文藝春秋 2008/10/25
パッチワーク作家の綾音は、誰もが羨む結婚をした。作家として大成功し、IT会社社長の夫と何不自由のない暮らしをしていたが、二人は結婚前に約束を交わしていた。それは結婚1年後に子供が授からなかったら、離婚をするということ。そして約束の日、夫からの言葉に、綾音が選んだのは夫の毒殺だった。捜査が進むにつれて、草薙、内海の両刑事は綾音を疑うが、アリバイは完璧だった。そこで、内海は天才物理学者の湯川に協力を求めた。湯川の出した結論、完全犯罪を崩す「虚数解」のトリックとは?
『容疑者Xの献身』など、ガリレオシリーズの新作は、やはり読みやすいストーリーでした。犯人は始めから判っていますが、どんな決着がつくのかと、興味深く読了しました。美貌の犯人との会話もアリバイ崩しも面白かったのですが、私には「子供が持てないなら結婚生活の意味がない」と言い放つ男を、女性たちが愛するのは何故か、それが理解できませんでした。(2009/01/読了)
パッチワーク作家の綾音は、誰もが羨む結婚をした。作家として大成功し、IT会社社長の夫と何不自由のない暮らしをしていたが、二人は結婚前に約束を交わしていた。それは結婚1年後に子供が授からなかったら、離婚をするということ。そして約束の日、夫からの言葉に、綾音が選んだのは夫の毒殺だった。捜査が進むにつれて、草薙、内海の両刑事は綾音を疑うが、アリバイは完璧だった。そこで、内海は天才物理学者の湯川に協力を求めた。湯川の出した結論、完全犯罪を崩す「虚数解」のトリックとは?
『容疑者Xの献身』など、ガリレオシリーズの新作は、やはり読みやすいストーリーでした。犯人は始めから判っていますが、どんな決着がつくのかと、興味深く読了しました。美貌の犯人との会話もアリバイ崩しも面白かったのですが、私には「子供が持てないなら結婚生活の意味がない」と言い放つ男を、女性たちが愛するのは何故か、それが理解できませんでした。(2009/01/読了)