恥を知れ

サディスティック・サディーの生かさず殺さず日記

5/15

2013-05-16 00:02:55 | lesmis

行ってきちゃった帝劇
見てきちゃったレミゼ



生で舞台見ると迫力が違いますなあ
やっぱり音楽が素晴らしい
泣いて化粧崩れたらどうしようとか危惧してたけど
歌声が素敵すぎたり
背景とかの舞台装置がすごすぎたり
そっちの方にも感動取られて
終始涙目だったけどボロ泣きはせずに済んだ

ホントに友人の友人がアンサンブルで出てたよw
友人と楽屋の方でちょこっとお話して写真撮ってもらった
もちろんプリンシパルキャストが通りかかったりとかは一切なかったぜ

以下うろ覚えのネタバレやら邪な妄想やらアホなつっこみやらごちゃまぜの地雷原
---
あまり意味ないかなと思ってキャスト名下げた





















あれだね前半の詰め込み具合って
映画だからじゃなかったんだね
舞台の脚本自体がそうだったんだね
原作の長さを考えれば致し方ない圧縮率かと思うが
加えて日本語になったことにより言葉による情報量がさらに減るから
ものすごいジェットコースター感
これ原作読んだことないとかなりわけわかんないんじゃなかろうか
ちなみに連れの友人はダイジェスト版や児童書ですらなく
小学生の時に人形劇で見ただけという微妙すぎる知識であったから
かなりわけわかんなかったと思われる
実際市長がバルジャンだと名乗り出るくらいで記憶は終わってたらしい
たぶん人形劇もそこまでだったのだろう
前半と後半って同じ長さなのかなあ
なんか前半の方がすごく長く感じたんだけど
劇中での時間の飛び方が違うだけで上演時間としては同じくらいなんだろうか
なんにせよ見てて退屈とか苦痛とかまったくなかった
ただただ夢中で感動したり笑ったりしてるうちにフィナーレなってて
え、もう終わっちゃうのって思った



ジャン・バルジャン
仮出獄の時赤いベストを着てたのが還暦祝いのおじいちゃんみたいだった。
背が高くてかっこいいバルジャン。顔ちっちゃくてスタイルいい。
フーアムアイ~裁判の歌がとくによかった。
焼印見せる時の胸の肌蹴方が結構ガバッと大胆でセクスィー。眼福。
リトコゼと一緒に歌うラーラララーラーラーラー♪がとても優しくて可愛らしかった。
マリウスの担ぎ方のバリエーションが豊富。

ジャベール
歌声が素晴らしい。朗々として厚みがあって麗しい。
星よかっこよすぎて泣いた。期待以上に素敵だった。
可愛らしい前奏、優美な伴奏にのせて雄々しく激しく歌うのがやっぱりイイよね。
陥落後のバリケードに警察として戻ってきて、
ガブローシュの亡骸が運ばれるのを見て足元ぐらぐらっとするのが映画を想起させた。
価値観の動揺が見える演出。
自殺の歌も素晴らしかったんだけど、落ちてゆく仕掛けに驚嘆して途中で泣くの忘れてた。
あれすごいね。背景の使い方とか。下水道もそうだったけど。
バルジャンより少し背低いのが個人的に萌える。
シルクハット姿もうちょっと見たかった。
すごい迫力あるんだけど、怖さというより純粋さやひたむきさを感じるジャベール。
めちゃくちゃかっこいい一方で垣間見えるドジっ子ぶりにキュンキュンする。
だいたいテナルディエ一家と絡むとろくなことがないよね警部はw
「あのおまわりはいっつもドジ」ってきわめて的確かつ萌える台詞だと思う。
ガブローシュが警部を子犬扱いする歌聴きたかったな。
ほんの数分くらい削らなくたっていいじゃん・・・
って言い出したらあれもこれもってなるから仕方ないんだろうけどさ。

バルジャンとジャベール
対決の二重唱が素晴らしかった。超かっこよかった。
しかし腕力ではまったく勝負にならない。
首絞めたうえ殴り倒すってちょっとガチすぎやしません?
ひどいよバルジャン。かわいそうなジャベール。
そこも萌えるけどw
バリケードで再会した二人はずっと見つめ合い。
ジャベールが何か叫ぶように口を動かしてたけど声は出してなかったので何と言ったかは不明。
バルジャンが攻撃に参加して戻ってきたらやっぱり見つめ合い。
そして引き渡しなのでもう好きなの?としかw
ジャベールの解放は出口の位置関係のためかとても端っこ。(下手側)
「殺せ今すぐ」「何もわかっていない」噛み合わないやりとりがやるせない。
発砲はちゃんと空に向けて撃ってたので一安心。
下水道出たところで最後の再会。
一度だけ振り返り、去ってゆくバルジャン。
思わず手を差し延ばすジャベール。
何も掴めはしない。すぐに力なく垂れた。闇の手。
あの弱々しい指の白さがずっと目に焼き付いている。
この話はいずれまた。

エポニーヌ
とてもよかった。すごく歌上手だった。
オンマイオウンも恵みの雨も胸に突き刺さって泣けた。
切ない切なすぎる。マリウスのあほー。
大変失礼ながらそれほど期待してなかったんだけど、この人のエポニーヌが聴けてよかった。
しかし雨が降ってるって台詞とか背景とかでわかるようにできないものだろうか。
たしか何の説明もなかったと思うんだけど。
なぜいきなり雨は花を育てるとか言い出すのか、知らない人には不思議だと思うんだ。

ファンテーヌ
連れはイマイチとか言ってたけど悪くなかったと思う。
夢やぶれてもよかったし娼婦になってからのやさぐれ具合も。
結構ドタバタ動いてすぐ歌うからなのか敢えてなのか、乱れた呼吸もマイクが拾っちゃうんだけど、
それが嗚咽しながら歌ってる感じになって真に迫ってた。
死んじゃう場面はほんと切なかった。
バルジャンを迎えにくる時はもうちょっと優しげに歌った方が・・・という点は認めざるを得ない。
ただでさえ一歩間違えば死神みたいなポジションなのにw
あそこであんまりしっかり歌い過ぎるとおどろおどろしくなっちゃう。

コゼット
うーん、声も歌い方もイメージと違う感じ。
個人的な理想のコゼットは映画版のアマンダなので。
プリュメ街~ワンデイモアあたりの、バルコニーを挟んだ構図がロミジュリを想起させて面白い。

マリウス
時々すっごくマリウスっぽい声だった。これも勝手なイメージだが。
歌上手だったなあ。
連れ曰くマイクを通した歌い方もうまかったそうで、
声量は無理せずとも音響さんの方で調整してくれるから適度に力抜いて歌った方がいいらしい。
曲調にもよるんでしょうけども。
恋するポンメルシーポエム炸裂に爆笑をこらえきれずプルプルしてしまった。
あの破壊力はなかなかだね。

テナルディエ夫妻
最高すぎるw
正直このキャストが目当ての一つでした。噂に違わぬお見事さ。
出てきただけで笑いが起こるもりくみさん、さすがだわあ。
またどえらい声出すよねw
テナルディエが下水道で歌う歌結構すきだったんだけど、短くなったのかな?元々こんなもん?
死体漁りの時ドライアイスがすんごいもっさもっさだったけど、
寝転がってる死体役の人は呼吸大丈夫だろうかとちょっとハラハラした。

アンジョルラスと学生たち
長身でかっこいいリーダー。巻き毛ポニテ可愛い。
情熱的な歌声が素敵。
とてもアンジョルラス→マリウスに見えた。
マリウスに対して優しいよね。
でも「気持ちはわかるがマリウス~」って絶対わかってないだろそれはw
グランテールとナチュラルに頬を撫で合ってたシーンがあったように見えたけど、
えっ何今のってびっくりしすぎたのとときめきすぎたのと短すぎたのでもうあんまり覚えてない。
グランテールだったかどうかも定かでない。
酒瓶が見えないともう誰が誰だか。
過ぎた日に乾杯みたいな歌の時、みんな女の子と抱き合ってるのに、
相手がいなくてガブローシュをぎゅーっとしてた右端の子はグランテールで合ってますでしょうか。
とりあえず臙脂色の上着がレーグルなのは確か。

ガブローシュ
ガブさん男前。
思わずさん付けしたくなるかっこよさ。
顔も声も可愛くて、歌も演技も上手だったあ。
台詞なくても重要な動き多いよね。ちょこちょこ駆け回っているので、つい目で追ってしまう。
ジャベールをおちょくっていたり、恵みの雨の時もああやっぱり弟なんだなって。
最期撃たれてアンジョルラスの腕の中に転げ落ちてくるのが、もう・・・
アンジョルラスの隣に寝かされて一緒に運ばれていくのが、また・・・
ちゃんと赤い旗が敷いてあってね・・・
。・゜・(ノД`)・゜・。

ちなみに友人の友人は、名前の付いた学生役よりも、
テナルディエの宿屋で女の子に引っぱたかれる酔っ払いの方が目立ってオイシイ役だったりw
アンサンブルの人はいっぱい掛け持ちして衣装替え大変そうだなあ。
司教様は若い人っぽかったけどなかなか素敵だった。
工場長の下卑た発音が堂に入りすぎて、
「淑女のファンテーヌ」が「熟女のファンテーヌ」に聞こえたのがちょっと面白かった。
合唱はどれも上手ですごく気持ちよかった。
カーテンコールは普通だったけども、リトコゼとリトエポの両手に花でにこにこしてるバルジャンが可愛かった。



思い出したら勝手に足したり引いたり


 

コメント
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