恥を知れ

サディスティック・サディーの生かさず殺さず日記

12/6

2009-12-07 01:39:10 | Weblog
ようやく病名らしきものがわかった
予想通りだった
さすが数少ない専門外来だけあって
今までとは段違いに理解のある医者だった

しかしあれだね
大丈夫とか治りそうとか希望のありそうなこと言われると
うれしいよりむかつくのは
やっぱりおいらの心が醜いからかね
自分の苦労はまだまだこんなもんじゃないって
思っちゃうんだよね
まって
ほんとにわかってるの
たった1時間かそこらみただけで
おいらが今までどれだけ自分で考えつく限りのことを試して
どれだけ絶望してきたか
なにもしらないくせに
たったこれだけできめないで
軽々しい希望を口走るよりまずこの絶望の深さをわかってよ
みたいな
焦りのようなもの

おいらはそんなすぐ希望はもてないよ
ついてけないんだよ

病名がわかっても原因は不明
特効薬もない
訓練や注射で回復した例はある
なんにせよ
ホームレス寸前のおいらに治療する余裕はない
もともと1回だけ行って
診断名がもらえればいいと思ってたから
今までの医者の態度を思えば
はっきり診断してもらえただけでも上出来であろう

あとはおのれの心の問題ということになるが
心の問題なんて昔からちっとも進展してないわけで
まして声がつぶれて
どうして元気や勇気なんて出せようか
もともとないものをさ

せめて声が出ればと
何度思ったことか

不器用で要領の悪いおいらが
同期の何倍も時間をかけて
数え切れないほど嫌な思いもして
やっと身についた唯一のスキルらしきものだったのに
それが封じられてしまった

スキルばかりか声そのものがつぶれてしまった
しゃべれなきゃたいていどんな仕事もまともにできない
家にいてさえ
電話やチャイムが鳴ると凍りつく
どうしようか逡巡してるうちに切れてしまう
半ばそれを望んでいる
どうしても逃げられなくて出てみればはたしてひどい有様だ
それでますます恐怖は強化される
いまどき接客も電話もできなくてなんの仕事ができるのか
おいらが怖いだけならいいけど
現実に人に迷惑と不快感を与えるからな

声さえ出れば
食うに困ることはなかった
と最近つくづく思う
また嫌な思いしたとしても
いちど来た道だし
我慢してある程度はたらけば
少なくとも食うに困ることはなかった

実家に強制送還かな
それはそれでいいんだけど
引越しがめんどくさいし
地下鉄ないし
バスは必ず酔うし冬は遅れるし
車がなきゃ絶対不便なんだけど
免許とってからずっとペーパーですから
また運転思い出すのめんどくさいし
そもそも車も運転も嫌い

それにこのままなにもしないで帰ったら
すごすごと逃げ帰る負け犬のような
まあ実際その通りなんだけど
今のままじゃほんとになにもしてないから
せめてもうちょっとなにかしてから逃げ帰りたいなとか

いまさらだよねえ
おいらがいちばんそう思うよ
ギリギリどころか
ロスタイムを借金で買ってるようなものだからな
ほぼ文字通り

つまんない意地かな
スネ夫だな


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12/6

2009-12-07 00:45:24 | litera

だれだっけ芥川だったかな
死のうと思ってたら夏の服が送られてきて
夏まで生きてみようと思ったとかいう話
冬だっけ
いや夏だったはず
うん
ただ思い出しただけなんだけど


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