富岡町観光協会ブログ「夢咲くら」

警戒区域となった福島県富岡町の現在…
東日本大震災・原発事故・避難に関する新着情報などをお伝えしています。

2巡目一時帰宅①広野IC

2011-11-30 11:47:04 | 一時帰宅
平成23年11月25日(金)晴れ、午前10時頃
常磐自動車道広野ICまで1㎞地点を通過。
7月上旬以来、4ヶ月半ぶりの2巡目となる一時帰宅に自家用車で参加。

風もなく良い天候に恵まれました。
四ツ倉パーキング(空間線量は約0.3マイクロシーベルト前後)で、
トイレ休憩をとりましたが、富岡町内の見知った顔ぶれの方々と遭遇…
私達もですが、都合がつかず一度日程をキャンセルされた方が多かったです。
一時帰宅2巡目は、12月3日が最後となるそうですが…
3巡目は検討中だとか…

風とロック LIVE福島公式本発売中!

2011-11-18 15:03:44 | アクアタイムズ・ソウルセット・猪苗代湖ズ
平成23年11月11日に、LIVE福島の公式本が発売になりました!

9月14日~19日の6日間開催された、風とロック SUPER野馬追の
出演者及び協賛者、そして会場へ足を運んだ皆さんのメッセージが
ぎっしりと詰まった「公式本」です。

Tokyo No1 Soul Set、また、猪苗代湖ズのメンバーでもある、
川内村生まれ・富岡町育ちの渡辺俊美さんの、
故郷への想いも掲載されていますよ。

各会場での様子が写真やインタビューによって手に取るようにわかります。
郡山会場だけでなく、相馬会場へも行きたかったなぁ…
皆さん!是非、読んでみて下さい。
もちろん、売り上げの一部は被災者支援として福島県へ寄付されます。

富岡町立小・中学校「再開のつどい」

2011-11-17 13:00:38 | 東日本大震災関連
平成23年12月23日(金)天皇誕生日祝日
天栄村「レッジーナの森」にて、
富岡町内の小中学校生「再開のつどい」が開催されます。

我が家の末娘も参加対象者ですが、
離れ離れになった友達と会える嬉しさに、今から心がウキウキ…
送迎バスの時間を考えると、郡山市内に避難している祖父母宅に
前泊しなければなりませんが、本人にとっても祖父母にとっても、
何よりのクリスマスプレゼントです。

今回の震災・原発事故の避難によって「心」が傷ついています。
大人が思っている以上に、子ども達は感じています。考えています。
企画・準備・手配して頂いた関係者の皆さんに、感謝申し上げたいです。
なかなか会えない同級生との再会は、どんなにか「心の癒し」…
そして「ちから」となるでしょう。

一時帰宅について

2011-11-13 09:24:39 | 一時帰宅
昨日、このブログへ皆さんのお役に立てればと、ある方から連絡がありました。
その一部を抜粋して掲載させて頂きます
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一時帰宅しました。
大半の人は一時帰宅を終えたので、この記事は無駄かもしれません。
でも、誰かの役に立てば…

持ち込むと便利なもの。

●養生テープ(配布されるビニールシートの固定など。ガムテープより接着力が弱いところがポイント。)

●布団圧縮袋(出来る限り大きい物)ビニール製の掃除機で吸って圧縮するやつ。
圧縮ではなく、荷物運び用に使います。)

●食器棚シート(適当なサイズに切って車の足元に。泥が車に落ちることを防げるはず。
運転席は足元が滑らないように注意。事故ったら目も当てられない。)

●ビニール紐(圧縮袋に入らないもの(テレビや鏡など)に布団を巻いて、これで縛る。)

●ジップロック(カメラとか携帯とか、持ち歩きたいけど汚染されたくない人向け。
透明だからこれにカメラを入れて、養生テープで固定すればそのまま撮影できるかもしれない。実際にはビニールで白く撮影されてしまったが…小物を持ち出すのにも便利かもしれない。)

普通の成人男性なら布団に包んだ32インチテレビを布団圧縮袋に入れて一人で運べます。
今回は持ち出さなくても、守りたい服や家財にビニールをかけるのも良いかもです。

楢葉町の災害用ホームページの説明が細かくて良いと思った。見てみると昼飯の持ち込み可だったり、場合によってはレンタカー可だったり、もっと早く聞きたかったことも書かれてるかも。)

----ここより、帰宅した流れ-----

広野町体育館到着。駐車場から体育館まではマイクロバスで送迎。事前にそんな説明は聞いてないので少々困惑。

バスの台数が多いので、無理にバスに箱乗りする必要もない。
目の前でドアを閉められても直ぐ後ろにバスは来てます。
何にイラついているのかわかりませんが、目の前でドアを閉められたからといって、
バスを殴るのはやめましょう。見てる側も不快ですし、殴ったあなたの手は直りますが、
歪んだバスは直りません。原発被害者が原発被害者に加害しないでください。
つーか、普通に犯罪です。

体育館で一通り手続き。
トランシーバーの説明はほぼ無いので、不安な人はきちんと使い方を聞きましょう。
渡される線量計は積算放射線量計。私は3時間未満で3μ㏜だった。
防護服やらを受け取って、その中に車の荷台用ビニールシートも一枚あります。

車の窓枠など、目張りはしてもらえないので、気になるなら自分ですること。誰もそんなことしてないけど、長く乗りたい車なら、座席の足元に食器棚シート位は敷きたい。

道路がかなり整備されているとはいえ、家の近くはガラスがあったりします。
土の放射性物質より、土に混じったガラス類でのパンクに注意したいところ。
信号は大半動いていないので、信号では徐行が必要です。パンクしたり事故ったりしても、トランシーバーもあるし、警察車両も多く走ってるので何とかしてください。

家の中は私のとこはほぼ無傷なので異臭も生きてる虫もいませんでした。それでもかなり虫の死体が多く、気持ち悪いです。トイレも風呂場も死体が無かったので、LDKのような「窓の光が入る排水溝のある部屋」が悲惨なようです。リンゴや野菜類はそのまま朽ちた形をしていたので、虫による食害はあまりなさそうでした。流しに蓋をして、ナフタレンとか置いて来れば来年は虫が少ないかも。

私はすっかり忘れてきましたが、
一年以内に買った家電なら、保証書類も一緒に回収しておけば、
地震で壊れてても無償修理できるかもです。可能性ですが。

もう来ないかもしれないので、記念写真を数枚撮ってみたり。
写真撮る暇がなかったけど、富岡駅近くにダチョウいました。
駅周辺の道路はがれきも撤去され、本当の意味で何もない駅が強調されていました。
犬も居ました。ご飯を適度に貰っているのでしょう。それなりに丸かったです。

荷物摘み終わったら防護服を脱いでる人が大勢いましたが、
一応、帽子と脚以外を脱ぐのは広野町体育館です。

「Tom-Tomの中に人が居るー!!」「それ、カーネルおじさんや…」
あのあたりの店、ガラス割られてる店は少ないけど、事務所付近の鍵が上手く開けられてるのが多いです。上手い事開けて、侵入した後は派手にバールで金庫を壊す。
そんなのがかなり多そうです。
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以上、一部抜粋で掲載しました。情報ありがとうございました。
養生テープは私もホームセンターで購入しましたよ。あれ便利ですよね。
でも、ジップロックなどは気がつきませんでした。
「持って来るものリスト」は皆さん準備するけど、それを持って来るための準備…
必要ですよね。どうぞ参考になさって下さい。

今日で8ヶ月たちました。

2011-11-11 13:00:31 | 震災日記
今日は、2011年11月11日。1並びの日です。
テレビのCMは、「ポッキーの日」だとか…
そして、あの日から8ヶ月を迎えます。
11月にしては暖かい日が続いていましたが、今日は本当に寒いです。

先日、やっと放射線を計る機械を手に入れる事が出来、
早速計ってみると…首都圏内(原宿付近)は、0.01
今、住んでいるアパートの2階の室内で、0.24
室外の路上で0.3~0.4
近くに立木の多い公園があるからかもしれませんが、
横浜市内に住む弟のマンションでも、室内が0.2位あるというので、
原発からの距離というより、風向き・地形などが大きく関わっているのでしょうか。

車での一時帰宅日程が決まりました。

2011-11-10 14:33:43 | 一時帰宅
7月の一時帰宅から4ヶ月…
やっと2回目の一時帰宅の日程が決まりました。
今度は自家用車での帰宅となります。

本当は「11月5日(土)に如何でしょう?」との連絡がありましたが、
先約の日程がすでに入っており、11月末になりました。
私達のように都合がうまく合わず、再調整をお願いする家庭もあり、
約6000世帯の皆さんの、一時帰宅参加調整は本当に大変だと思います。
富岡町役場の皆さん、ありがとうございます。
当日は宜しくお願い申し上げます。

でも…一時帰宅で何を持って来るか、家族と相談しなくてはなりませんね。

広報とみおか 富岡町災害情報No9

2011-11-09 14:19:39 | 東日本大震災関連
広報とみおか 富岡町災害情報No9が届きました。
これまで届けられた災害情報とは形態が変わり、
3月11日以前、全戸配布されていた「広報とみおか」と同じになりました。

天皇・皇后両陛下主催の「秋の園遊会」に遠藤勝也町長さんが出席した報告、
町税等の減免について、子ども手当の変更について、町内の放射線量、
県外で民間賃貸住宅の家賃を負担されていた皆様へ、
その他トピックスとして、富岡高校バドミントン部の活躍や、
ふくしま駅伝への出場、さくらスポーツフェスタ2011の様子など。

A4サイズになったのでファイリングもしやすく、見やすくなりました。
文字も大きく、催しの写真も掲載されて、次回がとっても楽しみです。

友人より送られてきた新聞記事

2011-11-03 17:30:13 | 東日本大震災関連
11月2日、大学時代の友人より新聞に掲載された「声」の切り抜きが届いた。
その友人は、宮城出身の彼女は学生時代から、おっとりゆったり天然キャラ。
結婚後はご主人の赴任先のパラオで第一子を出産するなど、
「大丈夫なの?」という私の問いに、「なんとかなるわよ」とのたまう位。

その彼女は現在千葉県に住んでいて、原発事故後は何かと心配して、
さりげなくメールや電話、時々はお手紙などをくれる。
それも絶妙なタイミングで…
10月は、ほぼ一ヶ月間、精神的に参っていた私、それを察するかのような…

新聞記事の切り抜きは、富岡町出身の17歳の女子高校生の「声」だった。
現在はいわき市内で祖父母と妹(16歳)と4人で暮らしているらしい。

彼女の両親は双葉町と富岡町の役場職員。父親は埼玉県、母親は郡山市にて
住民の生活支援をするために離れ離れで、一緒に住めないという。
いわき市内の高校では、みんながいつも通りの生活を送る中、
親と離れ、勉強道具も服も失い、友達といつも通りの生活のフリをするのが、
とても苦しいと…文章には綴られていた。

母の代わりに、妹のお弁当を作っているが、急に悲しくなるそうだ。
半年前まで普通の高校生だった。わがままだって言えた。
何より家族全員で暮らす毎日があんなに幸せなものだったのかと、
失って初めて知った。と続く…

そして、
「今回の震災で失ったものはたくさんある。でも、怒りという感情はない。
むしろ、家族の大切さという、とても尊いに気づけた。
今ではたくさんの友達や先生が私の身の上を理解してくれている。
本当に私は幸せだ。少しだけ悲しくなる時はあるけれど、
絶対に私は、諦めない。」と閉じられていた。

切り抜きを送ってくれた友人は、この少女の父親と私が、
高校時代の同級生だったことなど知らずに送ってくれたのですが…
不思議な縁を感じ…この文章を読んで涙してしまいました。
そして、この少女から大きな勇気と元気をもらいました。
記事を見つけてわざわざ送ってくれた友人と、
富岡町出身の女子高生に、心からありがとうと言いたいです。


頑張れ!富高男子サッカー部!

2011-11-01 12:20:02 | 東日本大震災関連
富岡高校男子サッカー部が県大会の決勝進出を決めました!
11月5日(土)の決勝大会を制すれば…
2年振りの全国大会出場となります!

そういえば、2年前の全国大会出場の際、
富岡町の桜で染めた布で作った「桜の枝」を手に持って入場行進…
全国に「桜のまち」をPRしてくれましたっけ…懐かしいなぁ

頑張って欲しいです!全国に散らばっている避難町民が応援していますよ!