のんびり主婦のPCライフ

黒柴「ころたん」の平凡な暮らしと、
散歩と読書の記録です。

薔薇ところたん

2010-05-26 | 黒柴ころたん


この季節、散歩途中の住宅地には、
庭先に薔薇が咲いているお宅が多く、楽しませてもらっています。
特に朝は、空気も澄んでいるから、気分爽快。
薔薇効果で、ころたんのドボケた笑顔も、
飼い主としては「可愛い♪」と思うのです。


四十九日のレシピ / 伊吹有喜

2010-05-25 | 読書
 ポプラ社 2010/02/17

突然、後妻の乙美が心臓発作で亡くなり、すっかり気力を失ってしまった熱田。夫の浮気により相手の女性が妊娠したことから離婚を決意し、嫁ぎ先を出て帰ってきた娘の百合子。そのふたりの元へ、乙美を師と仰ぐ、真っ黒に日焼けした金髪の少女、井本が現れる。乙美と「四十九日」まで家事をし、大宴会をするという約束をしたと言い、乙美の託したレシピが二人を癒していく。

井本の出現に戸惑いながらも、故人を偲び、思い、死を受け入れて立ち直っていくまでの時間が丁寧に描かれていました。レシピとは、そういう意味でした。作中の「世の中は無数のテイクオフ・ボードで成り立っている」という言葉にも癒されました。「みんな、誰かの踏切板になっている」確かにその通りです。人と人とのつながりを大切にしたいと改めて思い、優しい暖かい気持ちになれました。(2010/05読了)オススメ!


情動 / 新津きよみ

2010-05-16 | 読書
 徳間書店 2009/11/30

「女友達」  離婚後も義母とは仲が良い美登利。元夫の再婚にあたり、相手の女性が若いので大丈夫か調査して欲しいと、義母から相談された。
「愛甥」  弟夫婦の子供は、顔も絵の才能も私によく似ていた。私は甥の幼少期から精魂を込めて絵を教え、甥はメキメキと力をつけたが…。
「別居」  定年退職した夫が老後は田舎で農業生活をしたいと言い出した。妻の妙子は現在の生活を崩したくないので別居することに。
「義理の兄」  小さい頃からお兄さんが欲しかった路子。姉が親の反対を押し切り結婚したことから、念願が叶いお兄さんが出来たが…。
「ステップファミリー」  子連れ同士で再婚した親が二人とも亡くなり、これまでの子供たちの複雑な思いは解消されるはず。
「実家」  家を継いだ兄が亡くなり、遺言によって全財産は義姉に譲られた。房子は遺産を当てにする夫や自分勝手な子供たちを思うとやるせない。
「一人」  一人暮らしでシングルのみのり。一人息子に先立たれた富美子。夫の病気を機に自立することを心がけようとした夏江。三人の女性の元に郵便物が届く。

女性が主人公の「家族」に対する思いを描いた短編集です。主人公の年齢層も高めなので、自分の身に置き換えて読めました。ラストのスリリングな展開は、ブラック的要素も入っていて驚きました。新津さんの書く、こういう短編はとても面白いです。(2010/05読了)


新参者 / 東野圭吾

2010-05-12 | 読書
 講談社 2009/09/18

日本橋、小伝馬町のマンションで、三井峯子という女性が絞殺死体で発見された。彼女は夫と離婚し、一人暮らしだった。捜査にあたったのは、加賀恭一郎という、日本橋署に移動してきたばかりの刑事。彼はこの町では新参者。彼は町を歩きながら、被害者が残した謎を解き明かしていく。
「煎餅屋の娘」  被害者が殺される前に家を訪ねた保険外交員。その男の煎餅屋に立ち寄ったというアリバイに疑問点があった。
「料亭の小僧」  被害者宅に残された人形焼を買ったのは、料亭の主人に頼まれた見習いの修平。
「瀬戸物屋の嫁」  嫁の麻紀と姑の鈴江は、犬猿の仲。麻紀は被害者に頼まれて、キッチンばさみを購入していたが、それを隠している。
「時計屋の犬」  被害者が亡くなる前に書きかけたメールに、犬の散歩中の時計屋の主人、寺田と会ったことが書かれていた。
「洋菓子屋の店員」  洋菓子店で働く美雪。被害者はこの洋菓子店がお気に入りで、殺される直前にも来ていた。被害者の息子、弘毅は劇団員。父とも母とも距離を置いて暮らしていた。
「翻訳家の友」  その日、被害者が死亡した時間に会う約束をしていた多美子。自分が約束の時間をずらさなければ、事件は防げたかも知れない。
「清掃屋の社長」  被害者の元夫の直弘は、クラブのホステスだった祐理を秘書として雇った。周りからは愛人説も出ていたが、二人の関係は?
「民芸品屋の客」  被害者を絞殺した紐は、駒の紐。事件後に民芸屋で駒を買った客がいたが…。
「日本橋の刑事」  小伝馬町の殺人事件の担当になった上杉と新参者の加賀がたどり着いた事件の真相。

この作品は、犯人を逮捕するには、様々な疑問点が、実は事件とは無関係だったことを証明していくという構成になっています。情緒のある街並みと、そこに暮らす人情あふれる人たちが描かれ、心温まるエピソードが綴られているので、読後感も良かったです。現在、テレビドラマとして放送中。(2010/04読了)


クレマチス

2010-05-10 | 黒柴ころたん


わが家のクレマチスが綺麗に咲いています。この色、好きだな~
道路側から花の写真を撮っていたら、
いつのまにか、ころたんが笑顔(ヘラヘラ顔?)で登場。

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6月11日に開幕するサッカーW杯の日本代表メンバーが発表されました。
個人的には、なんだかなぁ…、という感じ。
メンバーに選ばれた選手より、選ばれなかった選手が気になります。

7月の参院選の比例代表にヤワラちゃんが立候補を表明しました。
毎回、タレントやスポーツ選手が当選して議員になりますが、
個人的には、参議院の必要性を感じていないので、
これまた、なんだかなぁ…
無駄を省くというなら、議員数を減らした方がいいのでは?


いろんなことに憤慨する今日この頃ですが、
ころたんとベビちゃんの存在に、癒されています。


母の日

2010-05-09 | 黒柴ころたん
 今日は母の日。
 長女からプレゼントを貰いました。
 毎年、ありがとう。

 カーネーションのプリザーブドフラワーと、
 レスポのポーチ。
 どちらも、大切にするね~




昨日は夕飯も作ってくれました。私のリクエストのハンバーグ。
今日の昼食もありがとう。全粒粉のパンを焼いて、サンドイッチ。
どちらも、とても美味しかった(感激)




 午後から、次女からもプレゼントが…
 奇遇なことに、
 こちらもプリザーブドフラワーです。
 水をあげなくても枯れないという、
 いつも綺麗なみずみずしい花。
 私には、ピッタリかも~
 
 大切にするね、ありがとう♪

             (庭にて撮影)





あっ、ころたん! 君はね、居てくれるだけでいいよ。今のままで十分。






球体の蛇 / 道尾秀介

2010-05-08 | 読書
 角川書店 2009/11/20

親の離婚後も両親とは暮らさずに、隣家の乙太郎宅で生活していた高校生の友彦。乙太郎は7年前にキャンプ場の火災で妻と長女サヨを失っていた。友彦は乙太郎の手伝いでシロアリ駆除を行った家で、死んだサヨによく似た女性智子と知り合い惹かれていく。そして彼女の家の床下に忍び込み、智子の情事を盗み聞きするうちに、ある事件が発生する。7年前の火事に隠された出来事と、それにまつわる人たちの嘘が、彼らを追い込んでいく。

登場人物の誰もがもっている意外な過去と真実に驚かれましたが、どうもスッキリしません。何が本当で何が嘘か…。何が幸せで誰が不幸か…。友彦がいう「もし、時間が遡れるとしたら、生まれる前に戻りたい」という言葉が、切なく感じられました。(2010/04読了)


フリーター、家を買う。 / 有川 浩

2010-05-02 | 読書
 幻冬舎 2009/08/25

何不自由なく育ち大学を出て就職したが、研修中から雰囲気に馴染めないと嫌気がさし、わずか三ヶ月で退職してしまった誠治。彼は軽い気持ちで自分に合った仕事をと就職活動をするが、世の中、それほど甘くはなかった。そんな時、嫁いだ姉から、母親が近所からのイジメが原因で精神を病んでいると知らされる。父親は身勝手で自分のことしか考えないという性格なので、病気に対する理解がなく、それがますます病気を悪化させてしまう。誠治は、母の病気を理解するうちに、母が守ってくれたおかげで今の自分があることを知り、これまでの自分を反省する。誠治は「今の家にいる限り病状はよくならない」という医師の言葉を聞き奮起し、昼は一人ではいられない母の面倒を見、夜は土方仕事をして金を稼ぐことにする。早く二世帯住宅を建てて、母親を快方に向かわせたいから…

最初は主人公のいい加減さに呆れ、父親の態度に憤慨しましたが、読み進めるうちに、誠治を応援していました。家族って、いつのまにか気を遣うことなど忘れ、言葉や態度もいい加減になってしまうことがありますが、やはりそれはいけませんね。身近にいる人だからこそ、大切にしなければと反省しました。誠治がどんどん頼もしくなって、再就職先でバリバリ働く姿に、親目線で胸が熱くなりました。職場の人たちが彼を暖かく見守ってくれたことが嬉しいです。(2010/03読了)


GWなのに

2010-05-01 | 黒柴ころたん


ゴールデンウィークで、天気も良いというのに、オイラはこんな所にいる……



花が綺麗に咲いている、可愛いペンションではなくて、
狂犬病の予防注射のために、動物病院なんかに連れて来られた!
まったく可哀想なオイラだ。(ころたんの心の叫びです)