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●温石(おんじゅく)

2014年02月26日 19時27分38秒 | 色んな情報

●温石(おんじゅく)
◆おんじゃく  【温石】
(1)焼いた石を綿などで包んだもの。冬、体を暖めるのに使った。焼き石。[季]冬。《草庵の―の暖唯一つ/虚子》
(2)〔温石をぼろ切れに包んで用いたことから〕ぼろを着ている人をあざけっていう語。
 
◆温石  季語・季題辞典
読み方:オンジャク
腹部を暖めるために、蛇紋石の類を火で焼き、布切れで包んで懐中するもの
季節 冬
分類 人事
 
◆温石(おんじゃく)http://p.tl/ExLB
平安時代末頃から江戸時代にかけて、石を温めて真綿や布などでくるみ懐中に入れて胸や腹などの暖を取るために用いた道具
防寒だけでなく治療の効果も期待され、温める石は滑石・蝋石・蛇紋岩・角閃岩等が好まれた。懐炉の原型にあたると考えられる。中世においては滑石製の石鍋の破片を転用したものも多い。

漢方医学の世界においては、熱熨法(今日では温罨法と呼ばれるのが一般的である)に用いられた。温石を用いる方法を「蔵身法」と呼び、今日の岩盤浴も原理的にはこれに近いと言える。

また、「懐石料理」の語源としては、禅寺で修行僧が空腹や寒さをしのぐため温石を懐中に入れたことから、茶の席で出す一時の空腹しのぎ程度の軽い料理、あるいは客人をもてなす料理をそう呼んだという説がある。

なお、以下にみるように、温石の出土例では、小孔(小さい穴)が穿かれたものが多いが、これは火鉢などで石を温めたとき、その石でヤケドをしないよう、直接、手などにふれないための工夫と考えられる。つまり、針金状のものを孔に刺し入れるか、火箸を孔に引っかけるかして、温まった石を引き寄せ、布などにくるんだものであろう。
 

 
◆かいろ  【懐炉】
懐中に入れ、体を温める器具。懐炉灰またはベンジンなどの燃料に点火して金属製の小箱に入れ密閉して用いる。[季]冬。
 
◆懐炉   季語・季題辞典
読み方:カイロ
ふところに入れて体を暖める具
季節 冬
分類 人事
 
◆懐炉(かいろ)http://p.tl/AWWb 懐中に入れて暖をとる道具である。


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