カメブログ

聖蹟桜ヶ丘に住むおじさん(通称カメちゃん)のブログ

ゼロスピンドル化の結果(パソコン超石器時代の幕開け)

2007年06月24日 | IT関連
私の持っているノートパソコンは、2000年に購入した、日立 FLORA Prius note 20R4TDです。

CPUクロックは550MHz, メモリ最大256MBと今となっては目を疑うような低スペックです。購入後、128MBのRAMを追加し、メモリは192MBにし、OSをWindows Meから2000へ変更していました。

今回のハードウェア改造の目的は、ハードディスクをコンパクトフラッシュに交換することにより、高速化、無音化を図ることです(厳密にはDVD-ROMドライブが残りますが、ゼロスピンドルと表現してます)。なお、PCにはCardBusの802.11g/a 無線LANカードをつけています。

まず結果ですが、起動にかかるまでの時間は:
従来=2分30秒(電源スイッチを入れてからOSが起動し、マウスポインタの矢印が操作可能状態になるまで)
変更後=1分21秒(同条件)

大幅に改善しました。また、操作して実感するのは各アプリの起動時間の早さです。HDDに比べてCFはランダムシークが圧倒的に早いので、それが効いているのでしょう。また、通常の作業ではPC内蔵のファンが動作しないので、キータッチの音だけの無音PCになりました。まるでパソコンがPDAになったかのようです。HDDの高い周波数成分のモーター音がしないため、電源を入れっぱなしでも存在が気になりません。

以前はこのPCは動作がかったるいので、電源を入れるのは月に1度あるかないかでしたが、ゼロスピンドル化により、稼働率が格段に上がりました。

こちらに同じ機種2台を用意し、1台だけHDDをSSD(Solit State Drive)に交換し、比較されている方がいます。動画で起動時間の違いなどを紹介なさっています。
ノートパソコンのHDDをSSDに交換

2台のPCを同時に起動させてみるとSSD化の効果は歴然です。百聞は一見にしかず。さらに静音化も達成です。魅力的でしょう?
従来は目が飛び出るような価格だったのですが、今は1万円足らずでやれるのですよ(情報収集するとわかりますが、失敗のリスクはあります)と、お伝えしたかったのがこの記事の目的です。

改造に使用した商品:
1. コンパクトフラッシュ Transcend TS4GCF266 約8千円、266倍速 (Ultra DMA mode 4をサポートしているカード。PCのレジストリMasterDeviceTimingModeの値を調べると0x8010であり、UDMA 4 (UATA66)で動作している。サウスチップALI社M1535無印はUATA66までらしいので正常に動作している)

2. CF-IDE変換カード 液晶工房 44-20-C 980円 (2.5インチのHDDの筐体より小さいので、HDDのねじ穴位置で変換カードを固定できないことに注意。PCのHDD取り付けフレームは使えないので、コネクタの勘合力だけでCFが支えられCFが宙に浮いている状態で私は使っている。)

OSインストールに使用したツール:
1. nLite = OSインストールディスクに対して予めサービスパック、各種パッチを当てて、不要なサービス・アプリを抜き取ったインストールディスクを作成することのできる夢のようなツール。

2. AR Soft RAM Disk = "Emulate a local disk" を選択し、環境変数tmp, temp とブラウザのキャッシュはRAM ディスクを指定しています。firefoxのキャッシュディレクトリの変更はこちら

3. KB837115 プロファイルのアンロードに関する問題のトラブルシューティング = Windows 2000 の終了にやたら時間がかかる(1分近く)ので調べてみたら、イベントログにエラーが記録されており、リンク先のKBがあることを発見。記載されているパッチを当てたところ、あっさり解消。

情報サイト:
モバイルPCからハードヂスクが無くなる日まであと○○♪ まとめサイト

以上