カメブログ

聖蹟桜ヶ丘に住むおじさん(通称カメちゃん)のブログ

まきばの湯 (圏央道開通記念・日帰り温泉旅行)

2007年07月01日 | 身辺雑記
 2007年6月23日(土)、圏央道のあきるのICと八王子JCTの間が開通し、圏央道と中央道がようやく接続されました。帰省に関越道を使う者としては、最寄の国立府中ICから一般道を使わずに田舎に行けるので、首を長くして開通を待っていました。

 そこで勝手に開通記念と称し、新規開通部分を使った日帰り温泉旅行を急遽昨日の午前に計画し、午後実行に移しました。
 目的地はサイボク天然温泉 まきばの湯。圏央道、狭山・日高ICから降りて5分と好アクセス(私の場合、カーナビの指示に従ったら遠回りして10分くらいだったと思います)。

 気になる通行料金: 国立府中IC - 狭山・日高ICの距離は50.1km、普通車は通常2,300円、夜間等のETC割引が適用されると1,150円から2,100円だそうです。早朝夜間割引の1,150円なら納得ですが、通常料金は高いですね。

 さて、中央高速に乗るとサイボク天然温泉までのSA/PAは石川PAだけ。行きはPAに寄らずに直行したので埼玉県日高市の現地まで、自宅の聖蹟桜ヶ丘から所要時間はほぼ1時間。この所要時間には感動しました。

 予備知識はほとんどなく現地に行ったのですが、着いてみるとそこは日帰り温泉施設のほかに食料品売り場やパークゴルフ場などのある第5駐車場まである広大な敷地なのでした。日高牧場が移転してできた跡地のようです。露天で骨付きソーセージを焼いて売っていたり、テイクアウトの軽食を売る店が並んでいて、流れる空気は田舎の賑わっている観光地です。気分転換の小旅行にうってつけでした。
 早速、温泉に入る前にミートショップで気前のいい試食を楽しみながらソーセージや野菜などを購入(保冷のパック入り氷がありました)。駐車場が混雑していましたが、スーパーマーケット代わりに使っている近隣の方が多いのではないかと思います。

 肝心の温泉ですが、源泉掛け流しの風呂もいくつかあり、湯あたりしそうなほど効能のある湯だったと思います。洗い場はたくさんあり、隣とは岩壁で仕切りをしてあるタイプなので快適です。露天風呂の敷地が広く、各種の風呂が用意されており、長時間いても楽しめます。

 特筆すべきは花鳥の湯の「流水立ち浴」。1/fゆらぎの流れを体で受け止めると、揉み解し効果があります。まるで川の流れに身を置いたような感覚がして、味わったことのない体験でした。ジェットバスのような強い細い噴流ではなく、大河のような大きな強い流れを体で受け止めるのです。激しい流れなのに泡はありません。自分の体に当たった流れは波を立てて大きな音とともに崩れていきます。からだを湯に沈めて耳を水面に近づけると、渓谷に響き渡る川の音そのものがします。
 私の感動が伝わったでしょうか。残念ながら他方の風月の湯には「流水立ち浴」はないので、運が悪いと体験することはできません(風月の湯と花鳥の湯は週替わり)。

 露天風呂から少し離れたところに、見たことのないほどの大きな広葉樹が見えました。私が訪問したのは、あいにく雨のぱらつく曇天でしたが、晴天にはあの広葉樹の眺めがさらに癒しを増してくれそうに思います。