猫むっちゃんと私

捨て猫むっちゃんが09年4月8日に産んだ7匹の子猫の里親探しで始めたブログですが、、

父のこと

2010年07月07日 | 家族1
この前、妹に病院に行ってもらった時に
「お父さんが機嫌が悪くて、怒って叩こうとしてきてん」と妹が泣きそうな声で電話をしてきました。

 父は昨年に肺がんが分かり、転移の脳腫瘍もあり、通院で療養していたのですが
血痰、喀血を止めるのに飲んでいた薬の影響があったのかどうなのか、
 1ヶ月半前81歳の誕生日の翌日に脳梗塞で倒れ救急車で入院し、右半身不随、言語障害になってしまいました。

 言いたいことも言えず寝たきりの日々は、それは辛いだろうな、、と思います。
薬のことも、もっと私たちが賢ければ脳梗塞など起こさずにすんだのでは、、と
それぞれが思っています。

 肺がんで末期でも、死ぬまでは元気でいられたら、
おしゃべりで楽しいことが好きだった父にはどんなに良かったかなと思います。
 最期の何ヶ月かは、父にも家族にも辛いものとなりました。

翌日行って父に「お父さん、アイちゃんにバカって言うたらしいな」と言うと
「そうかぁ?」という表情、数時間前の記憶もないみたいなんです。
「お父さんは81歳まで元気で好きなことをしてきたんやし、
 アイちゃんも私もお父さんのように81歳まで元気で生きられないんと違うかな、
それに娘もいないから、毎日こうやって会いに来てくれることもないと思うし、
 お父さんは、きっと私たちよりも幸せなんやと思うよ」と言ったら
「そうやなぁ」と答えてくれました。

母や妹には「お父さんはヘビースモーカーで、自分で自分の体をそっちのベクトルに持っていったんでしょう、
 それで81まで生きれてんから御の字やん、脳梗塞は可哀相やったけれど、
それも私たちには、どうしようもなかったことやし、お父さんが引き受けなしょうがない。
 出来ることはなるべく傍に行ってあげることと違う?」と気丈なことを言って
「なかなか、そういう風には、、、」と割り切ってると思われてる私ですが、

今日は父の病院行きは休んで、ゆっくりボーっとしていた時に、ピノが膝に乗ってきて
顔をまっすぐによせて「にゃ~」と話しかけてくれた時に、
 何ともいえない気持ちになって涙がボロボロとこぼれてしまいました。

 回復の時間と見込みのない、左脳の脳梗塞は、本当につらいものです。
ものも言えず、寝たきりでおむつをつけられ、一人では何の娯楽も操作することが出来ず、
ただ天井を見つめてる、、


 私は、体は大切にして、血液サラサラを心がけ、死ぬまでは元気でいましょう。
 そして、猫たちのために、なるべく長生きしましょうと思いました。
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