三太郎一家・福猫はどの子!PART7(完結編)

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膀胱結石になった羽ちゃん/9才

2023-05-08 14:48:03 | 保護ねこを看取るとき

前回の記事の続きです。

口の中に手を突っ込んでしまった猫、タタミ君を病院に連れていった日に、

寝たきりの猫、羽ちゃんも連れて行きました。ここ1ケ月くらい、排泄の仕草が

変だなと思っていたからです。排便の回数が毎日ではなくなり、

2日か3日に一度になっていたので、便秘の改善をしなくてはと考えていたのと、

尿を出す仕草が、これまでとは違うと感じていたからです。

羽ちゃんは歩けません。手足をバタバタとして身体の位置や向きを変えます。

寝返りはできません。自力で動いても30センチくらいです。

動くから、オムツはできないのです。すぐ外れます。

自然に出させて、汚れた布団を(枕の汗取りマットを何枚も重ねて使用)

取り替える飼育方法です。もちろんケージ飼いです。

排尿の前には首を持ち上げて、2本の後ろ足を元気よく動かします。

排泄するために、力を入れているのでしょう。3〜4分くらいバタバタした後に、

片足をあげたまま、ピューと尿を飛ばすのですが、

最近、そのバタバタする時間が長いと感じていました。

15分くらいバタバタしても、出ていない。バタバタを何度もする。でも尿は出ていない。

朝には布団が濡れているから、夜中に出たとだと確認するの繰り返し。

何度も確認するのは大変だから、獣医さんから膀胱の触診の方法を習って、

排泄の時間を知りたいと思っていたのです。便も同じです。

触診で溜まっているのかどうか、分かったら楽だなと思ったのです。

それで病院に連れていきました。先生は私の疑問を聞いてすぐに言いました。

「膀胱炎とかじゃないかしら」

私はびっくりしました。そんなこと、想像したことがなかったからです。

羽ちゃんは、手足麻痺でも健康そのもの。風邪をひいたのは、1度だけ。

触診後、「エコーで見ましょう」と言われ、2度びっくり。

エコー?なんのために?分かりませんでしたが、結果、小さな膀胱に

私でも、分かる大きさの物体が見えました。膀胱結石。

正直、診断名を聞いてショックでした。

寝たきりの猫では、生活スタイルは自分では選べない。

飼い主が決めた、飼育方法を行う。病気が生活習慣病であれば、

全て、私のせい。そう思って、自分を責めました。

結石ができる原因は食事の内容、運動量、水分摂取量。

運動は排泄時のバタバタしかないので、改善するべきは食事と水分量。

思いあたることがあります。ここ1年、子猫からの習慣であった1日3回に分けてあげていた食事を、

2回に変更したのです。理由は太ってきたのと、2回のほうが、私が楽だからです。

ウェット中心の食事から、カリカリを増やしたのです。これもカロリーを減らすためでした。

年齢的に腎臓が悪くならないようにと、たんぱく質を減らしました。

食事が3回が2回になったので、水分補給も2回となった。食後は必ずシリンジでお水を上げます。

水の量はシリンジで5〜6回程度。ウエットが多い食事では、

水分補給は多く必要ないと認識していました。沢山食べれば、排泄物も増える。

処理も大変という認識もありました。飼育者である私の、手抜きの考え方が悪い。

便がゆるくなると、毛につきます。洗う回数も増える。だから、コロコロのウンチになるよう、

調整していました。間違いなく、結石は私のせいです。アホですね。

飼育のプロにはなれない。経験してから、勉強してる。猫に申し訳ない。

反省したら、改善するだけです。食事を3回に戻しました。水分補給も3回。

ごはんは療法食に切り替え。お金と手間はかかりますが、

これで結石が小さくなれば、楽なものです。

てんかん持ちなので、手術はさせたくないのです。

ウェットはロイカナのユリナリー、ヒルズの尿ケアをホームセンターで買ってきました。

高いです。カリカリはペットラインのストロバイトブロック。これは病院で購入。高いです。

カリカリもふやかして、水分を含ませる。なんでも、よく食べますよ。

食事を変えて、すぐに尿の量が増えました。バタバタの時間も観察しています。

私の寝るベッドと平行に、羽ちゃんのベッドを置いているので、私は深夜でも、

目を開ければすぐに、羽ちゃんを観察できるのです。てんかんの発作がでるのが、

だいたい深夜か明け方なので、そうしているのですが、てんかんは、ここ3ケ月は起きていない。

運動量を増やすことはできるのか。手足を動かしてあげたり、マッサージをするしかないかな。

時々、ケージ以外の場所でも遊ばせています。環境を変えても怖がらない。

私が声をかけながら、一緒にいるからだと思います。羽ちゃんにとって、私が全世界なのです。

タタミ君は抜歯手術をすれば、口内の痛みがなくなります。

痛みをとらなければ、また手を突っ込むかもしれない。

手術費用は5万くらいかな。とりあえず薬で痛みを無くしています。

タタミ君。3キロしかない。前は5キロ以上ありました。年齢なのか痩せてきています。

あーこれから、高齢猫がどんどん死んでいくのだろうな。きっと看取りが集中する時期が来る。

耐えられるかなと、思っていたら、一昨日、7才の猫が突然死しました。

ショックでした。多頭飼育は根性つきます。泣いている暇はない。最善を尽くすのみ。

実は連休が始まるまえに、カラスの雛の死骸に遭遇したのです。大きな雛でビックリしました。

嫌な予感もしたのです。まだ書き足らないことがあるので、なるべく早めに書いてみます。

 

⬇️やせる前のタタミ君。毒薬中毒の後遺症なのか、斜頸。

運動能力と知的レベルも、他の猫より低い。でもその分、純粋で子供のよう。

 

 

 

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