ポプラ社 2009/04/15
『1983年のほたる』 村を出たい私は、中学受験をするために、バスに乗り市内にある塾まで通っている。塾の日の帰り道は最終バスに乗るが、運転手はいつも一之瀬さん。その一之瀬と受験について話していた時、バスは村の住民シゲちゃんを轢いてしまう。
『ノミの愛情』 有能な外科医の夫とひとり息子と暮らす私は、新しい家でらせん階段を磨き上げる。しかし、そのピカピカの階段から夫が転落し動けずにいた。私は夫の処置をしながら思い出す。看護師として医療に携わっていた生き生きしていたあの頃を。
『ディア・ドクター』 ぼくは待っている。倒れた父がいる集中治療室で、子供の頃を回想しながら、医者である父に憧れ続けたが医者にはなれずに家を離れてしまった兄を待っている。
その他、『ありの行列』『満月の代弁者』
『ゆれる』の映画監督でもある西川さんの新作映画『ディア・ドクター』から生まれた、もうひとつの物語というので読んでみました。前作同様、読んでいると映像が浮かんでくるようで、不思議な感覚に陥りました。短編は気軽に読めるようでいて、実は読みこなすのは難しく、メッセージを正しく受け取れているのか不安になったりもします。(2009/05読了)
『1983年のほたる』 村を出たい私は、中学受験をするために、バスに乗り市内にある塾まで通っている。塾の日の帰り道は最終バスに乗るが、運転手はいつも一之瀬さん。その一之瀬と受験について話していた時、バスは村の住民シゲちゃんを轢いてしまう。
『ノミの愛情』 有能な外科医の夫とひとり息子と暮らす私は、新しい家でらせん階段を磨き上げる。しかし、そのピカピカの階段から夫が転落し動けずにいた。私は夫の処置をしながら思い出す。看護師として医療に携わっていた生き生きしていたあの頃を。
『ディア・ドクター』 ぼくは待っている。倒れた父がいる集中治療室で、子供の頃を回想しながら、医者である父に憧れ続けたが医者にはなれずに家を離れてしまった兄を待っている。
その他、『ありの行列』『満月の代弁者』
『ゆれる』の映画監督でもある西川さんの新作映画『ディア・ドクター』から生まれた、もうひとつの物語というので読んでみました。前作同様、読んでいると映像が浮かんでくるようで、不思議な感覚に陥りました。短編は気軽に読めるようでいて、実は読みこなすのは難しく、メッセージを正しく受け取れているのか不安になったりもします。(2009/05読了)