肝炎Sabavian:風になる日記

《優 し く 吹 く 風 に な る》
やさしく吹く、そよ風のような人になるために・・

言葉に宿る魂

2009年08月13日 | 言葉

『言  葉』

言葉は気持ちを伝える。
言葉は何かをつなぎ止める力を持っている。

言葉は直接心に響く音色を持っている。
言葉は相手との距離を縮める力を持っている。

言葉は人を変える。
言葉は人を癒し、心の隙間を埋める力を持っている。


言葉を使おう。言葉を伝えよう。言葉に気持ちを込めよう。

それができない人などいないはずだ。
少しの勇気と、少しの笑顔があれば、言葉は自由に使えるのだ。

そして、言葉を受け取ろう。言葉を焼き付けよう。


言葉にも魂は宿る。

魂の宿った言葉は、人から人へと巡り、生き続け、
人の心に刻まれてゆく。生きている言葉だ。

それは私が生きている証でもあるのだ。
愛する人に言葉を残そう。生きた言葉を贈ろう。

そうして私は言葉と共に愛する人の心の中で生き続けるのだ


げんきでな

2009年08月13日 | 言葉
これは日航機墜落の時、激しく揺れ動く機中で
父親が家族に残した、残せた5文字の言葉だ。

たった5文字なのに、伝わる思いは幾千。

ほんの数秒か数十秒で書いたものなのに、永遠に残る思い。

私達が日常で数秒、数十秒を意識して生活することはまずないでしょうね。

同じ数十秒でも、思いのつまった数十秒、
ボーッと過ぎてしまう数十秒がある。

不思議だなぁ。
同じ時間なのに。
同じ数十秒なのに。

だから私は思うのね。

残された命の時間が同じなら、思いのつまった時間にしたい。
その一秒にも意味があると考えて生きたい。
短くても小さくてもいいから、永遠の何かを残したい。
生きる長さより、生きる深さを大切にする。

これを人生のテーマのひとつにしたいと思う。

日航機墜落から

2009年08月13日 | Weblog
時間が進むのは早い。
あの日航機墜落から24年が過ぎた。

墜落で命を落とした方の家族、友人たちは、日々悲しまれていらっしゃるのでしょう。

その方たちは、私達のように周年ではなく、毎日毎時毎分毎秒、亡き人の面影を追っているのだと思いました。
生きていてくれたら。
この言葉が何度も心の中を駆け巡ったに違いない。

当時私は22歳。ニュースを見た時の衝撃は今でも鮮明に覚えている。

地震などの自然災害では、亡くなった方の人数が確認されニュースで流されるが、生きていた方の人数がニュースで流されるほど、それほど悲惨な事故だった。

これは大変なことが起きたと、日本中が騒然としていた。

墜ちゆく機中、文字どおり必死で書いた家族への一言が心に響き、深い愛情と、それが故に深い悲しみを感じ、涙が頬を濡らした。

そして家族を持った今、改めて思う。

私は何を家族に残せるのだろうか?

行方不明の兄

2009年08月13日 | Weblog
こんな話ができちゃうのもブログのよさだ、と自分を説得するかのように
言い聞かせて書いてみますね。

私は三人兄弟。
男ばかりの家です。
私は長男とは7つ違い、次男とは五つ違いの末っ子。

今日はその次男の話。
今次男は行方不明。
離婚もして、かわいい姪っ子たちとも会えなくなってしまいました。
今どこで何をしていることか。連絡先もわかりません。

仲の良い兄弟だっただけに、こんな状態なのはつらい。

次男の保証人になっていたので、残された借金を支払ったりもしました。
大金でしたがなんとかやり繰りして完済。楽に車が買える金額でした。

嫁さんにも苦労をかけ、娘に買うという約束をしていた机は先延ばし、
生活は根底から覆されました。

今はそんなお金など、どうでもいいから、攻めたりなんかしないから、
兄に出てきてほしい。

だって兄弟に代わる人はいないのだから。
かわいがってくれた兄だから。
姪っ子と楽しい時間を持たせてくれた兄だから。
だから出てきて。

病気とちゃんと闘うから。

だから出てきて。

大きくなった娘に会わせたいから。

だから、だから…