富岡町観光協会ブログ「夢咲くら」

警戒区域となった福島県富岡町の現在…
東日本大震災・原発事故・避難に関する新着情報などをお伝えしています。

目標達成!丸3年!

2012-03-31 10:15:07 | 震災日記
富岡町観光協会ブログを開設してから、おかげ様で丸3年!
当初の目標「3年間は続ける事!」を無事達成しました。
かなり古いけど…超!嬉しい!です!

昨年の東日本大震災後も、沢山の方よりコメントなど頂き、
「見てるよ!」って応援して下さった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
本日で、富岡町観光協会のHPはしばらく閉鎖となってしまいますが、
これからも、当協会ブログ「夢咲くら」は出来る限り続けてまいります。
どうぞ宜しくお願い致します。

富岡町の桜2012.3.29

2012-03-30 09:22:00 | 富岡町のサクラ
富岡町の公式HP「東日本大震災関連サイト」に、
富岡町の桜の基準木や夜の森桜並木の写真、
及び動画がアップされました。
避難生活を送る町民の方々が「富岡町の桜」を見られるようにと、
これからも時々、職員の方が撮影するそうです!
楽しみが増えました。

これまでは、観光協会HPで桜の開花状況が確認出来ましたが、
富岡町観光協会HPは、以前にもお知らせしました通り、
3月末をもって一時閉鎖となります。
(*当観光協会ブログは、継続していきますよ!!!)

富岡町公式HP「東日本大震災関連サイト」
http://www.tomioka-town.jp/?p=4645

ざくろ坂プロジェクト第20弾 南相馬市「香の蔵」

2012-03-29 20:29:11 | 震災日記
平成24年3月17日・18日の両日、
品川駅高輪口より徒歩3分、グランドプリンスホテル新高輪の1階、
ざくろ坂プロジェクト第20弾として、
福島県南相馬市の菅野漬物食品「香の蔵」さんが出店しました。

雨天にも関わらず大勢のお客様が訪れ、
美味しい漬物を買って下さいました。
南相馬市は6号国道もJR常磐線も、常磐自動車道も寸断されており、
いわき市方面から行くときは、郡山市~福島市を経由して迂回…
時間がかかる為、物流も人口交流も陸の孤島となっています。
売り上げも大幅に落ち込んでいるとのことでしたが、
今回のざくろ坂出店により、首都圏のお客様にも、
お買い上げ頂けることが分かり、
大変勇気づけられたとおっしゃってました。

菅野漬物食品といえば地元の人は必ず「相馬きゅうり漬」!
久しぶりの懐かしい「故郷の味」に、私も元気を頂きました。

もうすぐです…

2012-03-28 22:44:49 | 震災日記
お墓参りは出来ないので、郡山市内の義父母の所に、
お彼岸に子ども達を連れて顔を見せに行ってました。
ちょっとだけブログをお休み…しちゃいました。すみません。

3月25日(日)品川駅まで出かける事があり、
歩道脇の桜を見つけてパチリ!
日当たりの良い枝の蕾が、少しだけピンクになっていました。
寒さが厳しかったこの冬…例年より開花は遅くなるそうですが、
もうすぐです…


一括600万円…

2012-03-20 10:10:43 | 地震・津波・原発事故・避難
平成24年3月17日(土)の新聞にて、
文部科学省原子力損害賠償紛争審査会の、
原子力損害の範囲判定に関する中間指針第2次追補が発表されました。

年間50ミリシーベルトを越える帰宅困難地域に指定された
住民の精神的損害に対し、一人当たり600万円を目安に
一括で支払う。住宅は全額を賠償。

また、居住制限区域の住民には2年分として240万円を
一括で受け取れるようにし、生活再建を後押しする形との事。
住宅は勝ちの減少分を賠償。

避難指示解除準備区域は、1人当たり月額10万円。
解除後の賠償を継続する期間は明示せず。

就労不能の賠償は期限を設けない。
就労による利益を損害額から差し引かない。

などなど、その他色々…新聞の内容を熟読しなくては…

富岡町議会議員選挙

2012-03-19 18:04:52 | 双葉郡内新着情報・イベント案内
原発事故によって全町民が避難中の富岡町では
3月25日に町議会議員選挙が行われます。

福島県内に設けられた投票所で選挙が出来ない方については、
現在生活している市町村にて不在者投票が出来ます。
私の所にもお知らせが来ました。
14議席の定数に対し、現職9人・新人6人・元職1人の
16名が立候補しました。
富岡町の今後の復興を担う選挙になりそうですね。

甲状腺検査、県外は5月開始

2012-03-18 09:22:38 | 地震・津波・原発事故・避難
16日は、いわき市湯本にて子ども達の甲状腺検査でした。
乗用車で片道2時間半くらいかかりました。
平日しか受けられないので、春休みになってしまいましたが、
5月からは各都道府県に原則1カ所、避難者が多い県は複数箇所、
甲状腺の専門医がいる医療機関約100カ所で、
検査が受けられるようになるそうです。

今までは、福島県内でしか受けられませんでしたが、
避難先でも始まるようです。でも、平日のみでは、
学校を休んでいくことになるかも…
せめて、土曜日午前中に検査が受けられるといいですね。
だって、子どもだけで検査は受けられないのですから。
保護者が一緒に行くケースがほとんど…
仕事を休まなくてもすむようにと願っています。

合格発表!

2012-03-14 10:27:52 | 震災日記
今日は、県立高校の合格発表の日です。
福島県外では発表日が違うようですが…

都市部への転校などで習うタイミングが合わなかったり、
また、受験環境も双葉郡内と違っていたりで大変だったと、
お母さんからの声も聞きました。
本当に大変な一年でしたね。みんな!頑張りました!

中学校卒業式

2012-03-13 10:18:01 | 震災日記
昨日、平成24年3月12日(月)は中学校の卒業式でした。
富岡一中78人、富岡二中102人が、卒業を迎えるはすでした。
そのうち合同式に臨んだのは、富岡一中2人、富岡二中9人、
合計11人のみ。県内外に散り散りになって1割以下です。
それぞれの避難先で卒業式を迎えられた卒業生の皆さん、
おめでとうございます。一年間大変だったけど頑張りましたね。

3月11日(日)、三春町に開校された富岡小中学校に通う、
富岡第2中学校の中学3年生9人が、
将来の夢を話している様子がNHKで放送されました。
「介護の仕事に就きたい。」と語る少女。
「避難中、眠れない時に歌に助けられた。歌を作る人になりたい」
とも少年は言っていました。

また、富岡町からいわき市に避難している、ある高校生は、
今年の春から福島県立医科大に進学する事になり、
「地域医療を支え、人を思いやれる医師になる」と!!!

近年、将来の夢を語れる少年少女が少ないように感じていましたが、
彼らは違っていました。はっきりとした目標を持っていました。
富岡町の将来を担う子ども達にエールを送ります。
きっと夢はかなうと信じ、頑張って下さい。

そして…今日から当観光協会ブログのサブタイトルを「夢咲くら」とし、
リニューアルする事にします。
町民の皆様の「それぞれの夢」が、「サクラサク」ように願って…
町のシンボル「桜」のように…綺麗に咲いて…夢が叶いますように…
これからも宜しくお願い致します。




こんなに元気になりました!

2012-03-12 10:02:31 | 地震・津波・原発事故・避難
我が家の「シロちゃん」、こんなに元気になりました!
ペットが一緒に住めるアパートではないので、
三春町にある動物支援保護施設で預かって頂いています。
一番の仲良しの次女は、この「シロちゃん」に会うのが楽しみです。

下記の写真は、平成23年7月7日の1巡目一時帰宅の際に撮影したもの。
あまりに痛々しくてブログにアップする気にはなれず、お蔵入り。
4ヶ月も家の中に閉じ込めて置いたので、餌も食べられず、
水も飲めず、ニャ~っと、鳴くことも出来ないほど弱っていましたから…

これが21メートルの津波です!

2012-03-11 14:46:00 | 地震・津波・原発事故・避難
平成24年2月11日(土)の新聞に、
東京電力福島第一原子力発電所から半径20㎞圏の警戒区域で、
東日本大震災による津波の痕跡調査が初めて実施され、
南相馬市から楢葉町まで約30地点で調査。その結果、
富岡町では、最大で高さ21メートルまで達していたと掲載されました。

双葉町・大熊町・楢葉町では多くの地点が10メートル以上と推定。
双葉町の海水浴場では、16メートル。
浪江町の漁港では、9メートル。
富岡町の21メートルという数字はすごい高さなんですね。

そして…この写真がその21メートルと思われる津波の写真です。
富岡町民をはじめ近隣の町の多くの方々が亡くなられた現実があり、
ご遺族の心中を思うと…この写真を公開する気になりませんでしたが、
東日本大震災から1年という節目を迎え、
今後の防災対策・後世に伝えるべき一つに貴重な記録として、
皆さんに知って頂きたいと思いました。

津波で亡くなられた皆様へ追悼の意を込めて…

3巡目の一時帰宅

2012-03-10 07:43:03 | 一時帰宅
東日本大震災から明日でちょうど丸一年…
テレビ放送される映画の場面で、住民が避難するような映像をみると、
とてもいやな気持ちになります。見たくなくなります。
昨年の3月12日午前中、富岡町から川内村への県道が、
大勢の町民が乗る乗用車やバスの渋滞を思い出してしまうのです。

本日、3月10日(土)、3巡目の一時帰宅です。今回は、昨年の11月末にやっと15歳になった次女も同行。
同級生は一時帰宅出来たのに、なぜ私はダメなの?と…
ずっと私の耳元でささやき続けていました。
当初は4日にとの連絡があったのですが、高校受験(3月6日)の後に、
変更していただきました。

何を持ってくるか書き出し作業を数日前からしていました。
といっても…置く場所が問題なので…本当に悩みます。
あぁ!こんな時、ドラえもんのポケットがあったらなぁ…

富岡町さくらサロン

2012-03-09 12:03:19 | 新着情報・イベント案内
福島市に「富岡町さくらサロン」があります。
郡山市の「ふくしま絆カフェ富岡」と同じように、
避難している方々の交流の場として利用されています。
「来てみて良かった。思いがけない人に会えた」などの感想が…
ぜひ、お出かけしてみて下さい。

場所:福島市泉字泉川15-7
時間:10:00~16:00(無休)

もしかしたら…

2012-03-08 08:48:20 | 地震・津波・原発事故・避難
東日本大震災から丸一年を迎えようとしている今、
思い出したことがあります。それは…
避難先のアパートに落ち着いた頃、主人が言ってた事です。

「震災翌日の3月12日午後、新地町の海沿いの地域で、
家屋の耐震診断についての仕事に行く予定だったんだ…」と…
「1日違っていたら、巨大津波に巻き込まれてたかも…」と続けた。
確かに…めったにない出張で、新地町へ行くのは知っていたけど、
海の近くだったとは… 家族は「え~!!!」である。

JR常磐線の新地駅、津波で横たわる電車の写真が脳裏をよぎり、
今更ながら、家族一緒にいられることに感謝しなければならないと思った。
もしかしたら、もっと大変な避難生活を送っていたかもしれない。
倦怠期の夫婦間に発生する、お互いの相手に対する、
ちょっと冷たい視線と、そっけない態度を心から反省しよう…