『ややや、翁さん、出かけるところだね。奧さんが入院をして延べで50日をこえたかね、その年でその間に1日も休まずに病院通いだものな。自分の体調は大丈夫かさ。翁さんは無茶をするからな』、『おや、どこに行くね?、八郎さん。俺の様子を見ながら床屋に、刈るほど髪がないようだが、ハハハハ。この頃は病院の行き帰りに、喫茶店に寄ったり、本屋に寄ったり、ホームセンターに寄ったりね』
『翁さんは10年来髪は自分で刈るそうで、俺も次回からは自分で刈るかな。床場の富雄さんに義理もあるし、何かと噂話も聞ける、ハハハハ。先日貰った翁さんのゴルフスイングメモは参考になったわ』、『床場の富雄さんも息子さんが家を出て、止めるのも時間の問題だろう。スイングの原理は単純なのだが、自分の何が間違っているのかが分からないのだよ、それに筋力が衰えて、ハハハハ』
『いやあ、全くだな、だからゴルフが面白いのかもね。スイングは肩を回すのでは無く腹を回す、考えなかったな、軸をタテに回せるわ、ハハハハ。コーヒーショップはガススタンド併設の店だね、俺も時々寄るわ』、『コロンビアとブラジルの豆のブレンドだそうだが美味しいな、2日に1回は立ち寄るし、昼は台湾料理にランチメニュー630円や立ち食い蕎麦350円で済ませることも、ハハハハ』
『次回のゴルフは連休明けの予定だそうだが、三郎さんから何も連絡がないな。賑わいだった翁さんの庭の花もボタン、シャクヤクで終わりだな。・・・どうも夏は記録的な暑さになるようで、思いやられるわ』、『海水温の変化か、スルメイカ、サンマ、サケなどが記録的な不漁だそうで、夏の炎暑で食料も不良で逼迫する気がするよ。明日ゴルフ練習場に?、付き合うかな、ハハハハ』
あとがき==孤独と向き合うと、退屈を楽しめる気がするよ、心のコントロールでだが、ガハハハ==放念の翁