1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

4章 職長の職務 適正配置 その3(part3)

2017-12-15 13:05:00 | 日記
3 労働者の能力の把握と活用


(3) 活用

① 新入社員、配転者など現に就いている業務の経験の浅い者に災害発生のリスクが高いことは知られている。
これらの人に対しては、まず面接をして個人情報をつかみ、法に基づく教育を実施する。
特に配転者はすでに多くの経験があり、一貫した教育ではムダが多いばかりか、
すでに知っていることを繰り返し教えたりすると反発を招きかねない。
面接によって業務歴などをよく確認をして対応する必要がある。

② 作業者がすでに持っている資格や受けた教育や経験を活用するとともに、
職場として必要であるがまだ持っていない資格や受けていない教育については、
計画的に取得や教育を受けてもらう。これによって部下のヤル気を育て、
能力開発や人間形成に役立てることができる。
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4章 職長の職務 適正配置 その3(part2)

2017-12-15 10:03:42 | 日記
3 労働者の能力の把握と活用


(2) 個人面接
機械や自動化が進み、以前に比べて肉体労働は激減をしているが、
仕事や職業生活で「強い不安、悩み、ストレスがある」労働者の割合が58.0%と
高くなっている(「労働者健康状態」平成19年厚生労働省、117ページ参照)。
前に述べたように、人は自分の能力が認められ、夢や希望を満たすような仕事に就いた時は
やりがいを感じ、その仕事をやり遂げたことで達成感や成功感を味わうことができる。
それによって、仕事に対するストレスをそれ程感じることはないと考えられている。

そこで職長は、作業者と個人面接の機会を設け、仕事上の悩み事や人間関係の問題と同時に、
その人の持っている夢や希望などを話し合うことが望ましいとされる。
この個人面接によって、特に配慮しなければならない点を述べると、


① 信頼関係を基本にする。良き聴き手として相手の気持ちを受け入れて、
理解しようとする態度を示すことによって相手の心を開かせる。
批判的な発言や威圧的な態度をしていては、信頼関係は生まれない。

② 相手が7、自分が3ぐらいの割合で、主に聴き手役に回る。

③ 話しが横道にそれたとしても話の腰を折らない。相手の話を止めて、
こちらの意見を押し付けたら、せっかく開いていた相手の心も閉ざしてしまう。

④  第3者の批判や悪口は、やんわりと受け流して、深入りをしない。

⑤ 最後に、話してくれることに感謝の気持ちを込めて礼を言い、
話し合えてお互いに良かったという印象を与えるように心がける。

ここで重要なことは個人情報の保護である。個人面接で知り得た秘密を上司に報告を
しなければならないことがあった場合には、本人の了承を取るべきである。
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