朝日新聞の日曜版、『Globe』 の映画レビューを読んで、原作&映画がすぐに観たくなった作品
サリンジャーの『ライ麦畑~』も大好きだし、現代で言うと『桐島、部活やめるってよ。』も、わりと
気に入った作品。(原作も)
大人になると、『ティーンエイジャーの行き場の無い、鬱屈とした感情』など、どこかへ置き忘れ
てしまったかのように、『若い人は自分のことだけ、かまっていればイイから、大した悩みもなく
て気楽でイイね~。』と都合よく感じてしまう。
もちろん、今の子供たちは空気を読むこと、イジメられたり目をつけられないように、細かな神経
を遣いながら日々学校生活を送っているのかもしれない。
でも、大人になってしまった、かつてのティーンエイジャー達も、しんどい記憶を忘れているだけ
で、実はいろいろ、あったのです 苛められなくても、ちょっとした瞬間の『疎外感』
『孤独』 『劣等感』『挫折』 『無力感』 『圧迫感』 『同じ制服で常に集団行動・規律に
従うことによる、閉そく感や窮屈さ』 『恥ずかしさ』 『退屈』 『卑屈』 『弱いものを苛
めて、強いものに迎合しよう』 『反発・反抗心』などなど
大人になって、羞恥心がなくなりつつあると、ちょっとした自分の欠点や失敗も『ハハハッ』と、笑
って済ませることができる でもティーンエイジャーは、『カッコ悪い自分を認めたくない。みじめな
思いをするくらいなら、壁の花、もしくは透明人間になって、ひっそりと安全に暮らしていきたい。』
と思うのかも。
原作も映画も、まだ良く知らないのですが、大人になったかつてのティーンエイジャーが観ると
それこそ心が揺さぶられるような気持ちを味わえるのではないでしょうか
ということで、11/22(金)から全国順次公開だそうです。公式サイトはコチラ
コチラは海外版のトレーラー。日本のと比べてみると、また楽しいかも
原作も近日中に発売されるそうですね 映画&原作の感想をまたレビュー出来ればいいな~。