1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

第2章 監督・指示の方法 その5

2017-12-06 13:02:46 | 日記
職長の職務は、「人」や「物」および「作業」を適切に管理をすることで、作業者の安全衛生を確保をしながら、決められた期限内に、
決められた品質のものを、決められてたコスト(費用)で生産を行うことである。
そのためには、自分に与えられている権限と資源を最大限に有効活用することが必要となってくる。

そのためには、現場を監督する者としての能力を身につけなければいけないでしょう。
これが「監督力」と呼び、次のようなものがある。

それでは、日常の監督業務の中では、「監督力」をどのようにすれば発揮をするかを考えてみる。


4 良い人間関係の形成

職長は、作業者の協力を得ることで、はじめて職場の目標を達成することが可能である。そのためには、
職場の一人ひとりと良い人間関係を築き上げることが必要であり、一人ひとりの人間性を認めることが必要であると言える。
具体的な詳細は、次のとおりである。

1. 十人十色(注1)というように、職場の一人ひとりがみんな違うということを認める。
2. 個人ごとの特性を知ることが必要であるが、その特性を批判をしたり評価をしたりしないで、
  一人の人間として敬意を払い、平等に扱うように心がける。
3. 意見や考え方の対立などがあった場合には、どこに対立点があるのかを明らかにした上で協力できる解決策を見つけ出せるよう努力をする。
4. 良い人間関係をつくるためには「聴くこと」に努める。
5. 対話や話し合いをグループをつくる時の基本にし、コミュニケ―ション技法の習得に努める。
6. 褒め方や叱り方の原則を理解して指導をする。


上の詳細のうち、褒め方。叱り方の原則は、人間関係に大きく影響を与える。
職場では「褒める」が7割、「叱る」のが3割の比率がよい。

まず、褒めるときの原則を上げる
1. 目標を努力して達成したときのような、具体的な内容で褒める。
2. 良いときはすぐに褒める。以心伝心を過信をしない。
3. 真心を持って褒める。相手のご機嫌を取るような態度は決していけない。
4. 褒めるときはみんなの前で。
5. 言葉ばかりではなく、10回に1回ぐらいは褒章を与えることを考える。


次に、叱るときの原則を上げる
1. 叱るときは1対1で。
2. 「叱る」と「怒る」は似ているようだか、まったく異なる言葉であるとこを理解する。
  「叱る」はあいての成長のために行い、「怒る」は自分の腹の虫を治めるために行う事である。
3. 叱らなければならないときには、真剣に相手に誠意を持って行う。
4. 指導育成を目標にし、相手を失望させないように言葉を選ぶ。
5. 冷静に、場所を選んでから叱る。


「褒める」も「叱る」も相手の成長を願ってすることである。そのことを忘れないように誠意を持って行えば、
相手も理解をしてくれると思って自信を持って行ってほしい。
―――――――――――――――――――――――――――
1日(一日)講習で職長教育・安全衛生責任者教育(再講習)
全国出張講習!修了証は即日発行致します!
ホームページはこちら http://www.t-try.jp/rst/
―――――――――――――――――――――――――――

第2章 監督・指示の方法 その4 (part3)

2017-12-06 10:02:12 | 日記
職長の職務は、「人」や「物」および「作業」を適切に管理をすることで、作業者の安全衛生を確保をしながら、決められた期限内に、
決められた品質のものを、決められてたコスト(費用)で生産を行うことである。
そのためには、自分に与えられている権限と資源を最大限に有効活用することが必要となってくる。

そのためには、現場を監督する者としての能力を身につけなければいけないでしょう。
これが「監督力」と呼び、次のようなものがある。

それでは、日常の監督業務の中では、「監督力」をどのようにすれば発揮をするかを考えてみる。


5 相手がどのように支持を理解をしたかを確認をする。


指示を徹底しなかった理由の一つに理解の不十分がある。指示を与えながら相手の表情を見ながら理解の程度を読み取っていき、
不十分ではないかと感じたら質問をしたり復唱をさせることで確かめることが必要である。
このように原則を踏まえて指示を出すことで、徹底を期待することができる。


それでも問題が発生した場合には、次のような問題がなかったかを確認する。


1.相手の能力の問題
ア やり方を知らない。
イ 技能的にできない。
ウ 十分な時間がない。
エ 相手の力ではどうにもならない問題がある。


2.態度、価値観の問題
ア つまらない、おもしろくないのでヤル気がない。
イ 自分の方が正しいと思っている。
ウ それがそんなに悪いこととは思っていない。
エ 自分では指示どおりにやっている、と思っている。


3.管理のまずさ
ア 自分だけが無理な仕事をやらされていると思っている。
イ 人間関係がうまくいっていない。(一緒にやりたくないや組織に反発しているなど)。


4.個人的な問題
ア 心配事がある。
イ 非常に疲れている、健康上の問題がある。


これらの問題は日頃から良く観察し、なぜそうなっているかの原因をよく確かめてから対応を考えることが大切なことである。
良い人間関係を作り上げることは、職長の責任でもあり、能力が発揮をされる場でもある。
部下が「この職長のために」と進んで困難な仕事を引き受けてくれるようになっていくと、
その職長は高く評価をされていき、職場の雰囲気は明るくなっていく。
―――――――――――――――――――――――――――
1日(一日)講習で職長教育・安全衛生責任者教育(再講習)
全国出張講習!修了証は即日発行致します!
ホームページはこちら http://www.t-try.jp/rst/
―――――――――――――――――――――――――――