講談社
発売日:2011-09-15
去年買ったんだけど。ちょうど食欲の秋の時期だったから、な~んか美味しいものに惹かれるというか・・・。やけに食べ物の本が目に入る時期で。それで買ってしまった1冊。日常なんだけど、どこか特別な料理・・・というよりは「ごちそう」の数々。しかも目次の設定の仕方が面白い。さらにさらに・・・各章のつながりも面白い。うん、確かに「こんだて帖」だね!
角田さんの作品のなかには、お料理を扱ってる作品も確かに多い。
この本は・・・
とあるお料理教室(実は昔、あたしも通ってた)の月刊誌に掲載されてたものを本にしたものだそうで。
目次が「○○回のごはん」になっていて。
1回~14回まで。
さらに「最後のごはん」がついてるので、15話で編成されてる。
しかもしかも!!
つながってるんですよぉ、全てが・・・。
前「ごはん」で脇役だったり、ちょっと名前が登場した人が次の「ごはん」で主役になってたり。
それがまた絶妙でよかったぁ。
食べることって日常で。
でも。
そんななかでもどっか特別だったりもするわけで。
「料理」「ごちそう」っていう表現もできるけど、この本はやっぱり「こんだて帖」なんだなって。
最後にはそんなふうに思えてきました。
最初に登場するごはんは「ラム肉」のお料理。
そこで主役だった協子さん。
彼女が最後の「ごはん」で「干物」ネタ、今度はお魚で登場するあたり。
なんか、1周した感の絶妙なつながりがニクイです。
レシピもついてるので。
機会があれば・・・作りたいなぁ。
できるかなぁ。
ごちそうさまでしたぁ