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生きることも死ぬことも拒否して
おいらの中の時は止まったまま
中学生が年だけ食った
未熟でつるんとした人間
それでも世界の時は止まらないから
少しずつ衰えてゆく

今のままだとだれがこまるのか
親と兄弟が心配する
心配されるとおいらがこまる
生きるのは嫌だけど
やめることはできない
おいらは死にたいわけじゃない
なかったことにしたい
今から一番近づける方法が
死であっただけ

エネルギーがない時は
どうすればよいのか
夢なんかなくてもいいから
とりあえず歩き出そうと
がんばってみたつもりだけど
それも
効き目が切れてきた

だれのために
なんのために

おいらの心はなぜこんなに弱いのか

恥なんか知らないほうがよかったのか

だから生まれたくなんかなかったのに

恥ずかしさのあまり鬼になりたい

ひとりでいすぎて
非現実的な妄想しか
考えられない

その凶暴な優しい腕で
首を締め上げて
鋭い爪で
首を刎ねて
残った体を握り潰して
血と臓物を垂れ流して
なぜ涙が出るの
場所をまちがえたんだ
祝いの席に
転がり込んでしまった
その時から
生きるという呪いが
はじまった
もう戻れない
ここで生きて死ぬしかない
場ちがいなまま
やりすごすしかない

おまえは優しい子だね
泣いてくれるのか
それともおまえはわたしだから
何度でも首を刎ねてくれるが
わたしがちっとも死なないから
悲しいのか
わたしは悪い母親だ
おまえを吐き出しては呑み込む
身勝手な悪い母親だ



クビにしたけりゃすればいい
どうせ金が欲しいんだろ
おいらが役に立たないなら
勝手に捨てればいい
どうせセルフコントロールのできないマダオだよ
死にたいと思ったこともない奴に
正論なんか言われたくもない
どうせおいらを救えないくせに
もとより救う筋合いなどない
捨て置けばよい
引導を渡してくれればよい
ざまみろ
バカが



自分をまったく乗りこなせない
目的も定められないし
ニンジンもぶら下げられない
そもそもなぜ目的を決めねばならないのかもわからないし
何がニンジンなのか
なぜ走らねばならないのか
なぜここにいるのかもわからない

寝ても全然疲れがとれない
むしろ体のあちこち痛い
休むのすらヘタクソ
フフフ
ダメ人間だね