四つ葉のクローバーを探して

毎日過ごす時の中で、ちっちゃなHappyや大切な何かを。四葉のクローバーを探すように見つけていけたらいいな。

『余命』

2009-03-12 | 映画


上映期間は過ぎてしまっていたので。
上映してる映画館を探すことから・・・9時には新宿にいるというかなり驚異的な行動力でした。



『余命』谷村志穂著


公開前に原作を読んでました。
原作もかなり考えさせられる内容で。
途中、何度も涙がでました。
映画化されるのを知って・・・
これがどんなふうに映像化されるんだろうって思うと涙なくしては見れないだろうなと。

そして、映画。
案の定・・・でしたね。

台詞一言一言が重かったです。
松雪泰子さん・・すっごいなぁと思いました。
キレイでかっこいい!
実生活でもママなので、演じながら、どんな気持ちだったんだろうなぁって。
考えさせられました。
辛かったんじゃないかなぁって。

子供をようやく授かって。
それと同時に乳癌が再発・・・
妊娠出産って女性だったら当たり前にできる可能性があることかもしれないけど。
実際、そうじゃない人もいるわけだし。
まして、妊娠出産したら、当たり前に子育てができるかというと。
それもまたそうじゃない人もいる。
何が幸せな選択なのか・・・そんなことも考えさせられました。
命をつなぐこと・・・・それってとっても大事なことなんじゃないかって。
最近、よくあたしも考えるんですけど。
いざ母になろうとすると、それすら、リアルなものになって。
自分の命を削っても、たとえなくなっても、つないでいきたい!って思うもの、思えるものなのかな。
まわりに反対されるのもわかっているから、誰にもいわず。
医師という職業柄、自分の体を自分で診察しながら。

・・・自分にはできない選択。

医師という仕事をしてるしてないは別としても。
ひとりの女性として考えたときに、自分には無理かもなぁと。

色々と考えさせられました。
でも・・・ただ哀しいだけの映画ではなかった。
結局・・・生きることはとっても大変なことで。
でもそこに当たり前のなんでもないようなことが幸せだって実感できる瞬間があったり。
前向きに、いい意味で貪欲に。
「生きていこう」
って思える映画でもありました。
エンドロールが流れて、明るくなるまで。
映画を見てた人が誰も席を立たなかったことも印象的でした。

早期発見とはいうけど・・・やっぱり癌はこわい病気です。
癌に限らずだけど、なんかヘンだなって思ったら検査してもらったほうがいいなと。

見てよかったです。

今回も初映画館・・“新宿バルト9”
キレイだし、公開映画本数も多いし。
1日いれちゃう感じ。
映画も映画館もオススメです
それにしても松雪さん。。。
素敵です。
これだけ幅広い演技ができると・・・次はどんな役だろう?!って。
楽しみですね。