富岡町観光協会ブログ「夢咲くら」

警戒区域となった福島県富岡町の現在…
東日本大震災・原発事故・避難に関する新着情報などをお伝えしています。

アクアタイムズが訪問

2011-06-30 11:11:52 | アクアタイムズ・ソウルセット・猪苗代湖ズ
平成23年6月27日(月)、人気ロックバンドの「アクアタイムズ」が、
いわき市内の中央台北中学校をサプライズ訪問したとのこと。

5人のメンバーのうち、2人が福島県出身で、
OKPーSTARさん(ベース)は、いわき市出身、
大介さん(ギター)は、富岡町出身です。

この中学校では、久ノ浜の中学生もいっしょに勉強しているそうで、
大介さんの御両親も避難生活をしていていることを曲の合間に話すなどした他、
ヒット曲で生徒の皆さんを元気づけたそうです。

忙しいスケジュールの中、来て下さって本当にうれしかったと思います。

相双連合チーム頑張れ!

2011-06-28 09:45:10 | 東日本大震災関連
もうすぐ7月です。

本日、フジテレビ「とくダネ!」にて
夏の甲子園出場をめざす、相双連合チームの特集が放送されていました。

福島県双葉郡内には硬式野球部がある高等学校が何校かあります。
今回の震災による避難で、転校したりして部員が少なくなり、
しかもその部員も、いわき市内や郡山市内、福島市内などの
各避難所にバラバラになってしまっているそうです。

その中でも県立双葉高等学校の硬式野球部は、
過去3回甲子園出場を果たしている名門校。
40人いた野球部員は現在15名。
福島第一原子力発電所からわずか3㎞ほどに位置する高校です。

そして大熊町にある、県立双葉翔陽高等学校からの数名と、
富岡町にある県立富岡高等学校から1名が加わり、
相双連合チームとして夏の福島県大会に参加するそうです。

「遠くに転校していった友達が見てくれるかもしれないし、
 家族の都合などで転校しなければならなかった部員の分まで頑張りたい。」
といっていたナインの言葉がとても印象的で、せつなかったです…

みんなでやれる練習は週一回程度ということですが、
心より応援しています。

我が家の猫

2011-06-26 14:30:45 | 一時帰宅
我が家の愛猫「しろ」は、
ちょうど7年前、フラッと我が家にやってきた猫ちゃん。

耳としっぽだけが黒くて、あとは真っ白で器量好しだった…
用心深くてミルクを出しても中々飲んでくれず、
人がいなくなると安心して飲み出すような猫だった。

一番興味を示したのは5年生だった末娘。
ちょっと小さめの、その猫ちゃんに一目惚れ!

そうした日が3日過ぎた頃、娘は小魚のシラスを手にして、
そっと猫ちゃんの口元へ持って行くと、食べてくてれて…
娘が大喜びしたのは言うまでもない!

それでも飼い猫とはならず、家の外で猫は夜を過ごしていたのだが、
ある時、すごい鳴き声がして…外を見ると見たこともない大きな猫に襲われていた。
右足を負傷した猫ちゃんは、その日から我が家の一員となった。

一週間もすると右足を引きずるようになり、
動物病院へつれていくことに…
「お名前は?雄?雌?」といわれた祖母は、「シロです!雌です!」
本当はまだ名前はつけていなかった…
かくして「シロ」と名付けられた猫ちゃん。
しかも!「この子、ついてますよ!」と言われ唖然!
しっかり男の子だった…

あんまり綺麗な猫だったので、我が家の家族全員、女の子だと思って、
ピンクの首輪まで買って付けていた(笑)

あれから、どんな時も娘のそばを離れず、
知らない客が来ると、一目散に隠れてしまう我が家のシロちゃん…
3月12日に避難指示が出され、そのまま富岡町に置いてきてしまっている。
人見知りの激しいシロちゃんを避難所に連れてはいけなかった。
もちろん、すぐ帰るつもりでもいたし…

今、一時帰宅の際に、シロちゃんを預かってもらえないかと考えている。
生きていることを願って…



愛車の修理…

2011-06-24 15:46:01 | 震災日記
3月11日の東日本大震災発生時、
仕事で訪れていた事務所の屋根から大量の瓦が落下し、
駐車していた車が損傷したそうです。

フロントガラスには大きなヒビが入り、左側のドアミラーもプラプラ状態、
ブレーキランプなども破損して、ちょうど左半分が傷だらけ。
翌日の12日には川内村への避難指示が出ましたので、
仕方なくその車に乗って川内村へ移動したとのこと。

13日、14日、15日と避難所で過ごしましたが、
15日夜に避難所を出発する際、ガソリンの残量が少なくて
やむを得ず川内村に車を残してきてしまったそうです。
川内村の警戒区域ではない場所なので、なんとか車を取りに行きたい。
破損箇所にサビも出ているだろうけど、思い入れのある車なので…と。

こうした思いを抱く方々は多いのでは?
現在、警戒区域の富岡町内へ置いてきた自家用車を取りに、
順番で行っているそうです。念のために車の除染作業もするそうですが…

本日は猛暑日3日目、こうしていると汗が顔から体から吹き出してきます。
室温は34.0℃、少し風があるのでなんとか我慢できますけど、
これから本格的な暑さが始まると思うと、少し憂鬱かな…
埼玉県熊谷市では、39.8℃をマーク!6月最高気温だそうです。
暑いはずですね…

とみおか町災害情報No.3

2011-06-23 17:47:15 | 東日本大震災関連
富岡町災害対策本部は、平成23年5月15日より、月2回、
「とみおか町災害情報」を発行しています。
昨日は郵送にて6月15日発行のNo3が、
福島県外へ避難している私の元へも届きました。

屋根の応急処置についてや、仮設住宅の再募集、被災証明書など、
一時帰宅の状況、軽自動車税についていろいろなお知らせが掲載されています。

No1,No2,No3の内容について、富岡町の公式HP上でもお知らせしているようです。
どうぞアクセスしてみて下さい。
http://www.tomioka-town.jp/

東北地方梅雨入り

2011-06-22 14:31:19 | 震災日記
平成23年6月22日(水)、ただ今の室温33.5℃
(福島県内はもっと暑さが厳しいかも…)
今夏一番の暑さです!

昨日より東北地方もいよいよ梅雨入りしましたとのことで、
富岡町内の被害を受けている住居が心配です。

本日のワイドショーでは、福島県内の瓦業者さんが
3年~4年分の依頼があり、忙しくて大変と報道されていました。
ブルーシートをかけてあるけど、いつ修理可能かわからないと…

でも、富岡町をはじめとする双葉郡内の町村の被害家屋は、
ブルーシートさえかけることが出来ない状態です。
富岡町議会では破損家屋にブルーシートをかけることが可決されたと聞き、
少し安心した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
(いつになるか分かりませんが…)

運転免許証

2011-06-21 13:19:41 | 震災日記
なにを隠そう、私の父は、福島より避難する際、
運転免許証を持ってきませんでした…

本人は、2~3日で自宅に帰れるつもりでいたらしく、
さらに、後日わかったことは、な~んと保険証も…持ってこなかった。
もちろん、預貯金の通帳・印鑑なども!

全国のO型の皆さんには申し訳ありませんが、皆でアングリ…
でも父のこれまでの行動を思うと、不思議と家族は納得!
それからが大変でしたよ~!
なにせ、身分を証明する物が何もないのですから!

身を寄せている妹夫婦の直筆証明書を持って最寄りの警察署へ行って、
運転免許証の再発行申請。
郡山市から本人のデータをもらうのに1週間、
後日運転免許証を受け取りに再度警察署へ。
そのデータと、本人を確認した上で再発行となりました。

ただし、現住所は身を寄せている妹夫婦宅が印字されていて、
福島に帰ったら警察署で住所を変更して下さいとのこと。

ここで一つ問題が…
せっかく再発行してもらった運転免許証ですが、
住所が福島県で表示していないため
(本籍地などはICチップ内にあり、印字は現住所のみです)
罹災証明書がないと被災者である証明が出来ないのでした。

津波などで流されてしまった場合などは別ですが、
身の回りの貴重品は、やはり持って動くべきと感じました!

一番助かったのは、罹災者・被災者証明書を
自治体がすぐに発行してくれたことです。
FAXや郵送などで震災で混乱していたにもかかわらず、
3月22日より自治体首長さんの公印が押せない状況でも
出して下さいました。本当に助かりましたよ。
自治体職員の皆さんありがとうございました。
ちょっとお礼が遅くなりましたが、
震災より103日目のこの場をお借りして御礼申し上げます。

大震災のあの日から100日目

2011-06-18 19:51:04 | 震災日記
今日で、3月11日(金)東日本大震災より100日目を迎えました。

平成23年6月16日(木)には、
郡山市のビッグパレットに、サッカーの長友選手が訪問、
子供と交流したとのニュースが報じられました。

富岡町の公式HP上では、東日本大震災に関してのお知らせが
カテゴリー別に検索出来るようになっています。

災害支援に関する仮払い補償金申請や、仮設住宅入居についてなど
その都度更新していますので、特に福島県外に避難されている方は、
一度ご覧下さい。

富岡町内の被害状況写真などもアップされていますよ。


6月10日の朝日新聞掲載記事より

2011-06-17 12:00:01 | 震災日記
平成23年6月10日(金)の朝日新聞に、
出産を控えた富岡町出身の女性の方のコメントが
掲載されていました。

生まれ育った富岡で産みたかった…子供に
「お母さんの故郷ってどんなところ?」って聞かれても、
写真もないし、何て教えてあげればいいの?

読んでいて涙がこぼれてきてしいました。
何かして差し上げることは出来ないかと悩んでいます…

ああ、やっぱり…

2011-06-16 14:39:30 | 震災日記
本日朝のワイドショーにて
福島第一原子力発電所近辺のセシウム汚染状況についてと、
いつ頃故郷に住むことが可能になるか、
お二人の研究者の取材を報告していました。

震災以前の放射線量と同じくらいになるのは、
100年後くらいと言っていました。
チェルノブイリ事故と同じくらいの汚染状況だ…とも。
ただし、雨・風の影響もあるので最大の数字ですが…と。

「ほんとに?」 「ああ…、やっぱり…」

今年の4月、関東地方の桜の花をみては涙を流していた母…
壊れた屋根にブルーシートをかけに帰りたいという父…

いろいろな想いが駆け巡ります…


ある家族のケース 3月17日(木)病院へ

2011-06-10 10:53:43 | 地震・津波・原発事故・避難
あの大地震より1週間、両親達4人とご主人は、病院へ。

高血圧や高脂血症、糖尿病、心臓などに持病を抱えていた為、
のみ薬も少なくなっていたので不安な日々を過ごしていました。

茨城県内でも守谷市付近は、ガソリンスタンドに給油の為の
行列が続いている他は、節電対策をしているものの、
コンビニやスーパーなども通常営業で、まるで別世界。
東北地方の震災がウソのようです…
気温も暖かく真冬の装いは必要ないくらい。

診察後、着替え用の春物衣類を調達しました。
東北では雪もちらつく日もあったのに、茨城は、もう…春でした。



ある家族のケース 3月16日(水) 6日ぶり

2011-06-09 11:08:39 | 地震・津波・原発事故・避難
震災より6日ぶりのお風呂…
妹は、非難してきた家族全員分のパジャマや下着を買ってくれていた。

そして新聞・テレビニュース…
原子力発電所の水素爆発や津波の映像・写真など、
福島では見ることがなかったものがたくさん…
「こんなふうに報道されていたんだ…」とわかり、しばらく放心状態。

この日の夜は疲れているのに、興奮してしまって、
あまり眠ることが出来なかった…

ある家族のケース 3月16日(水)午後17時30分 到着

2011-06-08 10:53:27 | 地震・津波・原発事故・避難
仮眠をとったものの、72歳の父は疲れていたらしく、
フラフラと車が左右に走る…眠かったらしい…
後部座席から手を振ったり、休憩を何回も取ったりして
常磐自動車道路谷和原ICで高速道路を下りたのは午後5時を過ぎていた。

いわきナンバーの為、料金は無料にしてくれた。

谷和原ICより車で5分、妹夫婦宅に到着したのは午後5時30分。
日立市より、まる一日かかってしまった。

妹のご主人は会社を休んで待っていてくれた。
妹は勤め先が管理している独身寮の一部屋を、
事務局長さんより借りていてくれていた。

主人の両親と弟夫婦の4人は、その寮へ移動。
気を使わずにすむようにとの配慮だったらしい。
敷き布団やシーツ・タオル類も準備してくれていた。