角川書店 2016/01/30
月島綾子の娘、香苗は記憶障害で通院しているが、その帰り道、ちょっと眼を離した隙に、姿を消してしまう。必死に探すも見つからず、いなくなった場所に学生証と中世の伝承「ハーメルンの笛吹き男」の絵葉書が残されていた。数日後、下校途中の高校生、亜美が行方不明となり、現場からスマホと「笛吹き男」の絵葉書が発見された。香苗は、子宮頸がんワクチン接種後に症状があらわれ、亜美の父はそのワクチンを推奨する日本産婦人科協会の会長だった。さらに、ワクチン被害を訴えるために全国から集まった5人の少女たちも行方不明になってしまう。そして届いた犯人から一人10億、合計70億円の身代金の要求に、警察は翻弄されていく。
子宮頸がんワクチン、怖いですね。実際に、国が推奨するワクチンに大きな副反応があるというのに、しばらく接種は続いていたのですから…。健康な少女が、ワクチンによって身体の自由を奪われるなんて、納得できるわけがありません。薬害エイズも記憶に新しいのに、なぜ学習しないのでしょう? 自分の身は自分で守るしかないのでしょうか。ミステリー小説というより、危機管理に対する啓発本のような気がしました。(2016/03読了)
月島綾子の娘、香苗は記憶障害で通院しているが、その帰り道、ちょっと眼を離した隙に、姿を消してしまう。必死に探すも見つからず、いなくなった場所に学生証と中世の伝承「ハーメルンの笛吹き男」の絵葉書が残されていた。数日後、下校途中の高校生、亜美が行方不明となり、現場からスマホと「笛吹き男」の絵葉書が発見された。香苗は、子宮頸がんワクチン接種後に症状があらわれ、亜美の父はそのワクチンを推奨する日本産婦人科協会の会長だった。さらに、ワクチン被害を訴えるために全国から集まった5人の少女たちも行方不明になってしまう。そして届いた犯人から一人10億、合計70億円の身代金の要求に、警察は翻弄されていく。
子宮頸がんワクチン、怖いですね。実際に、国が推奨するワクチンに大きな副反応があるというのに、しばらく接種は続いていたのですから…。健康な少女が、ワクチンによって身体の自由を奪われるなんて、納得できるわけがありません。薬害エイズも記憶に新しいのに、なぜ学習しないのでしょう? 自分の身は自分で守るしかないのでしょうか。ミステリー小説というより、危機管理に対する啓発本のような気がしました。(2016/03読了)