をよくするには、1日8000歩くだけでよいのです。休みなく働いている心臓をサポートしながら、血行を促していくのですから、「第2の心臓」であるふくらはぎの運動もムラなくコンスタントに行いましょう。
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長﨑 和仁 : 下北沢病院副院長