お気楽 Oh! My Way

勝手気ままな日々。散らかり気味な趣味はインドア派。

折り紙

2007年06月26日 | 話題とその他趣味
七夕の飾り付けをしようと折り紙を買ってきた。
100円ショップには七夕用の折り紙セットが売っている。
小さい頃、折り紙が大好きで、色んな柄の折り紙を買って遊んではいたが、もったいなくて全部は使えず、大事にとっていた。
結局折り紙で遊ぶ時期が過ぎて全部捨ててしまったのだが、それが、100円で手に入る時代なんだなぁと、感慨深く思った。
もちろん、幼い頃の100円と大人になってからの100円では価値が違うわけだが。

ネットで折り方を探して折ってみた。
この時期に咲いているアヤメ。


梅黒酢

2007年06月21日 | 食べ物と手作り
青梅が出回る季節です。
今年はうちの母が梅干しを漬けてます。
一ヶ月もすれば天日干しできます。

で、最近黒酢が流行っているので、青梅を漬けてみました。
黒酢 500ml
はちみつ 250g
梅  250g


三週間ぐらいで飲めるそうです。
パックに入ったストレート飲料を飲んだことがあるけど、喉がピリピリするかんじで、これに毒を仕込んであったら気づかないんじゃないかと思ったほどでした。
でも、なんだか健康によさそうだから。

はちみつをちょっと調べてみたら、殺菌効果があることがわかりました。
はちみつは常温で保管しておいてもカビが生えることはまずないです。
赤痢菌をまぜても10時間で死滅するのだとか。
だからといって、実験したくもないですが……

この夏はこれで乗り切ろうと思います。
それにしても、雨、降らないですねぇ。

天秤の、もう片方

2007年06月18日 | 小説と創作


それは史上最悪の魔が差したときだった。
僕の中に天使と悪魔が生まれた。
お互いに牽制し合う彼らは、やじろべえの端っこにつかまっているかのように、振り落とされてなるものかと、どっちも譲らなかった。
でもそうやって世界の均衡が保たれるなら、それでもいいかと思う。こう見えて、神様だって結構憎まれ役なのだ。

僕が第八十一代神様を世襲したのはそんなときだった。
「天使と悪魔の争いが始まればもう一人前だ」と先代はいって、早々に隠居した。
もちろん神様は消滅することはないから神様はひとりじゃない。
死なないのになぜ跡を継がされるかって?
そりゃあだって、神様をやるのは気が重いから。

世の中不平等だって嘆く人がいるけれど、その通り。
誰かは裕福で、誰かは貧乏。
誰かは才能に溢れ、誰かはしょぼい。
差がないことには優劣を表す言葉が生まれるはずもないからね。
神様の中に「天使と悪魔」がいる限り、善意と悪意は平等で、幸運と不運は平等に存在する。
自分がちょっぴり不幸だと感じたとき、誰かはちょっぴり幸福なんだと思ってほしい。

たとえばさ。こういうこと。
恵美子ちゃんのお母さんは五歳の時にいなくなった。
突然荷物をまとめてどこかへと出かけたっきり帰ってこない。
恵美子ちゃんはお母さんにしかられたとき、「お母さんなんて嫌い」といったから帰ってこないんだと思っていた。
何ヶ月か経って恵美子ちゃんは道ばたでお母さんを見かけた。
自分と同じくらいの女の子を連れていたのだ。
女の子は自分が着たこともないようなかわいらしいワンピースを着て、お母さんと手を繋ぎ、楽しそうにお話をしながら歩いていた。
お母さんは違う女の子のお母さんになっていた。
このとき恵美子ちゃんは確かに不幸だった。
でも、相手は確かに幸福をつかんだのだった。

どんなに理不尽なことが起ころうとも、それを受け入れる準備をしていなくちゃいけない。
努力したってどうにもならないと気づいてしまった青年のように、些細な幸せに気づかなくなってしまった中年のように、僕の存在を忘れてしまったってかまわない。
僕に祈りを捧げるのもいいけれど、たまには空に向かって拳を突き上げてごらん。
だからって、僕はきみのことを目の敵にはしないから。
僕はいつでもそれを甘んじて受け入れる。
だって、僕は神様だから。
きみの幸福と、きみの不幸を半々にしてあげる。



※この物語はフィクションです。
イラスト:瑠璃色迷宮さま


少年の犯罪

2007年06月16日 | 話題とその他趣味
少年犯罪というのが気になっていた。
法律的なことじゃなく、猟奇的な殺人を犯すような少年の心理について。
まっさきに思い当たるのは1997年に神戸で起こった事件だ。
14歳の少年が11歳の少年を殺し、首を切り落として学校の校門の前に置くという、にわかに信じがたい事件だった。

わたしはたまに新聞を切り抜いて保存している。
ジャンルにこだわりはないが、ざっとみると、教育関連と考古学関連が多いように思う。
そのなかに、神戸の事件も1つだけあった。
しかも、なぜかスポーツ紙。
まだ容疑者がつかまっていない頃の記事で、情報が錯綜している。

中でも気になったところはこれ。
「駅の歩道から30~50センチ間隔で西方向に1.5キロ続いた血痕は、住宅街の中で直径100メートルの円を描いて終わっていた」

当初、被害者によく似た少年が駅周辺で目撃されたという情報があった。
少年は駅とは違う場所のタンク山という場所で殺害され、そこで遺体も切り刻まれたのでなんら関係はない。
なんだったのかと思っていたら、書籍で後日談を見つけた。
「真相 神戸市小学生惨殺遺棄事件」という本には、六十代の男性がバイクで怪我をしたと、本人が名乗り出たと書かれている。
現実にはそういう偶然もまたあるのだ。

それより、この本の主題は、冤罪ではないかと検証したものだった。
眉唾物だったが、読んでみたら、本当なんじゃないかと思ってきた。
もし冤罪だとしたら、声明文まで送りつけた真犯人が、警察のミスを突っつかないはずはないだろうけど、捜査がずさんだったのではないかとは思った。
結局、少年が犯人だという決め手はなんだったのだろう。

そして、少年はどうしてそんなことをしなければならなかったのか。
少年が部屋に残していたという犯行メモには、自ら作り上げた「神」が出てくる。
人間がどれほどもろいか実験したとも書いてあった。
それと新聞社に送りつけた声明文、義務教育に怒りを感じているあの文とでは、ちぐはぐな感じも受ける。

少年に限らず、こういった事件には動機なんてものは存在しないのだろうか。

どっちが好き?

2007年06月10日 | 話題とその他趣味
帰ってくると、ルナはお迎えにやってくる。
じゃれて遊んでいたら、横から母が「おいで」と茶々を入れた。
すると、ルナがそっちのほうへ……
「ちょっと、今、遊んでたのにぃ」
と、軽い嫉妬からはじまって、世紀の対決へ。

ちょっと離れたところにふたり並んで「おいでおいでと呼びつける。
ルナはうれしそうにしっぽを振りながら近づいてきたものの、あと少しで手の届きそうなところにくると、右往左往してなかなかこっちにこない。
「そんなの、どっちかなんて決められないよ」
とでもいうように。

なぜだか怒られた時のように申し訳なさそうにウロウロして、わたしと母を大いに笑わせた。
でも、結局はさっきのお詫びとばかりに、わたしの手のひらにちょこんと前足をのせたのだった。
かわいいヤツめ!