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生きているということ

2006年05月19日 13時20分17秒 | 独り言
 今日は、先週いってたおじさんのお葬式の後のパーティーでした。
2時間、274名で行われたパーティーは今までに経験したことのないくらい
素晴らしいものでした。
パーティーの後、タクシーの中でこの詩を思い出しました。
 
 またまた谷川俊太郎さんの詩です。


  生きているということ
  いま生きているということ
  それはのどがかわくということ
  木(こ)もれ陽がまぶしいということ
  ふっと或るメロディを思い出すということ
  くしゃみすること
  あなたと手をつなぐこと



  生きているということ
  いま生きているということ
  それはミニスカート
  それはプラネタリウム
  それはヨハン・シュトラウス
  それはピカソ
  それはアルプス
  すべての美しいものに出会うということ
  そして
  かくされた悪を注意深くこばむこと

  生きているということ
  いま生きているということ
  泣けるということ
  笑えるということ
  怒れるということ
  自由ということ

  生きているということ
  いま生きているということ
  いま遠くで犬が吠えるということ
  いま地球が廻っているということ
  いまどこかで産声(うぶごえ)があがるということ
  いまどこかで兵士が傷つくということ
  いまぶらんこがゆれているということ
  いまいまが過ぎてゆくこと

  生きているということ
  いま生きているということ
  鳥ははばたくということ
  海はとどろくということ
  かたつむりははうということ
  人は愛するということ
  あなたの手のぬくみ
  いのちということ 


 私は今日、生きるということは、スタンプみたいにその人を色々なところに
ペタペタとついて、残していく事なんだなぁと感じました。
今日、スピーチした、おじさんの息子や友達や、同僚や色々なところに、おじさんの後があって、「いつも笑っていようね」その事をみんなとても大切にしていました。だから、お葬式の間も、コメディドラマのように笑いばっかり。。
 

 家族が本当に家族らしくあったり、本当に理解しあえる友人をきづくには、
しっかり「生きる」ことがとても大切だと思いました。
家族崩壊や、無気力症候群の人がとても多くなったと聞きます。
生きることは難しく、とても体力のいることです。だけど、生きるということ!
1つでもいいから、それぞれもてるそんな環境になれば・・・・考えるだけでも、一歩だと思います。

 「生きているということ」


                               


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
卒業式 (ひろ)
2006-05-21 00:23:39
小学生の卒業式で、この詩の一部を1人で朗読しました



 生きているということ

 いま生きているということ

 それはミニスカート

 それはプラネタリウム

 それはヨハン・シュトラウス

 それはピカソ

 それはアルプス

 すべての美しいものに出会うということ

 そして

 かくされた悪を注意深くこばむこと



↑ここを読んだ記憶がある・・・

しかし何故ミニスカートなのかが未だによくわからん

そしてヨハン・シュトラウスの滑舌に苦労しました

多分、大役やってんやろうけど「何やこの詩は」と思っていた小学6年生
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かっこいいなぁ・・・ (sakura)
2006-05-21 08:27:24
 おんちゃん、一人で朗読するなんて、かっこいいなぁ・・・って思ってたのを思い出します。小学校でも中学校でも、どの先生にも

、お前とおねえちゃんは月とスッポンやぁ!

と言われてたもんね(笑)

おかげで打たれづよくなりました



 詩なんて、ゆっくり読まないから、小学生

の時になんだこりゃ??って思うけど、今読むと、なんだこりゃって思ってた自分がかわいく感じます。。。

ブックオフで詩集見つけたら、買っててください!!
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やさしい気持ち (ヒラリン)
2006-05-22 13:42:51
久々に寄りました。画面が梅雨バージョンでスッキリしましたね。





年を重ねるたび、見えなかったものが、よく見え生きやすくなる事もあり、またその逆も出会いますね。



先週の土曜日からNHKの土曜ドラマでセラピー犬を主人公にしたドラマ"ディロン・運命の犬"がスタートしました。



その脚本家のことば…寺田敏雄



 人は臆病な動物です。傷つくのを恐れ、見られるのを恐れ、丸裸ではいられずに、衣服をまとうことを覚えました。次に、心の内を隠したくて、自分や相手の心を傷つけないための嘘がつけるよう、言葉を覚えました。言葉は時として、伝えるための道具から、真実をはぐらかす手段として使われます。大人になること、社会人でいること、そして、家族でいることとは、そういうことなのだと。



 そんな私たちに、ディロン(主人公のセラピー犬)は寄り添います。そして、言葉も嘘も使わずに、教えてくれます。



 幸せになるためのこと、幸せでいるためのこと。



 ディロンは、私たちを映す鏡なのかも知れません。



プロデューサー・小松昌代



 人と暮らす犬にとって、その飼い主が生きる全てになります。だからせめて幸せにしてあげたい。犬に飼い主は選べないのですから…。



 そんな互いの思いやりが生きていくことを何倍も豊かにする。撮影の場にいても毎日実感することです。



 犬の人を見つめる瞳が、寄り添う姿が、人をこの上なく優しい気持ちにします。そしてそれは伝染していきます。



脚本家・プロデューサーの気持ちが伝わる優しい目をした名優犬・デュロン、ゴールデンレトリバーの優しい目は見ているだけで、とても優しい気持ちになります。岳は朝の散歩で出会うゴールデンのはるかチャンが大好き…



来週、介護相談で訪問する老人ホームにセラピー犬が来るということなので会いに行きます。









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いいコメントありがとう!! (さくら)
2006-05-24 00:17:09
 人間って、なんで嫌なことからすぐ逃げるのだろう・・。大人になって、なんで、口からデマかせいって、お金を稼いでるのだろう。社会人になって、職場で色々なことがあって、正直、「かわいそうな人たち!」

と哀れみの目で見てしまうこともあります。



 私はまだまだ、世間を知らない子供だということと、今まで、いい人ばっかり出会えたということ・・・。

もっともっと学ばなくてはならないことばかりです。



 海外では、ドックセラピーは、介護のメインになっていて、その為の犬を飼育するボランティアもあります。

だけど、そうやって飼育するとき、特別な事は殆どしないんですって・・。

噛み付いたり、喜び過ぎないようにしたり、

そんなのは当たり前だけど、とにかく、いっぱい愛情を注いで育てるのだそうです。

そうすることで、犬達は、人間に寄り添って、心地よい安心感と、癒しを与えるのだそうです。

人間の子供だってそうだな・・と思いました。愛情をいっぱい受けて育った子供は、

きっと、他人に対して、自然と優しく接することができる・・。そうは思いませんか?
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