1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

作業方法の改善 その1

2018-01-31 13:08:31 | 日記
1.改善の必要性
毎日行っている習慣的な作業でも、保全作業のような非習慣的な作業でも、
それが最良の方法で行われているのか、常に問題意識を持って進めていくことが必要であり、大切である。

災害の原因を調べると、その8割以上に何らかの不安全行動を行っており、
なぜそのような不安全行動が行われていたかを考えてみてみると、
教育の実施や設備の改善とともに作業方法の改善点が浮かび上がってくる。

さらに、技術の進歩、合理化による組織の変化、作業者の高齢化など作業要員の変化、
作業状況の変化に応じて、作業方法を改善し、「より良く」・「より速く」・「より安全に」、
できるように作業方法を改善していくことは、職長の大切な業務であり、部下の能力を最大限に発揮させることができる。


作業方法を改善する目的

1:事故やケガを未然に防ぐ
職場で見つけた不安全行動は、すぐにその場で修正をすることが必要であるのだが、
「なぜそのような危険な行動をしているのだろうか」とその背景を深く考えると、
そのに作業方法の改善の必要性が見えてくる。

2:職場の人たちの「ヤル気」を引き出す
毎日の作業のなかで日頃から不具合を感じている点が改善されれば、
それまで習慣的にやってきた作業の中にも、もっとうまくやることができることはないかと
改めて作業を見直す気持ちが生まれて、それが職場の人たちのヤル気を引き出す原動力となる。

3:作業方法の改善は、作業能率や品質の向上に結びつく
作業がより安全に、よりやりやすくなれば、当然、能率も品質も向上してくる。
このような具体的な効果が得られれば、職場の内外からも認められていき、
ますます改善への意欲が増すことになるだろう。

このように目的と効果を得るためには
日頃から問題意識を持ち続けることが大切である。
「どうもうまくいかない」という問題意識なくしては、作業改善はあり得ない、と言える。
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環境改善の方法と環境条件の保持 まとめ

2018-01-31 10:06:31 | 日記
・まとめ
1:急性疾病対策
 一酸化炭素中毒、酸素欠乏症、熱中症、有機溶剤中毒症のような急性疾病対策は、作業をするときに注意が必要となり、
 死亡災害に直結するだけに職長にとって最も注意をしなければならない。

2:慢性疾病対策
 2 慢性疾病対策
   (1)作業疾病対策
     1.職場の作業環境のどこに問題があるか作業環境測定などにより正確に把握する。
     2.改善計画を安全衛生管理計画にのせる。
     3.現場での改善には、全員参画させる。
     4.改善計画の進捗を管理する。
     5.局所回帰装置等の設備の維持管理を確実に実施する。
   (2)作業管理
     1.作業方法等の改善により作業の負担を軽減する。
     2.保護具の管理、装着の徹底を図る。
   (3)健康管理
     1.特殊健康診断を確実に受信させる。
     2.健康診断結果を確実に把握し、実施後に措置の徹底を図る。
   3 産業疲労対策
   (1)作業環境改善
     1.職場の設備、作業のどこに疲労の原因となる問題があるか把握する。
     2.負担軽減の改善計画を安全衛生計画にのせる。
     3.現場での改善には、全員参画させる。
     4.改善計画の進捗を管理する。
   (2)作業管理
     1.作業姿勢、作業時間から疲労の原因となる問題点を把握する。
     2.負担軽減の改善計画を安全衛生計画にのせる。
     3.グループ内のコミュニケーションを図ることについて配慮する。
   4 生活習慣病対策
     1.健康診断を確実に受信させる。
     2.健康診断実施の有無を確実に把握し、実施後の措置の徹底を図る。
     3.部下が、どのような健康状態にあるか把握する。
     4.有所見者、投薬者、治療者等については、継続治療等を実施しているか把握する。
     5.心身両方の保険指導等を推進する。
   5 整理・整頓
     職場の整理・整頓に心がける
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環境改善の方法と環境条件の保持 その26

2018-01-30 13:04:23 | 日記
5. 健康の保持推進
(6)整理・整頓の進め方
整理・整頓は、安全衛生の基本である。
整理・整頓の徹底のしていない事業場は、安全衛生の麺でも徹底をしていないといっても言い過ぎではないと言える。
整理と整頓にはそれぞれ異なった意味がある。


 (1)整理・整頓の考え方
・整理とは、必要な物と不要な物を区別をして、不要な物を処分することである。
・整頓とは、必要な物の置き場所、置き方、並べ方を決めて、使いやすく、わかりやすく整えておくことである。




 (2)整理・整頓の進め方
整理・整頓・清掃・清潔の4つの頭のSを取って、これらの活動を4S活動(運動)といっている。
また、これに「しつけ」を加えた5S活動と称している事業場もある。
いずれにしても、これらの活動は整理・整頓を身につける活動であり、職長のリーダーシップと厳しさがないとやれない。

 みんなの協力で職場の整理・整頓を進める
ア 必要の物と不要な物の判断基準を示す。
イ 受持区域に責任を持つ。
ウ 整頓の仕方を決める。
エ 担当する工具、器具には責任を持つ。
オ 掃除当番は責任を持って掃除をする。

このように「基準」を明確にして、場所または物に対して「責任者」をハッキリ決めることがポイントであり、
「定期的」に“どのようにやっているか”をチェックして、必要と感じれば改善をすることを忘れてはならない。
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環境改善の方法と環境条件の保持 その25

2018-01-30 10:01:58 | 日記

5. 健康の保持推進
(5)メンタルヘルス
最近の経済情勢を反映し、就業環境、就労条件、労働内容が大きく変容をしてきれおり、人員の削減や企業の再編に伴う業務の負荷等によって、
職場におけるストレス要因が増加をし、「心」の健康を損なう労働者が増加してきている。
また、厚生労働省の「労働者健康状況調査」では、仕事や職業生活で「強い不安、悩み、ストレスがある」労働者が約6割となっている




このような状況から「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針の策定について」(平成18年3月31日基発第0331001号)が
更生労働省から公表された。
この指針を基にして、事業者は職場におけるさまざまなストレスによって発病する神経病、心身病、うつ病等に対して積極的、計画的、継続的に
取り組むことが求められるようになってきている。



「心のケア」については、可能な限り、早期の対応が望ましい。
そのために「気づきを援助する」ことの意識づけやその対処手法をあらかじめ確立しておくことが重要になってくる。

職長は日々作業者に接して、作業者の心身の健康状態やその変化を知ることができ、
直接作業の指示や命令を行うことから現場の監督者として「ラインによるケア」を行う立場にある。

メンタルヘルスの予防対策としては、職場でお互いに本音で話ができる等、コミュニケーションが十分にできる「明るい職場づくり」が望まれ、
職長はそのために工夫等を行う必要がある。なお、職長が「ラインによるケア」を行う場合には、
個人のプライバシーを十分に配慮をするとともに、「本人の気づきを援助する」レベルにとどめて、
自分の手に負えないと思った場合には、直ちに上司や産業医等に任せることが重要になってくる。


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環境改善の方法と環境条件の保持 その24

2018-01-29 13:05:34 | 日記
5. 健康の保持推進
(3)職長による日常の健康管理
一人ひとりの健康状態はそれぞれ個別であり、日々、刻々と変化をしている。
そして、それが不安全行動や事故・災害につながることがある。
これを防ぐには、主として始業時のミーティングの時に、作業者自らに健康状況を自己判断によるチェックをさせて申告させたり、
部下の作業者一人ひとりの健康状態をよく観察したり、問いかけしたりして把握をし、適切な指導および適切な措置(健康KY)を行うことが大切である。

また、朝、作業者同士の「あいさつ」、「話しかけ」時の表情は、
その人の心の健康状態が投影されていることが多いので、朝礼は、健康管理上重要なポイントである。


(4)健康チェックは自分で点検を(ヘルスチェック)
健康は、自分自身で守ることが原則である。作業者は、自分自身の健康状態に「毎日のヘルスチェックリスト」等により。
日頃から注意を払うことが重要となってくる。



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