東京に主任教諭制度が導入されました。ひとつのストライキも打てず、強行されました。受験の申し込みが始まりました。組合は都高教も東京教組もまた、賃金表を用意し、「いかに、賃金に、退職金に生涯賃金に影響するか・・・給与水準を守るには受験する以外にない」と説明して、「なりましょう」とすすめているかのようです。職場には、怒りと戸惑いが充満しています。「みんな主任になりたくない!」「金のために・・嫌だ!!」
学校という現場は、校長から教員まで、ほとんどの教員が討議し、決定し、分担して働く組織です。かつての主任制や最近での主幹が導入されても、職場での組織的連携は崩されずに闘いとして続けられてきました。主幹の破綻はその表れです。そもそも世界大恐慌、派遣切り、都の現業10%ダウンという中、人の賃下げ分で賃金が上がる?それも、主幹を支えるなんて役割できますか!
主任教諭というのは何か。主任教諭は経験8年以上、都の教員4万5000人のうち、2万2500人を主任教諭にしようとするものです。そして新たな給料表にし(5~6職)すべて平教員の賃下げ分を上乗せするというものです。この全教員の半数を中間管理職に置くことによって、分断し、上意下達の管理支配体制に組み込もうとするものです。
山田区長の「教育改革」は道州制ー地方分権を見こして、学校選択性、運営協議学校、学校支援本部と不明瞭なことも含みながら、平等・公共性は奪われ、横暴な民営化への道を進んでいます。徹底して教育予算を削減しながらボランティアと寄付を導入しました。特に、学校支援本部は文科省の予算も付き、和田中では「英検」「塾」の参入、地域ボランティアによる児童生徒の募集活動の一環にも使われています。当初山田区長が選挙で「区で教員を雇えば首が切れる」とは言ったのは本音であり、本質です。師範館で養成された教員が2~30人毎年区内に送り出されて2年経ちます。50人近くの教員が1億円以上の予算で雇用されています。師範館・教員(=区)は都の定数外で担任を持つという地方公務員法・都条例も逸脱しています。そのため、都採用の教員が担任を持てないことも起こっています。この間、非常勤教諭、補助教諭、臨時教諭を始めとしてさまざまな非正規雇用の増大と主任教諭導入の攻撃は道州制=民営化の攻撃として一体です。道州制は200万公務員を全部首にし、新たに半数を雇うというものです。「意欲のない、未熟な教員?(平教員)をいつでも解雇できる」「一層の低賃金・無制限労働化」とふるいにかけ、「日の丸・君が代」に不起立するような現場をつぶし、かつても今も、戦争に求めようとする国が狙うのは「愛国心を教える教員、お国の為に命を投げ出す子ども」づくりです。労働組合つぶし、討議のない命令と処分の現場を撥ね退けていく職場の力が今こそ必要です。4月実施前に、主任教諭「返上」・拒否の闘いも始まっています。この3月「日の丸・君が代」の闘いも、現場を変えるのは、わたしたち教育労働者です。世界大恐慌!教育労働者が誇りをもって、働き続けるためにも、差別・分断には団結しましょう。そして、生きる力を教育現場に!労働者が主人公の世の中に変えよう。(I)
学校という現場は、校長から教員まで、ほとんどの教員が討議し、決定し、分担して働く組織です。かつての主任制や最近での主幹が導入されても、職場での組織的連携は崩されずに闘いとして続けられてきました。主幹の破綻はその表れです。そもそも世界大恐慌、派遣切り、都の現業10%ダウンという中、人の賃下げ分で賃金が上がる?それも、主幹を支えるなんて役割できますか!
主任教諭というのは何か。主任教諭は経験8年以上、都の教員4万5000人のうち、2万2500人を主任教諭にしようとするものです。そして新たな給料表にし(5~6職)すべて平教員の賃下げ分を上乗せするというものです。この全教員の半数を中間管理職に置くことによって、分断し、上意下達の管理支配体制に組み込もうとするものです。
山田区長の「教育改革」は道州制ー地方分権を見こして、学校選択性、運営協議学校、学校支援本部と不明瞭なことも含みながら、平等・公共性は奪われ、横暴な民営化への道を進んでいます。徹底して教育予算を削減しながらボランティアと寄付を導入しました。特に、学校支援本部は文科省の予算も付き、和田中では「英検」「塾」の参入、地域ボランティアによる児童生徒の募集活動の一環にも使われています。当初山田区長が選挙で「区で教員を雇えば首が切れる」とは言ったのは本音であり、本質です。師範館で養成された教員が2~30人毎年区内に送り出されて2年経ちます。50人近くの教員が1億円以上の予算で雇用されています。師範館・教員(=区)は都の定数外で担任を持つという地方公務員法・都条例も逸脱しています。そのため、都採用の教員が担任を持てないことも起こっています。この間、非常勤教諭、補助教諭、臨時教諭を始めとしてさまざまな非正規雇用の増大と主任教諭導入の攻撃は道州制=民営化の攻撃として一体です。道州制は200万公務員を全部首にし、新たに半数を雇うというものです。「意欲のない、未熟な教員?(平教員)をいつでも解雇できる」「一層の低賃金・無制限労働化」とふるいにかけ、「日の丸・君が代」に不起立するような現場をつぶし、かつても今も、戦争に求めようとする国が狙うのは「愛国心を教える教員、お国の為に命を投げ出す子ども」づくりです。労働組合つぶし、討議のない命令と処分の現場を撥ね退けていく職場の力が今こそ必要です。4月実施前に、主任教諭「返上」・拒否の闘いも始まっています。この3月「日の丸・君が代」の闘いも、現場を変えるのは、わたしたち教育労働者です。世界大恐慌!教育労働者が誇りをもって、働き続けるためにも、差別・分断には団結しましょう。そして、生きる力を教育現場に!労働者が主人公の世の中に変えよう。(I)