たかお日記

高尾紳路九段オフィシャルブログです

名人戦第4局

2013-10-11 20:50:47 | 囲碁
最初から最後まで、戦いが続きましたが
井山挑戦者が制し、六冠に王手。

印象に残った局面といえば、封じ手。







井山挑戦者が長考している時、
控室も白1か、白Aか・・・・・・

この2手をかなり検討した結果、
白Aを予想したのですが、封じ手は白1。

白1は、黒Bのノゾキが気になって、仕方がない。
よって白Aかと思ったのですが、
どうやらノゾキには、つながない予定で
白1と打ったようです。
(実戦もそのようになった)

山下名人も、ノゾキはいつでも反撃されるので
タイミングが難しかったとの感想。

切らせるために白1とカケツグとは、
なんとも不思議な手ですが
(もっとも、予想した白AもCの断点を防いでない)
答えがわからない、難しい局面でした。

この碁は、このような難しい局面の連続。
答えのない局面で、身をよじらせながら
答えを探し出そうとする、両対局者の姿勢に
とても感銘を受けました。
2日間、勉強になりました。
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