5/7「ヘイトスピーチ」
きょう参議院会館では「差別主義者、排外主義者のデモに関する院内集会」が開かれた。
(IWJ配信)
この院内集会の特徴は、
国会議員自らが発案し、市民活動家がそれに加わると言う、
いわば、
国会議員主導の集会である。
私自身は
海外に暮らした事がないのでよく解らないのだが、
海外で暮らすと
日本人はかなりの差別を受けるらしい。
かつて、
第2次世界大戦以前の日系移民の食事風景をを写真で見た事があるが、
移民の方々は
「ご飯にみそ汁」
と言う風習を捨てて、
「パンと果物」
という様な食生活に変えていたようであった。
その写真を見ただけで、
移民の方々は現地に馴染もうと言う努力をしていたと言う事がうかがわれる。
在日朝鮮人の方々の集会に行っても、
「私達は毎年積極的に献血をしている。」とか、「アースデイに参加している。」と
誇らしげに語る。
しかも、
初対面の人々に対しても、
とても手厚い、そして丁寧なもてなしをしてくれる。
しかし、
その一方で、
些細な事を口実にしてその民族を罵倒する。
それが
何の利益になるのか?
或は,
何の目的があるのか?
という問いに対して、彼らは黙して語らず、
かつ,
議論にも応じないのである。
それでは
彼らが、
単なる「騒がしい人々」
と解釈されても当然であろう。
と思っている。
この問題を
「福島県内から避難した方々」や「福島県民」に当てはめても同じだと思う。
想像するに、
原発事故で避難を余儀なくされている方々は、
住み慣れた故郷を放射性物質によって離れなければならず、
見知らぬ土地に移住を余儀なくされている。
今ままで、
豊富な野菜と水に囲まれて心豊かな食生活を楽しめたのに、
原発事故の結果、
それが
「恐怖の食品」
になってしまった事実を目の当たりにし、
「移住」
と言う苦渋の選択を強いられた彼らは
野菜を買って食べると言う信じがたい生活を強いられた。
それだけではなく、
周囲から
「放射能がうつる」
と言われ,いじめの原因になっている事もあると聞いている。
このような移住先での
「いわれなき差別」
が同じ日本人の中にこのような形で発生すると言う、
悲しい事態に
今回の
「ヘイトスピーチ」
の根深さを改めて感じている
今日の集会であった。
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