「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

◆長寿の仲間入り??◆   3989

2018-04-24 15:16:25 | 日記

や、買い物だね、勘さん。あなたに会うのはこのホームセンターだね、ハハハハ。俺は草払い機のオイルと刃を買いに、毎年使い始めには交換をして。穀雨が過ぎて水田に水が入り始めたわ』、『よう、翁さん、暇つぶしに出かけてきて、木材を買って工具入れを細工しようと思って。あちこちで苗代を作って、田植えが始まれば初夏だが、すでに全国で記録的な夏日、真夏日、間違いなく気候変動だわ』

やね、病院の待合室で拾った古新聞、市区町村別の平均寿命だが、横浜市青葉区が83,3歳の長寿だそうで、幸か不幸か俺はその年齢を超えたが、厚労省はその要因が分からないそうで、多分に医療の延命だろうな』、『婆さんが寝具や衣料を夏物にしたのだが、昨日は夕方に暖房を入れ、一昨日はクーラーを呆れた陽気だわ、ファハハハ。長寿かね、俺も80は過ぎたが平均寿命は年々伸びるわ』

康意識、歩いたり、野菜を食べたりでは寿命は延びないだろうよ。歩かなかったり、コンビニ弁当の高齢者が少なくないそうだもの、ハハハハ。勘さんの近くの空き家に東京から移転をしてきた人が』、『町に登録をした空き家住宅だが、1週間ほど前に定年した夫婦とその母親が移ってきて、隣組長の話では、手間隙のかかる農業をして田舎暮らしたいそうだ。少しでも人が増えれば』

三さん近くの20区画ばかりの市民農園、募集時には5倍の応募があったそうだが、今は半分が空き地だそうで、遊びでも通いで農業は無理だよ、ファハハハ』、『一人では面倒だろうから、今夜は夕飯を食いに来ないかね、洒落た物は出来ないが。出来るなら囲碁を教えて貰いたいし、ハハハハ。翁さんが好物の手打ちうどんにするか、話し相手に勘さんも呼ぶかな、じゃあ、婆さんに連絡しておくよ』

                   

あとがき==どうやら敬老会に招かれる年齢に、でも老害と老人臭にまみれて生きるのも如何なものかと、ガハハハ==放念の翁